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本ページでは、VB 6.0からVB.NETへのコンバージョン(手修正有りのコンバージョン移行)の作業範囲を扱います。
VB 6.0の開発環境は既に2008年をもってサポートを終了しており、VB.NETへの移行が求められてきています。
しかしながら、コンバージョンによるVB 6.0 → VB.NET移行は、実際には容易ではありません。
例えば、 VB 6.0で使用する3rdパーティ製ライブラリ利用部分がコンバージョン ツールでサポートされない
等々に起因する修正範囲拡大の可能性がVB 6.0 → VB.NETコンバージョンにはあります。
特にVB 6.0はGUIアプリケーション開発に利用されてきたため、上記3rdパーティ製GUIコンポーネントの多用によって、
VB 6.0 → VB.NETコンバージョンの修正範囲が拡大するケースが多い事が過去事例からも判明しています。
このような「手修正有りのコンバージョン移行」の場合は、新規開発時と同程度のテスト工数に加え、
ポーティング工数が必要になり、トータルでVB.NETでの新規開発以上の工数が必要となるようなケースも考えられます。
このようなケースではVB 6.0 → VB.NETコンバージョンは適切な移行パスではありません。
このため、以降の準備作業として、
コードの変換率を調査する必要があります。
(3rdパーティ製ライブラリを使用している場合、
移行先に同じインターフェイスのサポートされている
3rdパーティ製ライブラリが存在しているか?などにも注意して下さい)。
Tags: :移行, :.NET開発, :Visual Basic