「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次  †
概要  †
詳細  †
特徴  †
- 既設のDCがExpress Routeに対応していれば、追加費用は比較的少ない。
 
- 盗聴の可能性は低いので、暗号化はされない(VPNとの併用は可能だが非推奨)。
 
接続方法  †
- パブリック・インターネットを経由しない。
 
- Express Routeに対応したDC経由で接続する。
- Azure ⇔ DCまでがExpress Routeで、
 
- DC ⇔ オンプレまでが専用線接続サービス。
 
 
2つのタイプ  †
Private Peering  †
VNET(プライベートIP)に対する接続(オンプレ延伸)。
Microsoft Peering  †
- 以下のSaaSのパブリックIPへ(、L4 NATルータのプライベートIP経由で)、接続も可能。
 
- 構築時のポイント
- L4 NATルータで、プライベートIP → パブリックIPへ変換する。
 
- 接続先SaaSはマルチテナントなので、
L7 プロキシを使用して、自テナントへのアクセスのみに制限するなど。 
 
代替サービス  †
- Private Peeringの代替サービス
 
- 専用線は慣例で、実は不要なケースが多い。
- 盗聴対策としては暗号化で十分
 
- 帯域もDCまでの専用線接続サービス部分で問題が起き安い。
 
- 以下の検討を行う。
- インターネットの主要幹線の近くで接続するようにする。
 
- ローカル-WANに、SD-WANを活用するようにする。
 
 
- → 要件の再確認
 
 
要件の再確認  †
インターネットを使わない  †
- 意味
- パブリック IP を使わない。
 
- 特定できない経路を通らない。
 
 
- 検討項目
- パブリック IP を使わないと構成できないケースや、
パブリック IP を使っても、セキュアに構成できるケース等がある。 
 
- 従って、重要なのは、
危険性の高い不特定ネットワークを通る通信、
特に下位  IX (Internet eXchange) を通るような通信
を避けるように経路を構成すること。
 
専用線で接続する  †
- 意味
- 機密性(安全性)を確保したい。
 
- 通信の安定性を確保したい。
 
 
- 検討項目
- 機密性(安全性)は暗号化通信により確保できるため、
機密性確保のために専用線を使う必要はない。 
- 通信の安定性は、確かに専用線(ER)では確保し易いが、
Azure Peering Serviceであっても回線契約を
太くすれば十分な帯域と安定性が安価に確保できる。 
 
閉域接続する  †
- 意味
- 必要ないところに経路上出ていけないようにする。
 
- 接続先を特定のサービスに限定する。
 
 
参考  †
Tags: :インフラストラクチャ, :クラウド, :セキュリティ, :通信技術, :Azure