マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

ASP.NET Web FormsASP.NET MVCのトレードオフをまとめた。

分析

HTML/CSS3/JavaScriptやHTML5が注目される時勢のため、

というのが世間一般の認識だと思います。

しかし、歴史的に、

などが良い例だと思いますが、

技術毎に適合する分野が異なるので、

「単純に古いからASP.NET Web Formsが衰退して消える。」

ということは無いと思います。

ASP.NET Web Formsの価値

ASP.NET Web Formsの価値は、

ASP.NET MVCの価値

ASP.NET MVCの価値は、

ASP.NET Web Forms

ASP.NET Web Formsの問題

ASP.NET Web Formsの問題は、

HTML5対応

コンポーネントベースのアプローチを採用しているので
生HTMLをガリガリと生成&弄り難いことである。

Name属性やID属性の値の複雑化

また、masterページなどを使用している場合、
NamingContainer? IDにより、Name属性やID属性の値が複雑になる。

参考

大規模開発案件への適応

エンプラ分野の大規模開発案件では、
標準化と徹底が容易なASP.NET Web Formsは、

以下のような最新のUIテクノロジにも対応し、

今後も、まだ現役で使い続けられるものと思われる。

ASP.NET MVC

生HTMLをガリガリと生成&弄り易いため、
「HTML/CSS3/JavaScript」や「HTML5」に
対応する案件が増える中で、導入数は増えると思われる。

しかし、エンプラ分野では、下記のような課題もある。

高い柔軟性

柔軟性は高いが、

など、実装次第で、標準化の枠から大きくはみ出てしまう(枠に収め難い)。

モジュール構成

などが含まれる。

これらのモジュール構成の検討が難しい。

標準化

これらを枠に収めるには、

ガイド類(ドキュメント)「MVCのどの機能を、どう使うか?」を徹底するしかない。
従って、ガイド類(ドキュメント)が十分で無いと、大規模開発などで問題が発生しやすい。

ルールベース

「設定より規約」(CoC:convention over configuration)を重視するASP.NET MVCでは、
ASP.NET MVCの仕様を網羅的に押さえていないと効率的な実装、標準化が出来ない。

表示・編集

DataAnnotations?と、利用するHTMLヘルパーの関連を理解しておく必要がある。

モデルバインディング

モデルバインディングの仕組みを理解し、name属性の名称を決定する必要がある。

バリデーション

DataAnnotations?を理解し、標準のバリデーションの機能版囲を理解し、
必要に応じてカスタムのバリデーションを実装する必要がある。

大規模開発案件への適応

エンプラ分野の大規模開発案件で、
大手SIerが内製しているJavaの自動生成を考える。

参考


Tags: :.NET開発, :ASP.NET, :ASP.NET Web Forms, :ASP.NET MVC


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