Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次  †
概要  †
考慮事項  †
制限、要件、タイムスケールを把握し、ダウンタイムを最小限に抑える。
パス  †
バージョン  †
2011以前のバージョンのアップグレード パスは、
後継のバージョンへのアップグレードのみ有効。
エディション  †
エディションは同じになる。
- 2011 Workgroup → 2013 Workgroup
 
- 2011 Server → 2013 Server
 
経由する場合は、評価版を使用。
更新プログラム  †
2013にアップグレードできる2011は
以下の更新プログラム ロールアップを適用した2011だけ。
- 更新プログラム ロールアップ 6
 
- 更新プログラム ロールアップ 14以降
 
方法  †
一括(インプレース アップグレード)  †
CRM 2011 ServerをCRM 2013 Serverにアップグレード
SQL Serverの同じインスタンスを使用した移行  †
[既存の展開に接続し、必要な場合はアップグレードする]オプションを選択し、
構成データベースと組織データベースがアップグレードされる。
SQL Serverの新しいインスタンスを使用した移行  †
組織データベースを新しいSQL Serverインスタンスに復元してインポートする。
比較  †
一括(インプレース アップグレード)  †
- 旧サーバがインストール要件を満たす。
 
- 新しいハードウェアは必要ない。
 
- 最も簡単
 
- ダウンタイムは最長
 
- 失敗からの回復が困難
 
- 組織データベースのアップグレードは必須でない。
 
- 無効になった組織は展開マネージャでアップグレードする。
 
SQL Serverの同じインスタンスを使用した移行  †
- 追加ハードウェアが必要
 
- 既存の2011は影響を受けない。
 
- 組織データベースがアップグレード可能な
更新プログラム ロールアップのバージョンである必要がある。 
- アップグレードされるのは既定の組織だけ。
 
- その他の組織は展開マネージャでアップグレードする。
 
SQL Serverの新しいインスタンスを使用した移行  †
- 追加ハードウェアが必要
 
- 新しいSQL Server or 新しいSQL Serverインスタンスが必要
 
- 既存の2011は影響を受けない。
 
- 既存の2011は最終的な移行まで維持される。
 
- 移行のリトライが可能
 
- ダウンタイム最短
 
- テスト環境、トレーニング環境の構築に役立つ。
 
その他  †
2011レポート拡張機能  †
アンインストールする必要がある。
プロダクトキー  †
アップグレードの開始前に入手。
権限  †
- 展開管理者ロール
 
- システム管理者セキュリティロール
 
- 管理者権限
 
- 組織単位に新しいセキュリティグループを作成する権限
 
機能  †
互換性  †
展開内の2011と2013には互換性が無いので、
全ての役割をアップグレードする必要がある。
推奨されない機能  †
推奨されないSDKカスタマイズはアップグレードされない。
- 4.0プラグイン
 
- 4.0クライアント側スクリプティング
 
- 4.0カスタム ワークフロー
 
- 2007Webサービスエンドポイント
 
- カスタムWebアプリケーション用のISVフォルダー
 
- Solutions Down Level ツール
 
検出ツール
- Legacy feature check tool(アップグレード時に自動実行)
 
- Custom code validation tool
 
テーブルの結合  †
2011以前では、以下に分割されていた。
- XXXXXBaseテーブル
 
- XXXXXExtentionBase?テーブル
 
2013ではパフォーマンス向上のため、単一のテーブルに。
テーブル結合の延期  †
ダウンタイム短縮のため、テーブル結合を延期できる。
一括(インプレース アップグレード)  †
- [アップグレードする組織を選択して下さい]
- →[なし]を選択(結合されない)。
 
- →任意の[組織]を選択(結合される)。
 
 
- [なし]の選択後に、レジストリに次のサブキーを追加。
- 場所: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSCRM\MergeBaseAndExtensionTables?
 
- 種類: DWORD (32ビット)
 
- 値: 0
 
 
- 展開マネージャーを使用して既存の組織をアップグレード。
- 展開マネージャーを起動
 
- アップグレードする組織を右クリック
 
- [アップグレード] をクリック
 
- テーブルは結合されない。
 
 
SQL Serverの同じインスタンスを使用した移行  †
データベースがアップグレードされる(そもそも結合される)。
SQL Serverの新しいインスタンスを使用した移行  †
データベースがアップグレードされない(そもそも結合されない)。
遅延させたテーブルの結合  †
新機能を使用できないので早めの結合完了が推奨される。
概要  †
- レジストリに次のサブキーを設定/設定。
- テーブルの結合
- 場所: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSCRM\MergeBaseAndExtensionTables?
 
- 種類: DWORD (32ビット)
 
- 値: 1
 
 
- カスタムのインデックス再作成
- 場所: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSCRM\EnableRecreateCustomIndexes?
 
- 種類: DWORD (32ビット)
 
- 値: 1
 
 
- その他、トランザクションログの扱いを決めるキーなどもある。
エンティティ マージ操作の完了後、閾値に達していたらに切り捨てる。 
 
- テーブル結合ツールを実行する体操の組織を無効にする。
 
- テーブル結合ツールを実行する。
 
テーブル結合ツール  †
c:\Program Files\Microsoft Dynamics CRM\Tools\
CrmMergeBaseAndExtensionTableTool?.exe
- コンソール アプリケーション
 
- 展開管理サーバかSQL Serverが実行されているコンピュータで実行する。
 
- 結合するテーブルを選択できるため、ダウンタイムを最小限にできる。
 
前提  †
- 展開管理者ロール
 
- 管理者権限
 
- 組織データベースに対するdb_ownerアクセス許可
 
方法  †
CrmMergeBaseAndExtensionTableTool? /s: /o: [/b:] [/log:] [/u:] [/p:] [/e:,...]
マージされなかったエンティティの確認  †
SELECT e.Name, e.ExtensionTableName
FROM EntityView e
where e.IsActivity = 0 and e.ExtensionTableName is not null
and e.IsIntersect = 0
and e.IsLogicalEntity = 0
order by e.Name
アップグレードの計画  †
- アップグレードの準備
 
- テスト環境の確立
 
- テスト環境を使用したアップグレード検証
 
- 運用環境を使用したアップグレード検証
 
#SQL Serverの新しいインスタンスを使用した移行の場合、
#テスト環境がアップグレード後に運用環境になる。
アップグレードの準備  †
戦略  †
- アップグレードの必要性
 
- アップグレードの対象コンポーネント
 
- アップグレード パス
 
- テスト環境構築に必要なもの
 
- アップグレード スケジュール
 
- サードパーティのアドオン・コネクタのサポート
 
エラー時の復旧計画  †
- 問題の文書化と代替計画の用意。
- カスタム レポート
 
- ワークフロー
 
- サードパーティのアドイン
 
- JScriptのコード
 
 
チェックリストの準備  †