「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
- 役割グループに分割してインストールできる。
- それぞれのコンポーネントに高可用性ソリューションを適用できる。
高可用性オプション(概要) †
同一LANへの配置を推奨 †
- CRM Server
- SQL Server
- AD DC
ハードウェアの検討事項 †
- 冗長電源
- RAID
- メモリ(ホットスワップ)
- NICチーミング
ネットワーク負荷分散(NLB) †
前提 †
- SQL Serverは単一のコンピュータに分離されていること。
- 少なくとも以下の2つの役割のインストールが必要
- Webアプリケーションサーバー
- 組織Webサービス
- 従って、以下の役割グループが
ネットワーク負荷分散可能と言える。
手順 †
- プロトコル:(TCP/UDPの)"両方"
- 分散方法:ユニキャストモード
- アフィニティ:単一モード
CRM Serverのインストール †
- 1台目
- [展開オプションの指定]ページ → [新しい展開の作成]
- [セキュリティ アカウントの指定]ページ → SPNの構成で作成したアカウントを指定する。
- 2台目
- [展開オプションの指定]ページ → [既存の展開に接続し、必要な場合はアップグレードする]
- [セキュリティ アカウントの指定]ページ → SPNの構成で作成したアカウントを指定する。
その他 †
- 展開マネージャーの[Dynamics CRM]の[プロパティ]の[Web アドレス]タブで、
- 仮想クラスター名が表示されていることを確認する。
- [詳細設定]をクリックし、[展開で NLB を使用する]を選択する。
これにより、次のように、Windows Identity Framework (WIF) を構成する。
- Microsoft Dynamics CRM セッション認証クッキーの暗号化、暗号化解除。
- 署名に暗号証明書を使用する。
- Microsoft Dynamics CRM を IFD 用に構成
Set-Crmsetting ifdSettings Windows PowerShell コマンドを実行するか、または 展開マネージャー を起動し、
インターネットに接続する展開の構成ウィザード を実行してドメイン値を追加または修正する。
- NLB 仮想クラスター ドメイン名を使用
- [Web アプリケーション サーバーのドメイン]
- [組織 Web サービスのドメイン]
- [検出 Web サービスのドメイン]
SQL Server †
アクティブ/パッシブのみサポート
クラスタに新規インストール †
- SQL Serverクラスタを構築
- SQL Serverクラスタの仮想サーバ名を使用してCRMサーバをインストール
(「SQL Serverの選択」ページでSQL Serverクラスタの仮想サーバ名を入力)
クラスタに移行 †
- 既存のSQL Serverをバックアップしてクラスタにリストアする。
- Webアプリケーションを実行しているコンピュータのレジストリを編集。
- On the computers running Microsoft Dynamics CRM, modify the registry value:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSCRM\configdb
- Old Value
DataSource?=SQLServer;InitialCatalog?=MSCRM_CONFIG;Integrated Security=SSPI
- New Value
DataSource?=NewSQLServer;InitialCatalog?=MSCRM_CONFIG;Integrated Security=SSPI
組織データベースだけ移行 †
- 組織データベースだけバックアップ・リストアで移行
- 展開マネージャで以下を実施
- 組織を無効化
- 組織を編集(SQL Server名をSQL Serverクラスタ名に変更)
- 組織を有効化
その他の高可用性ソリューション †
ログ配布 †
利用可能
データベース ミラーリング †
利用可能だが将来削除され、AlwaysOn?に置き換わる。
AlwaysOn?可用性グループ †
利用可能
その他 †
ドメイン・コントローラー †
そもそも分散システムなので2台以上あれば良い。
E-mail Router †
クラスタリングに対応しており、
高可用性とフェイル・オーバー機能を提供。
Exchange Server †
オプションであり、アクセスを妨げないが、影響は考慮しておく。