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目次

概要

データ型

フィールドのデータ型に対する

  • 形式
  • メタデータ
  • UIコントロール

などについて説明。

/CRM型SQL型説明容量
1整数int・ -2,147,483,648 ~ 2,147,483,648 の整数、別の最小値および最大値を設定可能

〈形式〉
・ なし:数値
・ 期間:分数、時数、日数を示すドロップダウン リスト ボックス
・ タイム ゾーン:タイム ゾーンのドロップダウン リスト ボックス
・ 言語:組織内使用可能な言語のドロップダウン リスト ボックス

〈メタデータ〉
・ 最小値:最小の値
・ 最大値:最大の値
※ IME設定可能(自動、アクティブ、非アクティブ、無効)
1バイト
2浮動小数点数floatfloat、別の最小値および最大値を設定可能

〈メタデータ〉
・ 精度:0-5の小数点以下の桁数
・ 最小値:最小の値
・ 最大値:最大の値
※ IME設定可能(自動、アクティブ、非アクティブ、無効)
8バイト
310 進数decimaldecimal、別の最小値および最大値を設定可能

〈メタデータ〉
・ 精度:0-10の小数点以下の桁数
・ 最小値:最小の値
・ 最大値:最大の値
※ IME設定可能(自動、アクティブ、非アクティブ、無効)
13バイト
4日付と時間datetimeUTCを当該タイムゾーンの時間形式で表示

〈メタデータ〉
・ 形式(日付のみ・日付と時刻)
※ IME設定可能(自動、アクティブ、非アクティブ、無効)
8バイト
5通貨money・ 当該通貨での値(接頭辞_フィールド名)
・ 基本通貨での値(接頭辞_フィールド名_基準)

〈メタデータ〉
・ 通貨型
・ 為替レート(10 進数)
・ 精度:0-4の小数点以下の桁数
・ 最小値:最小の値
・ 最大値:最大の値
※ IME設定可能(自動、アクティブ、非アクティブ、無効)
money 1カラム 8バイト
6オプション セットint〈形式〉
オプション ボタン、ドロップダウン リスト的な。

〈メタデータ〉
・マスタ データ:[既定のオプション セットの使用]でグローバル(はい) or ローカル オプション セット(いいえ)を選択
・ 既定値:"なし" or 上記で選択したオプション セットから選択
・ オプション:ローカル オプション セットを作成
 ・ ラベル:オプション セットの値に対応するラベル
 ・ 説明:オプション セットの値に対応する説明
※ オプション セットの値は競合しないよう発行元のオプション セット接頭辞xxxxx+0001から始まる。
4バイト
72つのオプションbit・ 0, 1

〈形式〉
・ オプション ボタン×2
・ チェック ボックス
・ リスト

〈メタデータ〉
・ 既定値:0, 1, なし(選択必須)
・ 0・1の順序:0, 1 or 1, 0
・ 0・1のラベル:既定で"ははい"・"いいえ"、男・女、ON・OFF、正・誤などに変更可能。
※ フィールド追加後の既存レコードのフィールド値はnullになるのでエクスポート・インポートなどで対処する。
1バイト
8イメージuniqueidentifier(GUID)・ 画像へのリンク(画像はアップロード)。
・ 5,120KB以下のjpg,jpeg,gif,tif,tiff,bmp,png
・ 1エンティティに1フィールドだけ画像を持てる
16バイト
9検索uniqueidentifier(GUID)他のレコードへのリンク。

〈メタデータ〉
・ ターゲットレコードの種類
・ 関連付け名
※ 詳しくは「CRM 関連付けの管理」を参照。
16バイト
10一行テキストnvarchar(n)〈形式〉
・ 電子メール:既定の電子メール ソフトウェアで新しい電子メール メッセージ
・ テキスト:テキスト ボックス
・ テキスト領域:スクロール テキスト ボックス
・ [URL]:既定のブラウザーで URL を開く
・ 株式銘柄コード:既定のブラウザーで株式銘柄に関する情報を開く(MSN web サイト)
・ [電話]:Skype or Lync を使用して連絡を開始。

