「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
- パフォーマンスの管理
- トラブルシューティング
- 更新
サービス アカウント †
ここと違うのが気になるが、こちらはSCMに管理されるWindowsサービスである模様。
サービス | 説明 |
非同期処理サービス | 電子メール広告、ワークフロー |
非同期処理サービス(メンテナンス) | 認証用の暗号化キー生成、データベース削除のクリーンナップ |
解凍サービス | データインポート用のZIPを解凍する。Webアプリケーション役割の一部。 |
サンドボックス処理サービス | カスタムコードを実行できるサンドボックスを提供 |
監視サービス | ローカルのサーバー役割の監視 |
VSSライターサービス | アプリケーション側が提供するVSS基盤を使用したバックアップ・復元機能 |
セットアップで表示されるサービスとの対応 †
セットアップで表示されるサービスと、インストールされるサービス(Windowsサービス)のプロセスとの対応表
セットアップ中に表示されるサービス | 使用される場所 |
アプリケーションサービス | IISのアプリケーションプール ・ CRMAppPool ・ CRM解凍サービス |
展開Webサービス | IISのアプリケーションプール ・ CRMDeploymentServiceAppPool? |
サンドボックス処理サービス | CRMサンドボックス処理サービス |
VSSライターサービス | CRM VSSライターサービス |
非同期処理サービス | ・ CRM非同期処理サービス ・ CRM非同期処理サービス(メンテナンス) |
監視サービス | CRM監視サービス |
サービス アカウントの指定 †
参考 †
サービス アカウントの変更 †
「プログラムと機能」から「アンインストールと変更」を選択し、
「セットアップ」の「修復」の「サービスアカウントの指定ページ」からサービス アカウントを変更する。
#services.mscの画面やIIS Managerから直接変更しない。
システム ジョブの管理 †
- データのインポート
- ワークフロー
- 一括削除
- DBメンテナンス
等のシステム ジョブが正常に完了したか確認する。
システム ジョブを実行するサービス †
- 非同期処理サービス(メンテナンス)
認証用の暗号化キー生成、データベース削除のクリーンナップ
システム ジョブの種類 †
システム ジョブの確認 †
- 「設定」→「システム ジョブ」で完了したシステム ジョブを確認できる。
既定のビューは、完了したシステム ジョブが表示される。
- 高度な検索を使用してシステム ジョブを検索できる。
- 失敗したシステム ジョブを検索する(ステータス?ビュー?)。
- 失敗したシステム ジョブの詳細
- エラー コード
- フレンドリ メッセージ
- メッセージ
- メッセージ名
システム ジョブの削除 †
完了したシステム ジョブを手動削除 †
- 「設定」→「システム ジョブ」
- 「ビュー」→「完了したシステム ジョブ」
- 「選択」し「削除アイコン」をクリックする。
完了したシステム ジョブを一括削除 †
一括削除ウィザードで条件検索結果セットを一括削除。
- 「設定」→「システム ジョブ」
- 「その他の操作」→「一括削除」
一括削除システム ジョブ †
一ヶ月以上前の正常終了したシステム ジョブを一括削除するシステムジョブ
システム ジョブの同時実行数の制限 †
PowerShellを使用して制限
add-pssnapin Microsoft.Crm.Powershell
$itemSetting = new-object 'System.Collections.Generic.KeyValuePair[String,Object]'("AsyncSelectMaxItems",100)
$configEntity = New-Object "Microsoft.Xrm.Sdk.Deployment.ConfigurationEntity"
$configEntity.LogicalName="Deployment"
$configEntity.Attributes = New-Object "Microsoft.Xrm.Sdk.Deployment.AttributeCollection"
$configEntity.Attributes.Add($itemSetting)
Set-CrmAdvancedSetting -Entity $configEntity
レコードの暗号化 †
システムエンティティのパスワードフィールドに
SQL Server標準のセル・レベルの透過的データ暗号化を適用することができる。
特権の管理 †
次の特権がある。
データ暗号化の状態 †
組織の作成方法 | データ暗号化のステータス | 暗号化キー |
新規インストールまたはアップグレード | アクティブ | ランダム |
展開マネージャへのインポート 暗号化されたフィールドのレコードがない。 | 非アクティブ | なし(新しいキーを生成) |
