Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
ハードウェアRAIDレベルの選択
DBサーバにとって、以下のRAIDレベルが有用である。
RAIDレベルの選択時は、「コスト」、「性能」、「可用性と信頼性」に関する要求事項を考慮する必要がある。
DBサーバは、ソフトウェアRAIDではなく、ハードウェアRAIDを選択する。
通常、ソフトウェアRAIDの負荷は低いが、CPUを使うため、ハードウェアRAIDが望ましい。
ディスク コントローラのスループットは制限されている。多くの物理ディスクを一つのディスク コントローラに関連付けると、ディスク コントローラのI/Oボトルネックを引き起こす可能性があるので注意する。
「データ ファイル」が壊れた場合、最新のデータにまで復旧するには、
最新の「トランザクション ログ バックアップ」が必要になる。
「データ ファイル」、「トランザクション ログ ファイル」の保存先HDDを別々に設定しておけば、「データ ファイル」を格納してあるHDDがクラッシュした場合も、最新のデータ変更分を「トランザクション ログ バックアップ」として、取得でき、データの損失が減少する。
このため、一般的に「信頼性」の高いディスクに保存する必要があるのは、「トランザクション ログファイル」の方である。
ただし、HDDの冗長化では、物理的でない論理的な破壊(例えば、間違ってデータを消してしまった場合など)には対応できないので、「データ ファイル」、「トランザクション ログ ファイル」のバックアップは必要である。