「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>トラブルシュート]] * 目次 [#j79073d1] #contents *概要 [#cbb25db0] -以下のようなケースで --新機能などを調べたいとき --エラーが発生してその原因を調査したいとき >Google や Bing などの検索サイトで情報を得ている方は多いと思います。 -ただし、効率的な探し方でないと、目的のサイトになかなかたどり着けず、貴重な時間をロスしてしまいます。 -本ページでは、Google や Bing などの検索サイトで、効率的に情報を得る方法をご紹介します。 *Google あるいは Bing での探し方 [#jf79cdc7] まず、検索サイトを使用した一般的な検索方法をご紹介します。 なお、本ページの作成にあたり、以下のサイトを参考にいたしました。 -Googleの検索方法と検索オプション、テクニックまとめ | 株式会社LIG~ https://liginc.co.jp/web/service/google/86222 -Googleで特定の言葉を除外して検索する方法 - 非天マザー by B-CHAN~ http://www.b-chan.jp/entry/Google/minus-search -ウェブ検索の精度を高める - Google 検索 ヘルプ~ https://support.google.com/websearch/answer/2466433?hl=ja **キーワード検索 [#vff1f179] 検索したいキーワード (英単語または日本語の単語) を入力して、該当するキーワードがあるサイトを検索する方法です。~ たとえば、''マイクロソフト'' で検索すると、「マイクロソフト」という単語を含むサイトがヒットします。 このキーワードの指定には、以下のような検索オプションがあります。 -[[すべてのキーワードを含むサイトを検索する>#pd3b494b]] -[[キーワードに完全に一致するサイトを検索する>#u080b221]] -[[いずれかのキーワードを含むサイトを検索する>#yc57c179]] -[[特定のキーワードを除外する>#jba89574]] -[[大文字・小文字の区別はしない>#vb6caba7]] ***すべてのキーワードを含むサイトを検索する [#pd3b494b] キーワード1 キーワード2 のように、半角スペースで区切ってキーワードを列挙すると、すべてのキーワードを含むサイトを検索できます。 -ただし、時々指定したキーワードが検索に使われないことがあります。~ (すべてのキーワードを使って検索すると検索結果の数が減ってしまうところを、~ 一部のキーワードを検索から外してでも広く検索するという機能のようです)~ -このような場合、[[次に示すダブルクォーテーションを使う>#u080b221]]と、すべてのキーワードを含むサイトを検索できます。 ***キーワードに完全に一致するサイトを検索する [#u080b221] "キーワード" -たとえば、''Windows 10'' や ''Visual Studio'' など、スペースを含む言葉を検索する場合、~ ''"Windows 10"'' のようにダブルクォーテーションで囲むことで、完全に一致するサイトを検索することができます。 -ただし、''Windows 10'' や ''Visual Studio'' のような一般的な単語であれば、~ あえてスペースを入れず、''windows10''、''visualstudio'' というキーワードで検索することもできます。 -また、先ほどご紹介した、キーワードが検索に使われない場合も、 "キーワード1" "キーワード2" >のようにそれぞれのキーワードをダブルクォーテーションで囲むことで、すべてのキーワードを含むサイトを検索できます。 ***いずれかのキーワードを含むサイトを検索する [#yc57c179] キーワード1 OR キーワード2 のように ''OR'' をつけるか、 キーワード1|キーワード2 のように ''|'' で区切ることで、いずれかのキーワードを含むサイトを検索することができます。(ここで、''OR'' は半角大文字で指定する必要があります) ***特定のキーワードを除外する [#jba89574] キーワード1 -キーワード2 のように、キーワードの前に ''-'' をつけると、そのキーワードを除外することができます。 ***大文字・小文字の区別はしない [#vb6caba7] 検索サイトに指定するキーワードは、大文字小文字を区別しません。 つまり、 windows と検索しても、 WINDOWS と検索しても、 結果は同じです。 **特定のサイトの中だけで検索する [#b1d69aab] キーワード site:サイト名 のように、''site:'' オプションを付加して検索すると、 特定のサイトの中だけを検索できます。 -たとえば、 IoT site:microsoft.com >と検索すれば、マイクロソフトのサイト内で、IoT に関わる情報を検索できます。 -他にも、 キーワード site:microsoft.com/japan >とすれば、日本マイクロソフトのサイト内に限定できます。~ 詳しくは、[[マイクロソフトのサイトからの検索>#v807e255]]をご覧ください。 **日本語・英語 [#qd63dfd0] ***日本語・英語両方の情報を得る [#t3236f13] 一般的な単語であれば、日英を気にしなくても、検索サイトが自動的に翻訳して検索してくれます。 -たとえば、 memory leak "windows server 2003" >と検索すると、「memory leak」が自動的に「メモリリーク」と翻訳され、~ 「memory leak」と「メモリリーク」の両方の情報を得ることができます。 -また、 excel comparsion|比較 2003 2007|2010 >のように ''|'' をつけて検索すると、~ 「comparison」または「比較」の情報を得ることができます。~ このようにしても、日本語・英語の両方の情報を得ることができます。 ***日本語の情報だけに絞る [#d3b00f8d] 日本語の情報だけに絞りたい場合は、[[こちらのサイト>https://productforums.google.com/forum/#!topic/chrome-ja/fnEkGffQyPs]]のように、検索ツールを使うことで可能です。 また、この他にも、検索キーワードに日本語を含めることで、日本語の情報だけに絞ることができます。 たとえば、先ほどの「memory leak」の例では、 memory leak "windows server 2003" の とします。 日本語の文章には、ほぼかならず助詞として「の」というひらがなが入ると思われますので、~ 「の」をキーワードに含めることで、日本語の情報だけに絞ることができます。 *マイクロソフトのサイトからの検索 [#v807e255] **製品/サポート情報サイト [#x444c20b] マイクロソフトのサイトは情報・対象者など情報の幅が広いので、~ 製品情報やサポート情報をたどって探す際には、遠回りをする可能性があります。 以下に、主なマイクロソフトのサイトを列記します。~ この中で、該当しそうなサイトからリンクをたどるか、 site: 指定で検索します。~ ここで、日本語のサイトには、 ''japan'' あるいは ''ja-jp'' が付いています。 日本語のサイトは、URL の ''ja-jp'' を ''en-us'' に変更すると、同じ文書の英語のページが表示されます。~ ここで、日本語のサイトは、英語のサイトを機械翻訳したものである可能性があります。~ もし機械翻訳された文章がわかりにくい場合は、URL の ''ja-jp'' を ''en-us'' に変更し、~ 英語のサイトからたどるほうが、探したい情報が早く見つかる可能性があります。 |#|サイト URL|サイト説明|h |1|http://www.microsoft.com/&br;http://www.microsoft.com/japan|サイト TOP| |2|http://technet.microsoft.com/en-us/&br;http://technet.microsoft.com/ja-jp/|Technet, サーバー系製品ドキュメント| |3|http://msdn.microsoft.com/en-us/&br;http://msdn.microsoft.com/ja-jp/|MSDN, 開発系ドキュメント| |4|http://office.microsoft.com/en-us/&br;http://office.microsoft.com/ja-jp/|Office 系製品サイト、Office 系ドキュメント| |5|http://onlinehelp.microsoft.com/en-us/|SystemCenter(一部), Office365, Intune 系ドキュメント| |6|http://support.microsoft.com/|サポート情報| |7|http://support.microsoft.com/lifecycle/|サポートライフサイクル情報| |8|http://support.microsoft.com/lifecycle/search/default.aspx|サポートライフサイクル情報/サポート期限検索| |9|http://technet.microsoft.com/en-us/evalcenter/default.aspx|評価版ダウンロード| |10|http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/default.aspx|最新バージョン, 最新の Beta/RC 版のダウンロード| |11|http://www.microsoft.com/presspass/&br;http://www.microsoft.com/japan/presspass/|News Release| |12|http://www.microsoft.com/download/en/&br;http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/|Microsoft Downlaod Center| **コミュニティ系サイト [#m22be8d7] コミュニティ系サイトは、 -ベータ版を含む最新情報 -トラブル経験値 -こうやったら動いた などの情報が豊富であることが特徴です。 