〈メタデータ〉
※ IME設定可能(自動、アクティブ、非アクティブ、無効)
・ 既定の最大100文字
・ 最大4000文字
・ 2nバイト
11複数行テキストnvarchar(n)スクロール テキスト ボックス・ 最大1,048,576文字
・ 2nバイト

作成

  • ソリューションのエンティティ一覧を展開
  • エンティティを展開
  • エンティティの[フィールド]をクリック
  • ツール バーにある[新規]をクリック。
  • 最後に、[保存して閉じる]をクリック

フィールドのプロパティ

フィールドのプロパティを入力していく。

表示名と名前

  • 表示名:UI上の名称
  • 名前:スキーマ上の名称

フィールド要件

入力要求レベル

  • 任意
  • 推奨(項目)
  • 必須(項目)

検索可能

高度な検索ツールで検索&一覧に表示可能にする。

フィールド セキュリティ

監査

説明

フォーカスで表示・非表示される入力の説明文。

データ型

変更

変更可能

  • 表示名
  • フィールド要件
  • 検索可能
  • フィールド セキュリティ
  • 監査
  • 説明
  • データ型のプロパティ
    データ型によっては変更できるプロパティがある。
/CRM型プロパティ
1整数・ 最小長
・ 最大長
・ IMEモード
2浮動小数点数・ 最小長
・ 最大長
・ IMEモード
310進数・ 最小長
・ 最大長
・ IMEモード
5通貨・ 最小長
・ 最大長
・ IMEモード
4日付と時間・ 形式
・ IMEモード
6オプション セット・ 既定値
・ ローカル オプション セットの中
72つのオプション セット・ 既定値
・ 0・1のラベル
・ 0・1の順序
8一行テキスト・ 最大長
・ IMEモード
9複数行テキスト・ 最大長
・ IMEモード

変更不可能

  • 名前
  • データ型自体

編集手順

1フィールド

  • ソリューションのエンティティ一覧を展開
  • エンティティを展開
  • エンティティの[フィールド]をクリック
  • 編集するフィールドをダブル クリック
  • フィールドに必要な変更を行う。
  • ツール バーにある[すべてのカスタマイズの公開]をクリック。

複数フィールド

以下のプロパティの変更は複数フィールドに対して行うことができる。

  • フィールド要件
  • 検索可能
  • 監査

以下は手順。

  • ソリューションのエンティティ一覧を展開
  • エンティティを展開
  • エンティティの[フィールド]をクリック
  • 編集するフィールドを複数選択
  • メニュー バーにある[編集]をクリック
  • [複数のフィールドの編集]ダイアログ ボックスでフィールドに必要な変更を行う。
  • [上書き保存]をクリックし、ツール バーにある[すべてのカスタマイズの公開]をクリック。

依存関係

フィールドの変更前には以下の様な問題が起きないようフィールドの依存関係を調査する。

問題

  • ワークフロー、ダイアログのプロセスの停止
  • Javascriptイベントコードでのエラー
  • SDKの拡張機能でのエラー

調査

  • ソリューションのエンティティ一覧を展開
  • エンティティを展開
  • エンティティの[フィールド]をクリック
  • 調査対象のフィールドを選択
  • メニュー バーにある[その他の操作] -> [依存関係を表示します]の順にクリック

削除

システム フィールド

  • 削除できない。
  • 下記の構成は可能。
  • フォームに表示されないように構成。
  • 検索可能フィールド プロパティをオフにして、
    特定セクションにフィールドが表示されないように構成。

カスタム フィールド

  • 削除可能(データも削除され、復元できないので注意)。
  • 削除前に必要に応じて依存関係をチェックする。
    • ワークフロー、ダイアログのプロセスによって参照されるフィールドは削除不可
    • Javascriptイベントコードでエラーになるので、事前に依存関係を設定しておく。
    • 関連付けマッピングを削除しておく。

手順

  • ソリューションのエンティティ一覧を展開
  • エンティティを展開
  • エンティティの[フィールド]をクリック
  • 削除するフィールドを選択
  • メニュー バーにある[削除]をクリック
  • ツール バーにある[すべてのカスタマイズの公開]をクリック。

