「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次  †
概要  †
Azure Backup で、様々なサーバーおよびワークロードを保護できる。
- 定期的にバックアップしておくことが重要。
- 設定を変更したところ OS が起動しなくった。
 
- 誤って重要な ファイルを消してまった ファイルを消してまった。
 
- アプリの バグによりデータベスデータが破損してまった。
 
 
- 主要な Azure Backup の利用形態に以下3種類がある。
- VMのバックアップ
 
- オンプレミスのVMやDBのバックアップ
 
- ファイルやフォルダのバックアップ
 
 
詳細  †
対象  †
バックアップは、リカバリ・サービス・コンテナに取得する。
Azure VM  †
- 即時バックアップを行う場合は、
管理ディスクのスナップショット作成機能を使用。
(ただし、VSSは使用しないのでファイル不整合の可能性) 
Azure VM 内のファイル  †
- ファイル、フォルダ、システム状態をバックアップ。
(リカバリ・サービス・コンテナに取得) 
Azure VM 内の SQL Server  †
MARSエージェント+SQL Server のバックアップ。
(リカバリ・サービス・コンテナに取得)
Azure VM 内の 各種サーバ  †
MARSエージェント+各種バックアップ機構。
(リカバリ・サービス・コンテナに取得)
...。
...。
オンプレ  †
MARSエージェント+MABS / SC DPMで
オンプレのVMのバックアップも可能。
コンポーネント  †
Microsoft Azure Backup Server (MABS)  †
- 取得したバックアップ・データは、MARSで
リカバリ・サービス・コンテナに転送される。 
- 稼働中にオンラインでバックアップ取得可能(VSS)
 
- バックアップ取得は非同期で行われる
即時でのバックアップではない、かなり時間がかかる。 
- Windows にも Linux にも 対応
- Windowsの場合は、アプリ整合性スナップショットを取得
 
- Linuxの場合は、ファイル整合性スナップショットを取得
 
 
Microsoft Azure Recovery Services (MARS) Agent  †
- バックアップ・データを、
リカバリ・サービス・コンテナに取得する部分の実装 
- 閉域構成でもバックアップ取得が可能
(隠し経路を利用しリカバリ・サービス・コンテナに) 
- オンプレミスのバックアップを
リカバリ・サービス・コンテナに転送可能。 
System Center DPM  †
- オンプレのVMのバックアップも可能。
 
- SCの場合、MABSの代わりに利用。
 
リストア(復元)の仕組み  †
- リカバリ・サービス・コンテナのバックアップを、
ステージング・ストレージにロードし、ディスクをリストア(復元)する。 
- ディスクをリストア(復元)したのちにVMをリストア(復元)する。
 
現在のVMにリストア(復元)  †
ディスクを差し替える。
別VMとしてリストア(復元)  †
新規にVMを作成、場所は問わない。
ファイルのリストア(復元)  †
ディスクを追加でマウント、セキュリティに注意。
セキュア化とロックダウン  †
作業内容の安全性の確認  †
- 入力制御(インバウンド)
本機能への入力が、IaaSから見て出力なので、経路制限について。
- 最新のVM バックアップでは、明示的な経路制限は不要(自動的)
 
- オンプレ バックアップでは、明示的な経路制限が必要
 
 
- ハードニング(クライアント or サーバ)
- 透過的暗号化
- リカバリ・サービス・コンテナ内のデータは暗号化されている。
 
- バックアップのリストア(復元)処理をしない限りはアクセスできない。
 
 
 
- 出力制御(アウトバウンド)
本機能への出力が、IaaSから見て入力なので、経路開放について。
- 入力制御と同様に、明示的な経路開放は不要(自動的)
 
- ファイルの復元機能では経路開放が必要
 
 
変更・保守、作業の一覧化  †
バックアップ・データにアクセスできるため、
セキュリティ的に権限付与が重要になる。
- Backup Contributor
バックアップの作成・管理 
- Backup Operator
Contributor から以下の権限を取ったもの
 
- Backup Reader
バックアップの監視を行う 
- リストア(復元)
- VM Contributor ロールが必要
 
- NIC 作成が必要な場合は Network Contributor ロールが必要
 
 
参考  †
Microsoft Docs  †
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