Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
2008以降、機能概要についてはこちらが参考になる。
2003(Ntbackup)からの変更点 †
- ボリュームのブロックレベルのバックアップが可能となった。
- ファイル・レベルのバックアップ機能が復活。
- ただし、お勧めは、ボリュームバックアップ(速い)。
- ファイルの種類、パスに基づいた除外機能。
- バックアップシュケジュールを指定可能
(週次等の詳細設定はwbaadmin+TaskScheduler?を使用)
- バックアップ・ファイルの形式は*.bkfから*.VHDへ。
- サポートされるメディア
- Ntbackup
- Windows Serverバックアップ
- HDD、ネットワーク共有、USB、DVD(テープ不可)
(テープ不可ので、D2D:ディスクtoディスクの後に、D2T:ディスクtoテープ)
CUI(wbaadmin) †
- wbaadmin(Windows Serverバックアップのコマンド ライン版)
- 詳細なスケジュール指定が必要な場合は、TaskScheduler?と併用
- Windows PowerShell コマンドレット
- 2008R2:Get-Command -Module "Windows.ServerBackup?"
- 2012:Get-Command -Module "WindowsServerBackup?"
所感 †
Windows Serverバックアップは、
単純な、
だけでなく、
VSSバックアップに対応したことで、
内部が良く見通せなくなってきている(また、ドキュメントも十分でない)。
また、ICTの多様化・複雑化も重なり、
特定のアプリケーションのバックアップ用に設計されるということでもあり、
(例えばHyper-VのホストOSからのゲストOSのVSSバックアップの全体像など、)
複雑で理解し難いものになる。
この場合、個別でのバックアップ設計が困難になり、
バックアップ ソリューションによるワンストップ対応が必要となってくる。
KB †
Windwos Serverバックアップが失敗する †
VSS System Writerが表示されずバックアップに失敗する †
https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2012/06/27/vss-system-writer/
以下のHotfixを適用することで対策可能。
- Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 を実行しているコンピューターで
システム状態のバックアップをバックアップすることはできません。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2807849
.Net Frameworkが実装されている環境において、System Writerは独自のメタデータ情報を準備するために、
%WinDir?%\Microsoft.Net\Framework 配下のサブフォルダを列挙して処理を進める必要があります。
このフォルダにあるサブフォルダ数が 1,000 個以上存在する場合、システム実装上の制限により
System Writer がメタデータ情報を正しく準備できず、その結果、”System Writer” が表示されない現象が発生します。