オプション セットの構成

  • オプション ボタン、ドロップダウン リスト的な効用。
  • ラベルの部分が国際化対応(複数言語対応)される。

グローバル オプション セット

特徴

  • ソリューションによって定義される追加コンポーネント
  • 複数エンティティでオプション セットとして使用できる。
  • ワークフ ロープロセス、ダイアログ プロセスで・・・
  • 以前のバーションではサポートされていなかった。

手順

ローカル オプション セット

特徴

  • オプション セット型フィールドを使用しエンティティ内で定義される。
  • 当該エンティティでのみオプション セットとして使用できる。
  • 変更に対する影響を当該エンティティ内に留めることができる。

手順

  • 作成
    • [既定のオプション セットの使用]でローカル オプション セット(いいえ)を選択
    • オプション セクションから作成する。
    • [保存して閉じる]をクリック
  • 編集
    • オプション セットのフィールドを編集する。
    • オプション セクションから編集する。
    • [保存して閉じる]をクリック
    • ツール バーにある[すべてのカスタマイズの公開]をクリック。

オプションの削除時の動作

  • DB上は旧値が保持されている。
  • 次回表示時は既定値が標示される。

削除時の問題の解決方法

  • 高度な検索で検索して値を更新する。
  • 削除しないでラベルを"使用しない"などと変更(論理削除)
  • ビジネスルールを使用して値のチェックと、更新 or 消去を促す。
  • リアルタイム ワークフローでエラー メッセージを表示し変更を促す。

(詳しくは「CRM 業務ルールの構成」を参照)

オプション セットをカスタム エンティティで代替

  • オプション セットの代わりにカスタム エンティティのレコードを使用する。
  • プロパティを「検索」データ型のフィールド(カスタム エンティティのレコードにリンク)。
  • カスタム エンティティのレコードはユーザがメンテナンス可能のため委任可能。
  • レコードを非アクティブ化すればオプションを無効にした状態で履歴は維持できる。

フィールド マッピング

  • 子レコードを生成する場合、親レコードのオプション セットの値を子レコードにコピーする。
    • オプション セットが異なるので、ラベルは別の名称にできる。
    • オプション セット間の値を異なる値にマップできる。

状態フィールドとステータス フィールド

1つの状態には複数のステータスが存在することがある。

このため、エンティティには2つの状態フィールド(状態・ステータス)がある。

状態フィールド

レコードのメイン状態。

  • 既定の状態は、アクティブ、非アクティブ
  • エンティティによっては、3つの状態がある。

エンティティ毎の状態の例

  • カスタム・エンティティの既定値
    • アクティブ(状態)
    • 非アクティブ(状態)
  • 潜在顧客エンティティの例
    • 見込みあり(状態)
    • 取り消し(状態)
    • 見込みなし(状態)
  • 電話エンティティの例
    • 取り消し(状態)
    • 電話していない(状態)
    • 着信していない(状態)
  • サポート案件エンティティの例
    • 解決済み(状態)
    • 取り消し済み(状態)

ステータス フィールド

それぞれの状態の理由を説明する。

エンティティ毎のステータス の例

  • カスタム・エンティティの既定値
    • アクティブ(状態)
      • アクティブ(同じ名前のステータス)
    • 非アクティブ(状態)
      • 非アクティブ(同じ名前のステータス)
  • サポート案件の例
    • 解決済み(状態)
      • 問題解決済み(ステータス)
      • 情報提供済み(ステータス)

変更

プラットフォームで制限される特定のシステム エンティティでの変更を除き、
オプション セット フィールドと同じようにステータス フィールドを変更可能。

  • 状態毎に新しいステータスの追加
  • 状態 -> ステータスのラベルの変更
  • 整数値の変更は不可能。

変更手順は「変更 ---> 編集手順」の要領で

  • ステータスのフィールドを編集、
  • 状態オプション セット フィールドでアクティブ/非アクティブを選択。
  • ステータスのオプション セット フィールドで値を追加するか編集する。
    • [保存して閉じる]をクリック

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Last-modified: 2017-02-27 (月) 22:51:33 (2608d)