マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

Dynamics CRM」のインストールと構成について説明します。

構成

ユーザ

アクセスモード

  • 管理
    • 管理専用
    • CAL不要
    • 基本3モジュールにアクセス出来ない。
  • 読取り/書込み
    • 一般的なユーザ
  • 読取り
    • Basic、デバイスBasicのユーザのみ使用可能。

IEのセキュリティ・ゾーン

ケルベロス認証が通るように

通常は、

  • ローカルイントラネット
  • 信頼済みサイト

にIEのセキュリティ・ゾーンを設定する。

CRM Webサイト

  • セットアップ・プログラムでIISにWebサイトをセットアップする。
  • 既存のWebサイトの使用も可能(HTTPSを使用する場合は、こちらの事前作成が必要)。
  • ADFSと同居の場合、
    ADFSが優先使用する「既定の Web サイト」をCRMで使用しないこと。

ポート番号

セットアップ中に「新しいWebサイトの作成」オプションを選択した場合、

  • WebサイトのTCPポート番号を指定できる。
  • それ以外の場合は5555ポートが使用される。

ホストヘッダー

ホストヘッダーが構成されていない限り、
ユーザはCRMに接続するポート番号を知る必要がある。

サポートされるサーバ ・トポロジ

単一サーバー展開

以下を同居する構成。

障害回復の観点からは推奨されない。

なお、Active Directory、ドメイン サービス (AD DS)
ドメインコントローラ同居の単一サーバー展開はサポートされない。

複数サーバー展開

パフォーマンスとスケーラビリティを向上。

詳しくは役割グループを参照。

CRMの高可用性オプション

インストール

必要な権限

ドメイン管理者である必要はないが、
以下の権限を持っている必要がある。

  • セキュリティ・グループ
    • セキュリティ・グループ作成の権限
    • 事前に作成されたセキュリティ・グループを使用する権限
  • SQL Serverの管理者特権
  • インストール先コンピュータのローカル管理者

ローカルコンピューターのAdministratorsグループの
メンバとなっているユーザとしてドメインにログオンしてインストール。

リソース

フォルダ

  • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM
    Microsoft Dynamics CRM Serverのプログラムファイル
  • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM\LangPacks?
    言語パックのインストールの場所。
  • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM\LangPacks?\<言語ID>\Reports\MSCRM
    各デフォルト・レポートの.rdlファイル
  • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM SRS Data Connector
    Microsoft Dynamics CRM 4.0 Connector for SQL Server Reporting Services
  • SystemDrive?:\Inetpub\wwwroot
    • \MSCRMServices
      Microsoft Dynamics CRM Web services
    • \CRMReports
      Microsoft Dynamics CRM report services
  • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Data\
    • SQL Server
    • Dynamics CRM
      • configuration database
      • organization databases.
  • その他
    • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM\Trace
      トレースが有効な場合、トレース ログのファイルの出力場所。
    • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM\Customization Import
      データのインポート処理に使用される場所
    • SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM\Unzip
      ソリューションのパッケージ解凍に使用される場所

セキュリティ・グループ

次のセキュリティ・グループが同一ドメイン上に必要
(インストール時に指定した組織単位(OU)に作成される)

  • PrivUserGroup?
    • 特殊な管理特権
    • CRMAppPoolIDが含まれる。
    • CRM E-Mail Routerを含める。
  • SQLAccessGroup?
    • SQL Server上のDynamics CRMデータベースの
      db_ownerデータベース ロールに関連付けられている。
  • CRMAppPoolIDが含まれる。
  • PrivReportingGroup?
    • レポート機能へのアクセス許可。
  • ReportingGroup?
    • レポートへの参照アクセス許可。
    • すべてのDynamics CRMユーザが含まれる。
  • 参考

コンポーネント

Webコンポーネント

  • Application Pool
    • CRMAppPool?
    • CRMDeploymentServiceAppPool?
  • Virtual Roots:Microsoft Dynamics CRM
    • Application:
    • XRMDeployment
    • ヘルプ

SQL Serverコンポーネント

  • データベース
    • MSCRM_CONFIG
      構成データベース
    • OrganizationName_MSCRM
      組織データベース
  • SQL Serverジョブ
    • MSCRM_CONFIG.SiteWideCleanup?
      セットアッププログラムによって作成されるジョブ
  • ログイン
    • SQLAccessGroup?(前述)
    • PrivReportingGroup?(前述)
    • ReportingGroup?(前述)
    • MSCRMSqlLogin?
      ダッシュボードやグラフを使用する場合や、高度な検索を使用してクエリを実行する場合に、タイム ゾーンを変換するために使用されます。

サービス

Dynamics CRM

  • 非同期処理サービス
    • ワークフロー
    • 電子メール広告
  • 非同期処理サービス(メンテナンス)
    • 認証用暗号化キー生成
    • データベースのクリーンナップ
  • 監視サービス
    CRMのすべてのサーバ役割を監視
  • VSSライター サービス
    VSSベースのバックアップ処理を行うサービス
  • 解凍サービス
    インポート・ファイルの圧縮解除
  • サンド・ボックス処理サービス
    カスタムコードを実行できるサンドボックス

その他コンポーネント

  • Microsoft SQL Reporting Service Report Viewer コントロール
  • Microsoft SQL Server Native Client
  • SQL システムの CLR 型
  • SQL Server 管理オブジェクト
  • Microsoft アプリケーション エラー報告ツール
  • Microsoft Visual C++ ランタイム ライブラリ
  • Windows Identity Foundation (WIF) Framework
  • Windows Server Web サーバーの役割
  • Windows Search
  • Microsoft .NET Framework 4 (次のコンポーネントが含まれます)
    • Microsoft .NET Framework 4.5.2 (Microsoft Dynamics CRM Server で要求される)
    • Windows Workflow Foundation (Microsoft Dynamics CRM Server に必要)
    • Windows Presentation Foundation
    • Windows Communication Foundation (WCF) (Microsoft Dynamics CRM Server に必要)
  • Microsoft Chart Controls for Microsoft .NET Framework
  • Windows PowerShell
  • Microsoft URL Rewrite Module for IIS
  • ファイル サーバー リソース マネージャー

