マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

MS-DTCは、

  • 1996年に初めて登場したMicrosoft Transaction Server(MTS)
  • MTSの後継であるWindows DNAの中核コンポーネントのCOM+
  • COM+の後継であるEnterprise Services(.NETに対応)
  • SQL Serverで言うリンク サーバ(Oracleで言うDBリンク)。

から利用することで、2相コミットを実現する、

  • トランザクション マネージャ(TM)
  • リソース マネージャ(RM)

である。

ユースケース

Windows DNA

1997年に提唱されたアーキテクチャで、

  • COM+をベースにした分散オブジェクト環境と
  • HTMLをベースにしたWWW環境の

統合を図ることを目的としている。

Windows 2000で実現された。

COM+

下記のマイクロソフト独自技術とTPモニタ・リソース マネージャ機能などなどを兼ね備えたAPサーバ コンポーネント。

  • COM(Component Object Model):
    ソフトウェアの再利用を目的としたモジュールのコンポーネント化の技術
  • DCOM(Distributed Component Object Model):
    ネットワーク上に分散するコンポーネント間通信の技術。

Enterprise Services

  • COM+の機能を.NET開発でも利用可能にしたCOM+の後継であるAPサーバ コンポーネント。
  • アンマネージコードでの仕様であるCOMDCOM.etcに関連する技術のいくつかは、.NETの技術にリプレースされている。
    • 例えば、COMのGUIDを使用したバージョニングは、アセンブリのAssemblyVersion?属性に置き換えられている。
    • また、DCOMのRPCは、.NETリモーティングに置き換えられている。

SQL Server リンクサーバ機能

こちらを参照。

参考


Tags: :インフラストラクチャ, :Windows, :データアクセス, :SQL Server


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-01-30 (火) 13:31:40 (2271d)