マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

  • SSRSをレポート・プラットフォームとして使用する。
  • セットアップ時、若しくはセットアップ後にインストール可能。
  • インストール先はSSRSのインストールされているサーバ。
  • CRMレポート拡張機能をインストールした場合
    • カスタム・レポートの展開/作成、使用、スケジュールが可能になる。
    • Fetchベースのレポートをサポートし、委任の信頼を構成する必要がない。
  • CRMレポート拡張機能をインストールしない場合
    • 追加のSQLベースのレポートのアップロード+実行のみ対応。

クエリ

SQLベース、Fetchベースのクエリを使用可能。

SQLベースのレポート

組織データベースのフィルター・ビューを使用してデータを取得する。

設置型のDynamics CRMのカスタム・レポート作成は、こちらが推奨される。

拡張機能のインストール既定のレポートカスタム・レポート
N使用不可、実行できない。スケジュールできない。アップロード・実行できる
(レポート拡張無しで唯一実行できる)。
Y既定の組織を対象に発行。実行できる。スケジュール、アップロード・実行できる。

Fetchベースのレポート

  • Dynamics CRM 2011でサポートされたFetchXMLを使用してデータを取得する。
  • Dynamics CRM Onlineのカスタム・レポート作成は、こちらのみサポートされる。
  • Dynamics CRMレポート・ウィザードでは、こちらのみサポートされる。
拡張機能のインストールウィザード・レポートカスタム・レポート
N使用不可アップロードできない。
Yスケジュール、作成・実行できる。スケジュール、アップロード・実行できる。

既定のレポート

全て、既定のレポートは全てSQLベースのレポート。

しかし、Dynamics CRM Onlineは、フィルター・ビューがサポートされないので、
レポートの作成やカスタマイズにFetchベースのレポートのみをサポートする。

カスタマイズ

以下を使用してレポートの作成やカスタマイズが可能。

  • Dynamics CRMレポート・ウィザード(Fetchベースのみサポートされる。)
  • SQL Server 2008 Report Builder 2.0
  • SQL Server 2008 R2 Report Builder 3.0
  • SQL Server 2012 Report Builder
  • SQL Server BI Developer Studio(SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2用)
  • SQL Server データーツール(SQL Server 2012)
  • サードパーティーのRDLエディター

要件

インストール

  • サーバに1回だけインストールできる。
  • SSRSの1インスタンスにリンクできる。
  • 複数の展開でSSRSの共有はできない。
  • 1サーバ・複数組織の場合、SSRSの共有は可能。

構成

↓後で分割することも可能。

セキュリティ

SQL ServerSSRSの実行アカウントを使用。
(Dynamics CRMコンポーネントを実行しないように??)

カスタマイズ

Fetchベースのレポートの開発には、

  • SQL Server BI Developer Studio(SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2用)
  • SQL Server データーツール(SQL Server 2012)

の開発ツールがインストールされている環境に、
Dynamics CRM Report Authoring拡張のインストールが必要。

この機能は、Dynamics CRM サーバにFetchXML入出力するために使用される。

アップグレード

2011→2013アップグレードは一括アップグレードがサポートされない。
#2011アンインストール後、2013をインストールする。

インストール

必要な権限

ドメイン管理者である必要はないが、
ローカルコンピューターのAdministratorsグループの
メンバとなっているユーザとしてドメインにログオンしてインストール。

インストール手順

SetupSrsDataConnector?.exeを起動

  • 更新プログラムを取得する(推奨)
  • 使用許諾条件(同意)
  • 構成データベースサーバの指定
  • SSRSインスタンス名の指定
  • Microsoft Update基本設定の選択
    • 更新プログラムの確認にMicrosoft Updateを使用する(推奨)
    • Microsoft Updateを使用しない(WSUSSCCM、手動の場合)
  • インストールの場所の設定
  • システムのチェック
  • サービス中断の警告
  • 準備の完了→インストール→完了

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Last-modified: 2017-02-27 (月) 22:53:59 (2605d)