「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
基本的にはコチラを参照。以下はWindows環境下での差異について。
詳細 †
インストール †
Linux †
Linux環境では標準でディストリビューションパッケージがインストールされている
- Ubuntu/Debian: apt install python3
- CentOS/RHEL: dnf install python3 / yum install python3
- Anaconda(データ分析・機械学習向け)などのディストリビューションもある。
- 複数環境の共存が可能(例:python3.10, python3.12)
Windows †
Windows環境では標準でインストールされていない。
- 公式Python
ユーザーが公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールする。
- ディストリビューションとしては以下のような選択肢もある。
- Anaconda(データ分析・機械学習向け)
- WinPython?(ポータブル版Python)
- Miniconda(軽量なAnaconda)
- 複数環境の共存が可能(例:python3.10, python3.12)
複数環境の共存 †
Linux †
- システムPython:標準でインストールされている。
- 別のPython:ソースをビルドしてインストールする。
- Python 3.3 以降から仮想環境も使用可能になっている。
Windows †
- 複数のPythonをインストールできるが、環境変数PATHの競合に注意が必要。
- デフォルトで C:\Users\<User>\AppData?\Local\Programs\Python\Python3x にインストールされる。
- 公式推奨のpyランチャー(py.exe)
環境変数 PATH を操作せず、環境の切り替えができる。
- py.exe はレジストリを見て、システムにインストールされている Python のバージョンをスキャンする。
- Python 実行ファイルがどこにあるかを知っていて、パスに依存せずに適切なバージョンを起動できる。
- 仮想環境
- Anacondaには、Anaconda専用の仮想環境作成ツールが含まれる。
- Python 3.3 以降から仮想環境も使用可能になっている。
仮想環境 †
venvで仮想環境を作成すれば、pythonn.n、pipn.n を シンボリックリンクで、python、pip で使える。
Linux †
Linux上での仮想環境の使用方法
Windows †
以下のような違いがある(仮想環境名がmyenvの場合)。
項目 | Linux | Windows |
仮想環境の場所 | myenv/bin/activate | myenv\Scripts\activate.bat |
activate方法 | . ./myenv/bin/activate | myenv\Scripts\activate |
追加モジュール †
Windows †
Windows環境限定で使えるモジュールがある。
- win32com / pywin32: COMオートメーション
- ctypes.windll: DLL呼び出し
- winreg: レジストリ操作
- winsound: ビープ音など
Tags: :シェル, :インフラストラクチャ, :Windows, :Linux