「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次  †
概要  †
Hyper-V機能一覧を纏めている。
機能一覧  †
VM作成  †
作成と削除
 
VM設定  †
以下の設定が可能。
BIOS  †
スタートアップ順序程度
CPU  †
コア数
メモリ  †
- 動的メモリ(ダイナミックメモリ)
- VDIなどをホストする際に効果的。
 
- VMwareのメモリオーバーコミットと比べてファジーな仕様(無い袖は振らない)。
 
 
ディスク  †
- VHD
- 固定・可変を選択可能
- 固定:高性能、現時点で本番機での推奨。
 
- 固定:現時点で本番機での非推奨。
 
 
 
- 余談:固定・可変の性能差は無くなって来ている。
また、ストレージの機能拡充によって今後変化する可能性がある。 
- 差分VHDを使用して起動することも可能
(VHDテンプレートという使い方)。 
- 接続インターフェイス
- 起動はIDE、データはSCSI(ホットプラグ)と言われている。
 
- レガシー:IDE、IDEの起動の上限は2TBなどがある。
 
- 第2世代:IDE等のレガシー無し、SCSI(ブート可能、ホットプラグ)。
 
 
- パススルー・ディスク
- メリット:物理直結、高性能な外部ストレージの機能を活用可能。
 
- デメリット:物理構成に依存。Hyper-Vのスナップショット(チェックポイント)は利用不可能。
 
 
仮想NIC  †
- ホストの仮想NICは、仮想スイッチ毎に作成される。
 
- 完全仮想化(エミュレーション・モード)
- レガシー・ネットワークアダプタ
 
- インテルのチップのエミュレーション、PXEブートはレガシNICのみ。
 
 
- 準完全仮想化(統合モード)
- 通常のネットワークアダプタ
 
- NICオフロードなどのドライバ機能はこちらでのみサポート。
 
 
その他アダプタ等の追加  †
- SCSI(ブート不可能)
- 第1世代仮想マシンは、ブート不可。
 
- 第2世代仮想マシン(2012R2)から、ブート可。
 
 
VM操作  †
以下の操作が可能。
電源オンオフ  †
スナップショット(=チェックポイント)  †
2012R2からチェックポイントに統一
- 旧Hyper-V:スナップショット
 
- 旧SCVMM:チェックポイント
 
エクスポート・インポート  †
VHD(仮想ディスクファイル)だけではなく、
VM設定などもまとめて(関連ファイル一式を)エクスポートする。
レプリケーション  †
- DR用(5分に1回のレプリケーション)
 
- 少々信頼性は落ちるが、レプリ頻度の低いDBミラーな感じ。
 
- 要件:同じADに参加しているか、証明書を共有している必要がある。
 
 
VMの移動(フォルダ、ストレージの移動)  †
- 2012から、VMの稼動状態を維持したたま、記憶域の移動が可能となった。
 
- 2008R2までは停止後移動のため、ダウンタイムが発生。
 
- 2008R2+SCVMM
ゲストOSを止めて、ファイルを移動後、構成変更。 
- 2012
上記の機能を、H-Vが機能を持つようになった。
ホストOSから見えている範囲でゲストが動いたまま移動可能。 
ネットワーク作成  †
仮想ネットワーク  †
| 動作モード | 意味 | 
| 内部仮想ネットワーク | 仮想マシン間やホストOSとの間での通信のみが許可されるネットワーク・インターフェイス。外部へはアクセスできない。IPアドレスの割り当てサービス(DHCPサービス)はないので、必要ならDHCPサービスを仮想マシン上で稼働させるか、固定IPアドレスを利用する | 
| 外部仮想ネットワーク | 外部(インターネットなど)へアクセス可能なネットワーク・インターフェイス。ホスト・コンピュータに装着した物理ネットワーク・インターフェイスと同様に、外部との通信ができる。IPアドレスはホスト・コンピュータと同様に、外部のDHCPサーバを使って割り当てられる | 
| プライベート仮想マシンネットワーク | 内部仮想ネットワークと類似しているが、仮想マシン同士間での通信のみが許可されるネットワーク・インターフェイス。ホストOSともやり取りできない。完全に外部から隔離されたネットワークになる。Virtual PCやVirtual Serverの「内部仮想ネットワーク」に相当する。IPアドレスの割り当てサービス(DHCPサービス)はないので、必要ならDHCPサービスを仮想ネットワーク上で稼働させるか、固定IPアドレスを利用する | 
 
仮想スイッチ  †
- 通常のレイヤ 2 スイッチとして動作する。
- タグ付き VLAN
 
- プライベート VLAN [2012新機能]
 
 
- その他の機能
- ルータ・ガード
VM がルーター アドバタイズに基づいて動作するのを停止する。 
- DHCPガード
ユーザが VM をDHCPサーバとして承認しない限り VM の DHCP トラフィックを停止する。 
- ポート ミラーリング
あるポートが送受信するデータを、同時に別のポートから送出する機能。 
 
- 動作モード
- 外部スイッチ(外部仮想ネットワーク)
 
- 内部スイッチ(内部仮想ネットワークのスイッチ)
 
- プライベート・スイッチ(プライベート仮想マシンネットワークのスイッチ)
 
 
- Hyper-V 2012からネットワーク仮想化(NVGRE)もサポートする。
 
クラスタ  †
以下のタイプのクラスタが構築可能。
- ゲスト・レベル
- ゲスト・クラスタ
 
- ゲストNLB
 
- レプリカ(2012から)
 
- 仮想マシン・モニタリング
 
 
- ホスト・レベル(ホスト・クラスタ)
下記参照。
- フェールオーバー
 
- ライブ・マイグレーション
 
- クイック・マイグレーション
 
 
- スタンドアロン・ホスト
 
- ホスト・クラスタ
 
- SMBファイル共有
 
クラスタ(共有ディスク)の作成方法  †
- Windows Storage Server 2008 R2 iSCSIのVMを作成。
 
- iSCSIはタダのネットワークなのでVM内部から接続設定する。
 
その他  †
関連OS側機能  †
ストレージ・オフロード  †
ODX:Offload Data Transfer
ストレージ側の転送機能をOSから使う機能。
Windowsの機能として提供されている。
Tags: :Windows, :Hyper-V