Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
ハードウェアRAIDレベルの選択
RAIDレベルの種類 †
DBサーバにとって、以下のRAIDレベルが有用である。
- ストライプ化(RAID0)
- ミラー化(RAID1)
- パリティ付きストライプセット(RAID5)
- ストライプ化、ミラー化(RAID0 + 1)
RAIDレベルの選択時は、「コスト」、「性能」、「可用性と信頼性」に関する要求事項を考慮する必要がある。
RAIDと「性能」 †
DBサーバは、ソフトウェアRAIDではなく、ハードウェアRAIDを選択する。
通常、ソフトウェアRAIDの負荷は低いが、CPUを使うため、ハードウェアRAIDが望ましい。
RAIDと「可用性と信頼性」 †
「データ ファイル」が壊れた場合、最新のデータにまで復旧するには、最新の「トランザクション ログ バックアップ」が必要になる。
- 「データ ファイル」、「トランザクション ログ ファイル」の保存先ドライブを別々に設定しておけば、
「データ ファイル」を格納してあるドライブがクラッシュした場合も、最新のデータ変更分を
「トランザクション ログ バックアップ」として、取得でき、データの損失が減少する。
- このため、一般的に「信頼性」の高いディスクに保存する必要があるのは、「トランザクション ログファイル」の方である。
ただし、ドライブの冗長化では、物理的でない論理的な破壊(例えば、間違ってデータを消してしまった場合など)には
対応できないので、「データ ファイル」、「トランザクション ログ ファイル」のバックアップは必要である。