マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

説明の範囲

説明の範囲

NetBIOSを使用するネットワーク サーバ機能

ブラウジング機能

ファイル・プリンタ共有サービス

名前解決

これを名前解決と言う。

解決先のアドレス

次に、「NetBIOS名の名前解決」、「ホスト名・FQDN名の名前解決」について説明する。

ホスト名・FQDN名の名前解決

NetBIOS名の名前解決

Windows OSにおける名前解決方法

Windows OSにおける名前解決方法について説明する。

などの方法がある。

#   名前
方法
NetBIOS名ホスト名・FQDN名
1ブロードキャストNetBIOS名のブロードキャスト
2キャッシュNetBIOS名前キャッシュDNSリゾルバ キャッシュ
3ファイルローカルのlmhostsファイルローカルのhostsファイル
4サービスWINSサービスDNSサービス

NetBIOS名の名前解決の詳細

ホスト名・FQDN名の名前解決

名前解決方法の調査

名前解決を調査する際は、初めにローカル設定を確認する必要がある。

ローカル設定の調査には、「ipconfig -all」コマンドを使用できる。

優先順位

名前解決は、基本的には次のような順番で解決が行われる(ただしWindows OSのバージョンによって細部は異なる)。

名前解決のシーケンス

順番名前解決の方法解決できる名前の種類
1NetBIOS名前キャッシュを参照NetBIOS名
2NetBIOS名のノード タイプ 別の名前解決方法を選択NetBIOS名
3lmhostsファイルを参照NetBIOS名
4hostsファイルを参照ホスト名、FQDN名
5DNSリゾルバ キャッシュを参照FQDN名
6DNSサーバを参照FQDN名

hosts・lmhostsファイルの違い

hosts・lmhostsファイルの違いの詳細は、以下のURLを参考にすると良い。

NetBIOSノード タイプ別の名前解決法

#ノードノード タイプ名前解決の方法
1B ノードbroadcastブロードキャストを利用
2P ノードpoint - to - pointWINSサーバを利用
3M ノードmixedブロードキャストを利用するが、ブロードキャストでの解決が失敗するとWINSサーバを利用する。
4H ノードhybridWINSサーバを利用するが、WINSサーバでの解決が失敗するとブロードキャストを利用する。

WINSサーバによる名前解決

WINSサーバによる名前解決の仕組み

WINSサーバによる名前解決の仕組みについて以下説明する。

環境構築時の注意事項

WINSサーバのネットワーク配置

WINSサーバ・WINSプロキシのネットワークの図
WINSレプリケーションのネットワークの図

この場合、ネットワークAのWINSサーバ上でネットワークBのノードの名前解決が可能になる。

WindowsでのWINSクライアントの設定

WindowsでWINSクライアントを構成する手順を以下に示す。

  1. [スタート] ⇒ [設定] ⇒ [ネットワーク接続] ⇒ [ローカルエリア接続]を右クリックし[プロパティ]を選択する。
  2. 表示されるダイアログの[全般]タブで「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、[プロパティ]ボタンを押す。
  3. これにより[インターネット プロトコル(TCP/IP)のプロパティ]ダイアログが表示される。
    さらに、[全般]タブの[詳細設定]ボタンを押すと[TCP/IP 詳細設定]ダイアログが表示される。
  4. この[TCP/IP 詳細設定]ダイアログの[WINS]タブで、[アドレス]リスト ボックスに WINS サーバのIPアドレスを設定する。

また、これ以外に、

を設定できる。

WINSサーバの診断ツール(NBLookupコマンド)

「NBLookup.exe」というコマンド ライン診断ツールを使用して、
クライアントからWINSサーバにNetBIOSの名前解決クエリを送信できる。

DNSサーバによる名前解決

Windowsネットワークの機能にWindows OSの「名前解決の機能」を含めているので、DNSサーバについても解説する。

参考


Tags: :通信技術, :Windows


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