インストール手順

SetupServer?.exeを起動

はじめ

  • プロダクトキー入力
  • 使用許諾条件(同意)
  • 必須コンポーネントのインストール
  • インストールの場所の設定

サーバーの役割の指定

サーバーの役割の指定のページで、

  • 既定ではフルサーバが選択され、全てのサーバー役割がインストールされる。
  • 複数のサーバーに役割を分ける場合、
    • 1つのドメイン内に全ての機能をインストールする必要がある。
    • 組織データベースは作成されないので
      展開マネージャを使用して新しい組織を作成する。

展開オプション

展開オプションの指定ページで

  • 既存の展開がセットアップによって検出された場合、
    • [この展開で使用するSQL Serverを実行しているコンピュータの名前を入力または選択します]ボックスに、
      MSCRM_CONFIG構成データベースを格納する既存のSQL Serverを実行しているコンピュータの名前を入力する。
  • [新しい展開の作成]を選択した場合、
    • データベースが新規に作成される。
      • MSCRM_CONFIG(構成データベース)
      • OrganizationName_MSCRM(組織データベース)
    • この際、MSCRM_CONFIGが検出されるとエラーになる。
      SQLServerインスタンスごとに1つの展開がサポートされる。
  • [既存の展開に接続し、必要に応じてアップグレードする]を選択した場合、
    • MSCRM_CONFIG(構成データベース)が既に存在している必要がある。

組織単位の選択

Active Directory、ドメイン サービス (AD DS)組織単位(OU)を選択する。

ここに、DynamicsCRMのセキュリティ・グループをインストールする。

サービスの実行アカウントの指定

DynamicsCRMのサービス実行アカウントを指定する。

  • なるべく、ビルトイン システム アカウントは使用せず、
    最小限の権限のドメイン アカウントを使用する。
    • Domain Userグループのメンバである必要がある。
    • 以下のサービスはPerformanceLogUser?セキュリティ・グループのメンバである必要がある。
      • アプリケーション・サービス
      • 非同期処理サービス
  • CRMのサービスの実行アカウントとして使用したアカウントは、
    CRMのユーザとしては追加できない。
  • 参考

Webサイトの選択

  • [Webサイトの選択]ページで
  • [新しいWebサイトの作成]
    • ポート番号を指定可能。既定は5555。

CRM E-mail Routerの設定の指定

[E-mail Routerの設定の指定]ページの[電子メール ルーター サーバー名]ボックスに

  • CRM E-mail Routerをインストールするコンピュータの名前を入力。
  • インストールしない場合、後で構成する場合、空欄のままとする。

組織の設定

[組織の設定の指定]ページ

  • [表示名](完了後変更不可)
  • [一意なデータベース名](完了後変更不可)
    • 表示名が使用される。
    • データベース名はURLにも使用される。
    • 従って、短めに設定したほうが良い。
    • 以下は適用される制限事項
      • スペース拡張文字は使用できない。
      • 名前は展開において一意である必要がある。
      • 名前の最大長は30文字(英数字とハイフン)。
  • [ISO通貨コード](完了後変更不可・・・基本通貨の名・記号は変更可能)
  • [SQL照合順序](完了後変更不可)
    • 文字の並べ替え
    • 文字の比較

Reporting Servicesサーバーを指定

[Reporting Servicesサーバーを指定]ページで

  • レポート・マネージャのURLではなく、
  • レポート・サーバーのURLを入力する。

その他

  • カスタマー・エクスペリエンスの向上への協力
  • Microsoft Update基本設定の選択
  • システムのチェック
  • サービス中断の警告
  • 準備の完了→インストール→完了

トラブルシューティング

ログファイル

セットアップを実行したユーザのアカウントの%APPDATA%

  • %APPDATA%\Microsoft\MSCRM\Logs

接続できない。

  • ポート指定が必要(5555)
  • Windowsファイアウォール

組織単位(OU)が見つからない

  • ドメイン・コントローラ(DC)との通信(通常、名前解決)の問題が原因。
  • Active Directory ユーザーとコンピュータ (Dsa.msc)からDCに接続可能で、OUが参照可能であるかを確認する。

SQLServerに接続できない。

  • Windowsファイアウォール(1433)

コマンドラインでインストール

XML構成ファイルをコマンドライン・パラメタでセットアッププログラムに渡す。

コンフィグ

インストール後のタスク

CRMレポート拡張機能のインストール

最後の段階でDynamics CRMレポート拡張機能のインストールがされなかった場合。

CRMの展開マネージャを使用した管理

Onlineの展開

電子メールの同期の構成

言語パックのインストール

サンプルデータ

サンプルデータは営業のデモンストレーションとトレーニング用のレコードを提供する。

インストール手順

  • Dynamics CRM Webアプリケーションで、
  • [設定]に移動する。
  • [データ管理]に移動する。
  • [サンプルデータ]をクリックする。
  • [サンプルデータ]ウィンドウで[サンプルデータのインストール]をクリックする。

削除手順

  • Dynamics CRM Webアプリケーションで、
  • [設定]に移動する。
  • [データ管理]に移動する。
  • [サンプルデータ]をクリックする。
  • [サンプルデータ]ウィンドウで[サンプルデータの削除]をクリックする。

参考


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Last-modified: 2017-02-27 (月) 22:52:46 (996d)