Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次  †
概要  †
CRM E-mail Routerの代替手段
機能  †
- 違いは、
- E-mail Routerは、別のコンポーネントとしてインストールされる。
 
- サーバー側同期は
- CRM Serverの一部として実行される。
 
- 機能としては、電子メールだけでなく、
CRM Serverで作成した予定、取引先担当者、タスクは直接同期可能。 
 
 
- その他機能
| 機能 | 説明 | 
| リソースの効率的な使用 | アクティでないメールボックスの無効化する。 | 
| E-mail Routerプロファイルの移行 | E-mail Routerからの移行が可能 | 
| サービスの分離 | キュー(非同期操作)の管理・構成を個別に設定可能 | 
| エラーレポートの提供 | CRM Webアプリケーションでエラー ログ・レポートが提供される。 | 
| パフォーマンス カウンター | 電子メール処理を測定するカウンターが非同期サービスに追加された。 | 
 
サポートされる構成  †
| CRM展開の種類 | 電子メール システム | 電子メール同期 | 予定、取引先担当者、タスク同期 | プロトコル | 
| Online | Exchange Online(2014年春ver以降) | Exchange Online(2014年春ver以降) | Exchange Online(2014年春ver以降) | Exchange Web Service(SOAP) | 
| 設置型 | ・Exchange 2010 ・Exchange 2013 | はい | はい | Exchange Web Service(SOAP) | 
| 設置型 | ・POP3 ・SMTP | はい | いいえ | ・POP3 ・SMTP | 
 
サーバー側同期の構成  †
構成の手順  †
- 電子メール処理方法をサーバー側同期に設定。
 
- ユーザおよびキューのメールボックス レコードを構成
 
- 転送用メールボックスのメールボックス レコードを構成(必要に応じて)
 
- 1つ以上の電子メール サーバー プロファイルを構成
 
同期の設定方法  †
- Webアプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
 →[電子メールアクセス構成の設定]をクリック
 →[システムの設定]ウィンドウ→[電子メールの処理方法]で[サーバー側同期]を選択。 
- 各ユーザー or キューのメールボックス レコードの
- [受信メール]に対して以下のオプションを選択
- [サーバー側同期またはE-mail Router](どちらか一方)
 
- [転送用メールボックス](どちらか一方)
 
 
- [送信メール]に対して[サーバー側同期またはE-mail Router]オプションを選択
 
 
電子メール サーバー プロファイル  †
- CRMと電子メール システム間で電子メールのルーティングをするのに必要なもの。
(E-mail Routerの受信プロファイル・送信プロファイルのようなもの)
 
- 電子メール サーバー プロファイルは、単一の組織に適用される。
 
- 電子メール システム毎に別々の電子メール サーバー プロファイルの構成が必要になることがある。
 
プロファイルの作成  †
- Webアプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
[電子メール サーバー プロファイル]をクリック、[新規]をクリックし
- [Exchangeプロファイル]をクリック(どちらか一方)
 
- [POP3プロファイル]をクリック(どちらか一方)
 
 
↓↓↓(E-mail Routerの受信プロファイル・送信プロファイルのようなもの)
Exchangeプロファイル  †
POP3プロファイル  †
メールボックスを追加  †
- サーバー側同期を使用して、電子メール サーバー プロファイルを作成し、メールボックスを追加する
 
Onlineの場合  †
CRM OnlineとExchange Onlineを組合せて使用する場合は、
S2S認証プロトコルで電子メール サーバー プロファイルが
自動構成されるため、電子メールの資格情報の指定は不要。
SSLを使用しない場合  †
CRM WebアプリケーションでSSLが使用されていない場合、以下の操作は実行できない。
- 電子メール サーバー プロファイルや、メールボックス レコードに電子メール資格情報の保存
 
- SSLを使用していないサーバーに接続?
 
設置型のみテスト目的でこの要件の設定を無効にできる(設定の変更後、要IIS再起動)。
- MSCRM_CONFIG(構成データベース)のDeploymentproPerties?テーブル
 
- PowerShellで設定可能
- Microsoft Dynamics CRM 2013 Change Deployment Settings via PowerShell - Microsoft Dynamics CRM Community
https://community.dynamics.com/crm/b/tsgrdcrmblog/archive/2014/08/31/microsoft-dynamics-crm-2013-change-deployment-settings-via-powershell
- To allow the saving of credentials when SSL is not used, we can run the following commands:
$itemSetting = new-object ‘System.Collections.Generic.KeyValuePair[String,Object]'("AllowCredentialsEntryViaInsecureChannels",1) 
$configEntity = New-Object "Microsoft.Xrm.Sdk.Deployment.ConfigurationEntity"
$configEntity.LogicalName="Deployment"
$configEntity.Attributes = New-Object "Microsoft.Xrm.Sdk.Deployment.AttributeCollection"
$configEntity.Attributes.Add($itemSetting) Set-CrmAdvancedSetting -Entity $configEntity 
- To allow the use of connections to servers that do not use SSL, we can run the following commands:
$itemSetting = new-object 'System.Collections.Generic.KeyValuePair[String,Object]'("ECAllowNonSSLEmail",1) 
$configEntity = New-Object "Microsoft.Xrm.Sdk.Deployment.ConfigurationEntity"
$configEntity.LogicalName="Deployment"
$configEntity.Attributes = New-Object "Microsoft.Xrm.Sdk.Deployment.AttributeCollection"
$configEntity.Attributes.Add($itemSetting) Set-CrmAdvancedSetting -Entity $configEntity 
 
