マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

基本思想

FIDOの基本思想は、

仕組み

採用、普及の状況

特性

利点

セキュリティ向上

コスト削減

標準規格のため、認証器はサービスに共通的に使える。

プライバシー保護

操作性

課題

機能

認証器の信頼性

用語

OAuth2と同じで、Relying Party(RP)という用語が使用されている。

変遷

FIDO 1.0

2014年12月に仕様が公開された。

UAF

パスワードレス認証の仕様

U2F

パスワードに加えた2要素認証向けの仕様

2要素認証(USB、Bluetooth、NFC経由)

FIDO 2.0

2015年11月19日、WWW技術の標準化団体であるW3Cに FIDO 2.0 のWeb API仕様を提案

Webプラットフォーム API仕様

デバイス間連携仕様

デバイス組込みではない認証器に対応するための通信プロトコルの規定。

詳細

処理シーケンス

登録

認証器で鍵を生成・登録するAPIを使用して処理を行う。

認証

登録済みの鍵を使って認証用の署名を生成するAPIを使用して処理を行う。

  1. サービス要求(Client ---> Server)
  2. 認証要求(Client <--- Server)
  3. FIDO認証要求(クライアント ---> 認証器
  4. クレデンシャルの検索
    「この機器(認証器)を用いて認証しますか?」
    • ユーザーによる明示的な操作(ジェスチャー)
    • 既存のクレデンシャルを利用することを承認(確認)
  5. 認証器による認証
    • デバイス側の認証器で認証を完了させ、
    • 認証結果を端末側が持つ秘密鍵を使って署名する。
  6. アサーション応答 (署名つきチャレンジ + その他データ)
    • 署名されたアサーションを公開鍵暗号方式でサーバーに伝達、
    • サーバーでは、このアサーションの署名を検証することで、ログインできる。

FIDOサーバー

FIDOクライアント

ブラウザやOSなどの各種、ユーザーエージェント (User agent)を指す。

認証器

Authenticatorとも言う。

ブラウザ

FIDO 2.0のWeb API仕様に対応したブラウザは、

などのFIDO準拠のデバイスやソフトウエアによるユーザー認証の結果を、
標準化されたAPIで受け取ってWebサービスに通知することができる。

FIDO準拠のデバイスやソフトウエア

Windows Hello

ライブラリ

参考

ASP.NET

FIDO Alliance

生体認証などを利用したより強力なオンライン認証技術の標準化を目指す
非営利の標準化団体(2012年7月に設立、2013年2月に正式発足)

FIDO Alliance MetaData? Service

脆弱性の発覚などで信用性が低下したデバイスに関する情報。

ES256のJWTであるもよう。


Tags: :認証基盤


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