目次 †
概要 †
SSO認証基盤の選定や実装について纏めています。
セキュリティ設計の観点で、(情SECG)にもチェックを依頼ください。
方式 †
どのようなSSO認証方式が良いかは、細かい要件によるが、
一般的なSSO認証基盤としては、大きく以下の3パターンが考えられ、
フレームワークに実装するとすると、以下の「実装ルール型」の方式になる。
種類 †
- クッキー認証チケット型
- 統合認証基盤型
SiteMinder?、IceWall?などの実績のある統合認証基盤
- 実装ルール型
各アプリケーションに認証クッキーを認証する機能を実装する。
選定 †
- 統合認証基盤型の認証基盤
- 認証をISAPIレイヤで処理するので、基盤構築作業として対応でき、
Webアプリケーション側に特別な作り込みは必要ないため、大きなメリットになる。
- 統合認証基盤型の認証基盤の詳しい方式は、
「暗号化を使用する、よりセキュアな認証基盤の設計と実装」を参照下さい。
- 実装ルール型の認証基盤
- Webアプリケーションに実装ルールを設け、
個別にクッキー認証チケットを認証する。
- フレームワークに実装するとすると、こちらの方式になるが、
Java、.NETなど言語が混在になると、個別の部品を整備する必要があり面倒になる。
余談 †
ASP.NETのForms認証では、
- クッキー認証チケットをクロスサイトで使用できる。
- ただし、クロスドメインでの引継は不可能。
クロスドメイン間のサイトで、テンポラリの認証情報をQueryString?等で引き継いで、
連携先サイトで、別途Forms認証のクッキー認証チケットを発行すると言う方式の実績もありますが、
要件に合わないようなら、個別に「クッキー認証チケット型」の認証基盤の導入を検討した方が良さそうです。
参考 †
- 生産技術センタ / 開発構造改革センタ > ノウハウ > 生産技術ガイド