「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
.NETでアプリケーションを(受託)開発する場合の
異種環境への移行時のテスト
(OSと.NETバージョンの掛け合わせパターン)
というのはどこまでやるか?
回答 †
前提 †
.NETでアプリケーションを(受託)開発する場合は、
- 慣例的に、.NETバージョンはサポート範囲を明確にする(絞る)と思います。
- そして、.NETバージョンに対応するOS毎のテストは、契約次第の所があると思います。
事例 †
過去に、.NETバージョン違い、OS違いなどで以下の様な差異の事例がありました。
.NETバージョン違い †
バージョンの移行パスによっては、
- .NET4.5の Windows Aero (エアロ) では、
FixedSingle?のWindow枠が太く表示される。
- .NET4以前の Windows Aero (エアロ) では、
FixedSingle?のWindow枠が細く表示される。
などのケースがありました。
OS違い †
OSバージョンの移行パスによっては、
するケースがありました。
その他 †
IMEバージョンによって入力変換状態からマウスで
特定コントロール間を移動すると、移動元のコントロールで入力が確定される。
(期待する動作は、入力変換状態のテキストもコントロール間を移動する)
分析 †
- 内部での計算処理に関する動作の変更は大きな誤作動の原因になるので
.NETバージョンを固定していれば変更は(ほぼ)無いと考えて良いかと考えますが、
前述の事例の様に、UI周りはそうでもない(変更がある可能性がある)ので、
その辺り(UI周り)のテストがクロス・プラットフォームで必要になることが多いように思います。
- このため、ほぼストレート・コンバージョン & 疎通確認程度でリリースしています。
- 「基盤は開発するユーザ・プログラムによりテストされるため、リスクが少ないため」という所に拠っています。
- 従って、ミッション クリティカルなシステム(基盤でなくウワモノ)を移行する場合、
上モノのユーザ・プログラムを環境移行+ストレート・コンバージョン(OSや.NETバージョンを跨ぐ)
した場合、厳密にはテストが必要になります(テスト計画については、顧客と相談が必要かと思います)。
参考情報 †
Tags: :移行, :テスト