「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
本ページでは、IISバージョンアップに伴うASP、ASP.NETの環境移行の作業範囲を扱います。
ASPの場合 †
概要 †
Active Server Pages(以下、ASPと略す)の場合は
IISバージョンアップに伴う環境移行に該当します。
ASPはIIS 6.0、IIS 7.x、IIS 8でもサポートされます。
COMについて †
ASPは、VBSで実装されているため、COMに処理を依存しているところが多々ありますが、
この VBSから呼び出されるCOM(ActiveX Control、ActiveX EXE、VB COM)の
- 「開発環境のサポート期間切れ」に起因する移行対象範囲の拡大や、
- 「当該プラットフォーム上でのサポート無し」のため、
代替ライブラリのI/F変更発生に起因する修正範囲拡大の可能性がありますので注意が必要です。
ASPマニュアル †
ASP.NETへの移行 †
また、選択肢として、ASP.NETに移行する案も挙げられますが、
これについてはASP / ASP.NETのアーキテクチャの差異が大きく
コード コンバージョン + ポーティング移行などは不可能であるため、
マイグレーション・ツール等も用意されていません。
拡張子と構文上の変更 †
以下、参考中の「サンプルの ASP アプリケーションについて」の内容を「ASP アプリケーションの ASP.NET への移植」の内容に合わせて変更する。
この移行方式は、.NET の新機能を利用できないため(.NET化する)意味があまりありませんので、この移行パスの事例は知るかぎりで非常に少ないです。
ASPからASP.NETへの再構築 †
このため、
ASPからASP.NETへの移行は、(通常、)再構築に該当します。
ASP.NETによる再構築の方法については、下記HPを参照下さい。
参考 †
ASP.NETの場合 †
概要 †
- ASP.NETの場合も同様にIISバージョンアップに伴う環境移行に該当する。
- ただし、IIS5.x、6.0から、IIS7.0へ移行する場合、
カスタムHTTPモジュールまたはHTTPハンドラを使用するASP.NETアプリケーションを
「統合モード」で実行する場合はWeb.configファイルに設定をする必要がある。
- 「クラシック・モード」を利用するには、アプリケーション プールの設定を
[DefaultAppPool?]から[Classic .NET AppPool?]に切替える。
参考 †
詳細は下記HPを参照下さい。
MSDN †
@IT †
- Windows Server 2008の基礎知識 > 新サーバOSで何が変わるのか?
- 第4回 柔軟性と機能性を大幅に高めたIIS 7.0
64bit対応 †
Windows Server 2008R2以降のServer OSは、全て64bit OSになります。
64bit対応については、こちらを参照下さい。
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