「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
VHDについて。
詳細 †
形式 †
容量固定 †
あらかじめ決めたボリュームサイズと同等のファイルサイズで作成。
- メリット
作成時と使用時のVHDファイルサイズは変化が無いため、
- フラグメント化を防止できる。
- 下位レイヤのアライメントと揃えることが容易。
- デメリット
サイズが大きいために取り扱いが難しくなることもある。
容量可変 †
- VHDファイル中に管理情報を持っていて、論理ブロックが、
ファイル中のどの位置(FilePosition?)にあるか、自前で管理する。
- メリット
容量固定に書かれている、メリットがない。
- デメリット
容量固定に書かれている、デメリットがない。
Sparse Files †
HDDのセクタを
- 割り当ててあるセクタ
- 割り当てていないセクタ
- 割り当てていないセクタをreadすると、00 が返る。
がある。
- Sparse Filesを作る場合、専用のAPIで、
特定のFilePosition?を切り捨てる。
- AzureのVHDは、Sparse Files形式で、
実使用容量(ActualGB)の分だけPage BLOBを使う。
差分 †
元のVHDイメージと使用した場合の差分を扱う。
ハードディスクへのリンク †
物理ハードディスクのリンクまたはパーティションとして使用する形式。
可搬性 †
基本的にVHDは持ち運びができるが、以下の点に注意が必要。
ホストOSとゲストOS †
ホストOS(VM構成バージョン)とゲストOSの互換性
VHDの互換性 †
- ただし、VHDの移行には、以下の問題がある。
- 構成情報の移行ができない。
- スナップショットの移行ができない。
エクスポート / インポート †
- VHD単体ではなく、構成情報やスナップショットも移行する。
- Windows 8 や Server 2012では
エクスポートしていない仮想マシンでも直接インポートできる。
- エクスポート / インポート における 互換性は、以下のように言えるらしい。
- 新しい OS にて作成した仮想マシンを古い OS のホストにインポートする事は不可
- ただし、上記 以外のケースでも、失敗することがある(2008→2012R2はダメらしい)。
VM のTPMを有効にしている場合は、TPMも移行する必要がある模様。
参考 †
Tags: :Windows, :Hyper-V, :仮想化