展開マネージャへのインポート 暗号化されたフィールドのレコードがある。 | 非アクティブ | 元のキーが必要 |
データ暗号化キーの変更 †
「設定」→「データ管理」→「データ暗号化」
- データ暗号化のアクティブ化
- データ暗号化キーの変更(HTTPSが必要)
ができる。
ただし、アクティブ化した後で非アクティブ化することはできない。
暗号化されたデータベースのインポート †
「設定」→「データ管理」→「データ暗号化」
- 「データ暗号化のアクティブ化」で、
元の暗号化キーを入力し、アクティブ化をクリック
レコードの削除 †
適切な特権を持つユーザは1-複数のレコードを削除できる。
1ページ削除 †
通常は条件検索後の1ページがMAX(各ページのレコードオプションに依存)、
一括削除 †
それ以上のレコードを削除する場合は、一括削除を使用する。
- レコードの種類(エンティティ)に移動
- コマンドバーの「削除」の右側の矢印をクリックし「一括削除」
- 「検索条件の指定」ページで検索条件を入力するか、ビューを選択する。
- 「レコードのプレビュー」で削除されるレコードを確認。
- 「オプションの選択」ページでジョブとして登録できる。
障害回復 †
色々なコンポーネントから成り立っているので様々な障害回復計画が必要になる。
最小で以下のバックアップ。
- SQL Server
- MSCRM_CONFIGデータベース
- 全ての組織データベース
コンポーネントとバックアップ対象 †
- SQL Server
バックアップするデータベース名
- MSCRM_CONFIGデータベース
- 全ての組織データベース
- ReportServer?データベース
- ReportServertempDBデータベース
- その他、システムデータベース(master、msdb)
- ExchangeServer?
Exchangeにはデータを保存しないのでバックアップ不要
- CRM E-mail Router
- CRM E-mail Routerプログラム ファイルのserviceフォルダの
SystemDrive?:\Program Files\Microsoft CRM Email\Service
- ルートにあるXML構成ファイル
Microsoft.Crm.Tools.EmailAgent?.xml
- サードパーティーのアプリケーション・ソリューション
必要に応じて。
CRM ServerとSQL Server †
#ディスクのリストア、ベアメタルリカバリなども併用可能。
CRM Server †
Microsoft Dynamics CRM Server の障害
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh699839.aspx
- OSクリーンインストール
- ドメインに追加
- サーバ役割をインストール
- CRMをセットアップ(既存の展開に接続し、必要な場合はアップグレードする)
- すべてのカスタマイズを公開
- その他のコンポーネントをインストール
SQL Server †
SQL Server の障害
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh699759.aspx
- データベースをリストア
- その他、システムデータベース(master、msdb)
- MSCRM_CONFIGデータベース
- 全ての組織データベース
- ReportServer?データベース
- ReportServertempDBデータベース
- MSCRM_CONFIGデータベースをリストアした時
CRMをセットアップ(「展開オプションの指定」ページで「既存のデータベースに接続」(MSCRM_CONFIGをリストアした場合))
- MSCRM_CONFIGデータベースをリストアしなかった時(既存のMSCRM_CONFIGを使用する場合)
- 「展開マネージャ」で「組織」を「無効」
- 「通知」ウィンドウで「はい」
- 「組織」を「組織の編集」
- 「SQL Server」でサーバー名を入力
- 必要に応じて、CRMレポート拡張機能をインストール
その他 †
ドメイン・コントローラー †
通常失われない想定だが、失われた場合は、
Exchange Server †
- 次の処理でExchange Serverを使用する。
- CRM E-mail Routerまたはサーバ側同期の転送用メールボックスを関し
- 個々のメールボックス監視
- 送信メールを送信
- Exchange Serverを復旧した場合の回復手順
- Exchange Serverを復旧
- Exchange ServerにCRM E-mail Routerをインストール
- CRM E-mail Router構成マネージャを実行
- 受信構成プロファイルと送信構成プロファイルおよび展開の設定を編集
- 「アクセスのテスト」で受信構成プロファイルと送信構成プロファイルを検証。
- サーバ側同期を使用する場合、
