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概要

Forms認証とは、Formにユーザアカウント情報を入力してWeb/APサーバで認証をする認証方式の呼称である。ASP.NET Forms認証は、下記の実装のみで暗号化されたCookie認証チケットを使用した認証基盤機能を利用できるため、Webアプリケーションの認証基盤として利用される機会が非常に多い。

<authentication mode="Forms">
    <forms name="formauth" loginUrl="(ログイン画面のURL)" defaultUrl="(メニュー画面のURL)" protection="All" timeout="60" path="/" requireSSL="false" slidingExpiration="true" enableCrossAppRedirects="false" cookieless="UseDeviceProfile" domain=""></forms>
</authentication>
<authorization>
    <deny users="?"/>
</authorization>

図 web.configの設定

ログイン画面(*.aspx)

認証ロジック(コードビハインド)

protected void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
    // ユーザ名、パスワードを取得。
    string userName = this.TextBox1.Text
    string passWord = this.TextBox2.Text
    
    // 任意の認証ロジック(userName、passWordからユーザを認証する)。
    
    // 認証か完了した場合、認証チケットを生成し、元のページにRedirectする。
    // 第2引数は、クライアントがCookieを永続化(ファイルとして保存)するかどうか。
    // を設定する引数であるが、セキュリティを考慮して、falseの設定を勧める。
    FormsAuthentication.RedirectFromLoginPage(userName, false);
}

図 ログイン画面と認証ロジック(C#の場合)

ASP.NET Forms認証は、ASP.NET1.xでは、単一Webサイト内でのみ利用可能であったが、ASP.NET2.0から複数のWebサイト間で「Cookie認証チケット」を共有する仕組みが用意された。これにより、Webサイト間のシングル サイン オンも可能になった。

複数のWebサイト間でForms認証の「Cookie認証チケット」を共有するには、.NETの設定にあるenableCrossAppRedirects?要素をtrueに設定する 。

また、Forms認証はASP.NETの認証基盤機能であるため、動的コンテンツ(aspx)以外に利用できないと思われがちだが、設定によって静的コンテンツにも適用できるようになる 。

ただし、IIS6.0では、web.configファイルに以下の例に従った記述が必要になる。

 <httpHandlers>
   <add verb="*" path="*.pdf" type="System.Web.StaticFileHandler" />
   <add verb="*" path="*.html" type="System.Web.StaticFileHandler" />
 </httpHandlers>

※ 拡張子ごとに、addタグを追加する。


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