 
サーバー側同期の転送用メールボックスの設定  †
転送用メールボックスの追加  †
- Webアプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
 →[メールボックス]をクリック→[新しい転送用メールボックス]をクリック
 →[メールボックス:新規メールボックス]で次の情報を指定。
- [名前]
 
- [電子メール アドレス]
 
- [サーバー プロファイル]:電子メール サーバー プロファイルを"選択"
 
- [受信メール]:[サーバー側同期またはE-mail Router]
 
- [送信メール]:[なし]
 
- [予定、取引先担当者、タスク]:[なし]
 
 
各ユーザー or キューに転送用メールボックスを設定  †
- 各ユーザー or キューのメールボックス レコードの
 
予定、取引先担当者、タスク同期  †
以前のバージョンでの同期  †
CRM Server <-(同期)-> Outlook用 CRM Client(フィルタ) <-(同期)-> Exchange Server
サーバー側同期での同期  †
CRM Server <-(同期)-> Exchange Server <-(手動で追跡)-> Outlook用 CRM Client
同期の構成  †
- Webアプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
 →[メールボックス]をクリック→変更するメールボックス レコードを開く。
 
- [メールボックス]ウィンドウの[予定、取引先担当者、タスク]で、[サーバー側同期]を選択する。
 
- [保存して閉じる]をクリックする。
 
E-mail Routerプロファイルの移行  †
- プロファイルの移行手順
- Webアプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
 →[E-mail Routerデータの移行]をクリック 
- [E-mail Routerデータの移行]ウィンドウで3つのファイルを参照し[次へ]をクリックする。
 
- [移行する電子メール サーバー プロファイルの選択]で移行するE-mail Routerについて[はい]を選択し[次へ]をクリックする。
 
- [移行の概要の確認]ページで[開始]をクリックする。
 
- [概要]ページで[完了]をクリックする。
 
 
- プロファイルの後処理
- E-mail Routerのアンインストール
 
- 他の組織で使用する場合、E-mail Router構成マネージャを使用して移行済みプロファイルのみ削除。
 
 
電子メール統合サービス ロールの単体インストール  †
専用サーバを分離して構築したい場合に必要。
- 電子メール統合サービス ロール
- サーバー側同期用に構成されたメールボックスを非同期処理するロール。
 
- CRM非同期サービスの非同期プロセスとしてインストールする。
 
 
- インストール手順
- SetupServer?.exeを起動
 
- [サーバーの役割の指定]ページで[電子メール統合サービス]のみ指定。
 
- [サービス アカウントの指定]ページで非同期サービス・監視サービスの実行アカウントを指定する。
 
 
構成のテスト  †
有効化  †
- メールボックス レコードの有効化する場所。
- 電子メール サーバー プロファイル内
 
- メールボックス レコードの一覧
 
- 個々のメールボックス レコード内
 
 
- 電子メール サーバー プロファイル内で有効化する。
- Webアプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
[電子メール サーバー プロファイル]をクリックする。 
- テストする電子メール サーバー プロファイルを開く。
 
- リボンの[メールボックスのテストと有効化]をクリックする。
 
- リボンの[電子メール アクセス構成のテスト]ウィンドウで[OK]をクリックする。
 
 
テスト  †
内容  †
- メールボックス レコードに関連付けられたユーザおよびキューのメールボックスに
テスト用の電子メール メッセージが送信される。 
- 電子メール サーバー プロファイル内でテストが実行された場合、
テスト用の電子メール メッセージは、電子メール サーバー プロファイルに関連付けられた、
すべてのメールボックス レコードに送信される(変更、一部 無効化などはできない)。 
結果  †
メールボックス レコードの状態フィールド表示される。
通知  †
- メールボックス レコードに関するエラーが発生した場合、
- メールボックス レコード
 
- 電子メール サーバー プロファイル
 
 
の上部に通知バーが表示される(詳細は、通知ナビゲーション領域に表示される)。
- Webアプリケーションのメイン通知領域にも表示される。
- [マーケティング]モジュールの[通知]
 
- [営業]モジュールの[通知]
 
- [サービス]モジュールの[通知]