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目次 †
概要 †
- 必要なストレージの種類 (SSD or HDD) とディスクのサイズを指定できる。
unManage Disk (非管理ディスク) †
GPv1・GPv2 †
- GPv1
ストレージ層を選択する機能がなく、すべてがホット・ストレージ層扱いになる。
- GPv2
GPv1のBlobにホット/クール/アーカイブのアクセス層とストレージ・イベントなどを追加
- 差異
- パフォーマンス:差異なし。
- 耐障害性:差異なし。
- 課金体系:差異あり。
Standardディスクを使用する場合は費用の差異がある。
Standard HDD/Premium SSD †
- Standard HDD:コスト最小化
- Premium SSD:高パフォーマンスなSSDベースのストレージ
Managed Disk (管理用ディスク) †
Blobファイルのページ Blobが適切に隠蔽・自動管理される。
(ストレージ・アカウントをAzureが管理し、ユーザが意識する事が無い)
- ストレージアカウントのIOPS上限などを意識する必要はなくなる。
- バックアップやスナップショット、イメージなど様々な機能があり、UIからの操作性に優れる。
- LRSではなく、可用性セットを組み合わせて使用することで、
可用性セットの VM のディスクが、単一障害点にならないように相互に十分に分離される。
Standard HDD †
- バックアップなど、費用対効果に優れたHDDベース
- シングルVMだと、95%のSLA
- 例外的に、地理冗長(GRS/RA-GRS)を使用可能。
Standard SSD †
- Webサーバ、開発など、費用対効果に優れたSSDベース
- シングルVMでも、99.5%のSLA
Premium SSD †
- スループットを高める、運用環境向けのSSDベース
- シングルVMでも、99.99%のSLA
- 仮想マシンのシステム・ドライブはコチラを既定で考える。
- 特に500IOPSよりも高いIOPSが必要なシステム
- 64GB以下のサイズだとStandard HDDよりもパフォーマンスが悪くなる場合がある。
- 可用性セットを組まなくてもSLAの対象となる。
Ultra ディスク †
I/O 集約型ワークロード向けのSSDベース
課金 †
unManage Disk (非管理ディスク) †
- Standardディスクを使用する場合は、
GPv1・GPv2で、費用の差異がある。
- GPv1は、容量確保型、確保容量で課金される。
- GPv2は、
・使った(書き込んで専有した)容量だけ課金される。
・その代わりに、トランザクション(I/O)の課金がある。
・また、GRS/RA-GRSのみデータ転送に対する課金がある。
- Premiumディスクは、容量確保型、確保容量で課金される。
- VM作成時に、管理ディスクを使用 [いいえ] を選択する。
- IDは、URLで、「https://・・・.windows.net/・・・」などとなる。
Managed Disk (管理用ディスク) †
- Azure Storage上でAzure Disk Storage
- 容量確保型、確保容量で課金される。
- VM作成時に、管理ディスクを使用 [はい] を選択する。
- IDは、リソースIDで、「/subscriptions/・・・」となる。
VMの管理用ディスクを切り替える。 †
VMで使用している管理用ディスクを非管理ディスクに切り替える。
概要 †
VMからデタッチした管理用ディスク(インストール・ディスク)をVHD化、
VHDを非管理ディスク(Azureのディスク ストレージ)に保存して、VMへアタッチ。
- 管理ディスクからVHDを取り出す
- 下を参考に、管理用ディスクをエクスポート。
- URLが表示されるので、仮想マシンと同じリソース・グループに、
新規にストレージ・アカウント & コンテナを作成して、VHDをコピー。
# azcopy とか
# Start-AzureStorageBlobCopy とか
# az storage blob copy とか
- VMを削除して、VHDから作成
- 作成したVMに問題なかったら、もとの管理用ディスクを削除
スクリプト †
概要 †
管理ディスクの実容量を確認する †
BLOB の SASトークン URL
を使用して管理ディスクの実容量を確認する。
ps1ファイル †
使用方法 †
- Azureポータルで、管理ディスクをエクスポートして BLOB Urlを得る。
Azureポータル >>「ディスク」>>「ディスク名」>> [エクスポート] >> [URLの生成]
補足説明 †
- 管理ディスクからエクスポートされたUrlは、変換されたPage BLOBのUrlになる。
- 最後に、Azureポータルの [x エクスポートのキャンセル] を
クリックして、SASトークン URLを取り消す(無駄な共有はしない)。
- 従って、非管理ディスクに変換した場合の見積もりは以下で行う。
- Page BLOBをActualGBの容量使用する見積もりを行う。
- トランザクション課金の見積もりを行う(¥0.04032 / 10,000 トランザクション(2018/02/08))。
- 既存のVHDファイルを使ったVM作成は、Azureポータルではできないので、スクリプトが必要。
- スクリプトでは、管理ディスクのUrlを使用して、Azure Storageに VHDファイルとしてコピーする。
ps1ファイル †
使用方法 †
以下のように実行する。
を確認する。
- サブスクリプション
- 名前を確認、
Get-AzureRmSubscription
補足説明 †
- 非同期操作はポータル表示との整合性が取れず、
「VM → 管理ディスクの関連付け」が削除されていないように見えることがある。
- この場合、管理ディスクの「所有者 VM」欄を確認し
「管理ディスク → VMの関連付け」を確認すると良い。
- このように、IaaCは、
ポータルでサポートされてない操作を実装するケースが多そうだが、
そもそもサポートされない操作には非同期である操作が多く、
実装上の問題( ≒ ポータル表示との整合性の問題)があるもよう。
参考 †
microsoft.com †
Microsoft Azure †
Microsoft Docs †
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