Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
OAuthの利用例 †
Instagramで共有した写真をFacebookやTwitterにも投稿 †
Instagramの設定画面から複数の外部サービスと連携するように設定できる。
- InstagramはOAuthを用いて外部サービスに代理投稿するアクセス権限を受け取る。
- すると、Instagramは外部サービスに写真を投稿できるようになる。
Facebook Twitter IDでほかのサイトにログイン †
「Facebook IDでログイン」や「Twitter IDでログイン」といったボタンで利用されている。
- 本来、認証・ID連携のために設計されたものではないが、
- 外部サービスにユーザのプロフィール情報を取得するAPIが存在する場合、
このAPIへのアクセス権限を受け取ることで、認証・ID連携の代替が可能。
- 誤った使い方をして脆弱性を生み出しているケースも多い。
OAuthのシーケンス †
Step 0:Client Registration †
準備
- クライアント登録の方法についてはOAuthの仕様では定められていない。
- OAuth Clientは、OAuth Serverに対してアプリ名やドメインなどを添えて自身を登録。
- 通常はOAuth Serverのデベロッパー向けサイトでOAuth Clientを登録する。
Step 1:Initiate †
シーケンスの開始
- 「Facebook IDでログイン」や「Twitter IDでログイン」といったボタンで開始する。
- OAuth ClientがResource OwnerからAPIアクセス権限の付与を受ける。
- OAuth 1.0とOAuth 2.0とでフローは多少異なる。
Step 2:Authorization Request †
認可のリクエスト
- OAuth ClientはOAuth Serverにアクセスし、未認可のRequest Tokenを取得する。
- OAuth ClientはRequest Tokenを付与しResource OwnerをOAuth Serverにリダイレクト
- Request Tokenは、OAuth 2.0では「client_id」というパラメータに該当する。
Step 3:Authenticate User & Get Approval †
ユーザー認証とアクセス権限付与
- リダイレクトを受けたOAuth Serverは、ユーザを認証(OAuthの仕様には含まれない)する。
- ユーザが使用するOAuth ClientにOAuth Serverへのアクセス権限付与を許可する。
Step 4:Authorization Response †
ユーザ認証、ユーザがアクセス権限の付与を許可した後、
- OAuth ServerはResource OwnerをOAuth Clientにリダイレクトして戻す。
- リダイレクトURLには、アクセス権限を示すトークンが含まれる。
参考 †