- 全ての電子メールサーバプロファイルの設定を確認。
- 「メールボックスのテストと有効化」コマンドを実行
E-mail Router †
- OSクリーンインストール
- ドメインに追加
- CRM E-mail Routerをインストール
- XML構成ファイルを復元
Microsoft.Crm.Tools.EmailAgent?.xml
CRM用VSSライター サービス †
System Center Data Protection Managerから利用される。
前提 †
以下がセットで動作する。
- System Center Data Protection Manager (DPM)
- CRM用VSSライター サービス
- SQL Server用VSSライター サービス
機能 †
- 以下の完全バックアップと差分バックアップ
- MSCRM_CONFIGデータベース
- 全ての組織データベース
- 全ての組織データベースをバックアップする際、
MSCRM_CONFIGデータベース全体を復元しない場合に備え、
組織データベースに関連するMSCRM_CONFIGデータベースの情報をXMLファイルに保存する。
トラブルシューティング †
ちと古い。
診断ページ †
表示するWebページ
http://<YourCRMServerURL>/tools/diagnostics/diag.aspx
トレース †
トレースの有効・無効
CRM Server †
レジストリ編集で設定する方法と、PowerShellで設定する方法がある。
Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM †
Microsoft Dynamics CRM 診断を使用する(レジストリが設定される)。
更新プログラム †
ロールアップ †
パッケージの内容 †
- テスト済みの累積的な
- 重要な更新プログラム
- 更新プログラム
修正プログラム †
公開されない。MS製品サポートから入手する。
対象のコンポーネント †
- CRM Server
- Outlook 用 CRM
- CRM レポート拡張機能
- CRM E-Mail Router
- CRM Reporting Authoring拡張
- 言語パック
ロールアップの適用 †
基本 †
Microsoft Update †
- 手動 or 自動で更新プログラムをダウンロードしてインストール可能
- CRM以外のMicrosoftアプリケーションも自動更新される(CRMに限定不可)。
Microsoft Updateを使用しない場合 †
複数のコンピュータを更新する場合、 †
- NLBなどの負荷分散
ローリングアップグレードを適用(同じロールアップを使用)。
- Outlook 用 CRM等のクライアント
- サーバのアップデート後にアップデート。
- クライアント・サーバは同じロールアップである必要はない。
- バージョンの差が1以下の場合、サーバより1つ後か前のロールアップを使用できる。
ロールアップの確認と削除 †
バージョンを確認 †
- 「プログラムと機能」の「インストールされた更新プログラムを表示」からCRMのエントリからバージョンを確認。
- DLL(SystemDrive?:\Program Files\Microsoft Dynamics CRM\Server\bin\CrmVerserver?.dll)ファイルのプロパティからバージョンを確認。
アンインストール †
- 「プログラムと機能」の「インストールされた更新プログラムを表示」からCRMのエントリをアンインストール。
- アンインストールできない更新プログラムは、一度CRMをアンインストールしてから、ロールバックして、CRMを再インストール。
マーケットプレイス †
ソリューションをサードベンダから購入する。
ソリューションをパッケージ化 †
ソリューションはカスタマイズをパッケージ化・管理するための方法
ソリューションをインストール †
(マーケットプレイスからダウンロードした)
サードパーティ製のアプリケーションを追加できる。
- 「設定」→「ソリューション」
- 「インポート」→「ソリューションのインポート」
- 「参照」→「アップロードするファイルを選択」
- , etc.
ベスト プラクティス アナライザー(BPA) †
CRM Server役割の
のレポートを作成する。
前提 †
- 1つ以上のCRM Server
- Microsoft Baseline Configuration Analyzer 2.0
インストール †
- Administratorsグループのメンバであること。
- MicrosoftDynamicsCRMBPA.msiを実行。
スキャンの実行 †
- Microsoft Baseline Configuration Analyzer 2.0を開始
- 製品の選択で「Dynamics CRM 2013 BPA」を選択。
- スキャン結果の参照:「最新のレポートの表示」
- 新しいスキャンの開始:「スキャンの開始」