フォーラムサイトなどの場合、マイクロソフトによる公式情報ではない可能性がありますが、~ [[製品/サポート情報サイト>#x444c20b]]で公式情報が見つからなかった場合でも、問題の解決の糸口として有効です。 |#|サイトURL|サイト説明|h |1|http://blogs.msdn.com/|開発系 マイクロソフト社員のブログ| |2|http://blogs.technet.com/|ITpro 系 マイクロソフト社員のブログ| |3|http://answers.microsoft.com/en-us&br;http://answers.microsoft.com/ja-jp| マイクロソフト コミュニティ&br;個人/一般ユーザー向けのフォーラムサイト。&br;だれでも参照/検索可能。&br;Live ID があれば、書き込みも可能。| |4|http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/categories/&br;http://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-jp/categories/|TechNet Forum&br;個人/一般ユーザー向けのフォーラムサイト。&br;だれでも参照/検索可能。&br;日本語のページで検索がうまくいかないようでしたら、英語のページでも検索してみてください。&br;Live ID があれば、書き込みも可能。| |5|http://social.msdn.microsoft.com/Forums/en-US/categories/&br;http://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-jp/categories/|MSDN Forum&br;個人/一般ユーザー向けのフォーラムサイト。&br;だれでも参照/検索可能。&br;日本語のページで検索がうまくいかないようでしたら、英語のページでも検索してみてください。&br;Live ID があれば、書き込みも可能。| |6|http://channel9.msdn.com/|マイクロソフト社員インタビュー, 製品デモ video| |7|http://www.codeplex.com/|マイクロソフトが運営するオープンソース リポジトリ。&br;開発系のサンプル、サーバー系のテンプレートなど、ソース・ドキュメントが多数。&br;マイクロソフト社員からの提供も多いですが、マイクロソフト社員でなくても登録・公開できますので、公式の情報も漏れなく探してください。| ***フォーラムサイトで情報を得る場合のポイント [#ofdad7cc] 何かシステム開発においてトラブルが発生し、フォーラムサイトで~ 原因および解決方法を探す場合、以下の点に注意してみてください。 -似た現象が発生している人の、現象ではなく、返答をみる。~ 返答の中に、解決への糸口になる情報がある可能性があります。 -質問者が解決できていなくても、返答がある場合は、返答を確認する。 --(返答の内容で解決するのに、)別の理由で解決できていないだけかもしれません。 --あるいは、「解決した」と書き込んでいないだけかもしれません。 *マイクロソフト以外のサイトからの検索 [#sa1af50d] **ニュースサイト [#j79932a0] トラブル時よりも、新製品情報を検索するときに有効です。 -例 --site:atmarkit.co.jp (@IT) --site:itmedia.co.jp (ITmedia) --site:nikkeibp.co.jp (日経BPネット) 検索の際は、 -''日立 IBM HP'' などのメーカ名 -''運用 監視|配布 仮想'' のような機能要件の一般用語 を一緒に指定すると、絞込みが早いと思われます。 **コミュニティサイト [#g877ac80] マイクロソフト以外のコミュニティサイトも、 -ベータ版を含む最新情報 -トラブル経験値 -こうやったら動いた のような情報が豊富です。 そのため、多数の既知情報が見つかる可能性があります。 -例 --site:dobon.net --site:oshiete.goo.ne.jp --site:okwave.jp ここで、 site:okwave.jp ベストアンサー windowsupdate 起動しない のように、キーワードに ''ベストアンサー'' や ''おすすめ'' などを付加すると、回答のあったものを優先して探せる可能性があります。 *検索例 [#p8549102] ここでは、いろいろなケースを想定し、さきほどご紹介した、検索サイトでの検索方法をもとに、キーワードの指定方法をご紹介します。 **多くのサイトから情報を得る [#f3cf14ed] 広く、多くのサイトから情報を得る場合は、サイトを限定せず、通常の[[キーワード検索>#vff1f179]]を行います。 **特定のサイトのみから情報を得る [#f7304abe] 必要に応じて、[[「特定のサイトの中だけで検索する」>#b1d69aab]]でご紹介した、キーワード+サイト指定検索を行います。 以下に、例をいくつかご紹介します。 - site:microsoft.com/japan 発売|リリース office|sharepoint >日本マイクロソフト内で、office または sharepoint の新製品発売に関する情報を得ることができます。 - site:microsoft.com visualstudio edition professional|ultimate difference|comparsion >microsoft サイト全体で Visual Studio のエディション比較の情報を得ることができます。 - site:blogs.msdn.com virtualpc -2004 windows7 script >MSDN 開発ブログの中で、Windows 7 と Virtual PC 7 (2004除く) script に関するブログの情報を得ることができます。 **技術系キーワードで検索する [#e2361840] ***一般的な単語で検索する [#d58641c4] ''string'' や ''windows'' のような、一般的な単語で検索すると、~ 検索結果が多くなりすぎてしまい、目的のサイトにたどり着くのに時間がかかってしまいます。 必要に応じて、 string C# 初期化 など、キーワードを増やし、 ヒットするサイトを絞り込むことで、~ 目的のサイトにたどり着きやすくなります。 ***記号を含むキーワードで検索する [#bafd51c5] ''C#'' や ''C++'' など、記号を含むキーワードであっても、~ 検索サイトは正しく検索してくれる場合が多いです。 もし検索結果が意図しない場合、 "キーワード" のようにダブルクォーテーションで囲むと、~ 正しい結果になる可能性があります。 ***製品名で検索する [#t8bbc23f] たとえば、 Microsoft Exchange Server についての情報を得たい場合を考えます。 このとき、 製品名の一部である Exchange で検索してしまうと、 -Microsoft Exchange Server の情報だけでなく、 -「交換する」「両替する」という意味の英単語としての Exchange の情報もヒットしてしまいます。 このため、 Microsoft Exchange Server だけの情報がほしいのであれば、 "exchange server" のように正確な名前で検索します。 ***複数 or 特定のバージョンで製品を検索する [#je431804] -複数製品バージョンを対象にする場合は、 「''|''」演算子で並べて検索します。~ たとえば、以下で検索すると、「Windows 7」と「Windows 10」の情報を得ることができます。 windows 7|10 -特定の製品バージョンを除外する場合は、 「''-''」演算子で除外して検索します。~ たとえば、以下で検索すると、「Office 2007」または「Office 2010」の情報は得ることができますが、「Office 2003」は除外されます。 office 2007|2010 -2003 ***VB の情報を検索する [#v2e4c377] .NET Framework が登場した当初、Visual Basic は「Visual Basic .NET」「VB.NET」と呼ばれていました。~ しかし、Visual Studio 2005 以降は、''.NET'' の呼称がなくなり、「Visual Basic」「VB」と呼ばれるようになりました。 -このため、 VB Visual Basic >で検索すると、VB6 や VBA の情報もヒットする場合があります。 -そのため、~ .NET Framework のプログラミング言語としての「VB」のみを検索するのであれば、 VB -VB6 -VBA >のように VB6 や VBA を除外します。 -加えて、 --[[一般的な単語で検索する場合の注意点>#d58641c4]]でご紹介しましたように、~ 検索するキーワードを増やすことで、目的のサイトにたどり着きやすくなります。 --なお、VB のクラスライブラリ (.NET Framework の API 仕様など) の使い方を調べる場合、~ 以下の理由から、あえて C# で調べたほうが見つかりやすい場合があります。 ---クラスライブラリの使い方であれば、VB でも C# でもほぼ同様のため ---C# のほうが情報量が多い場合があるため ---VB6やVBAの情報が混入しなくなるため **エラー情報からエラーの原因や対処方法などを検索する場合 [#f2daafd7] ここでは、 -エラーコード -エラーメッセージ など、発生したエラーの情報をキーワードに指定して、~ エラーの発生原因や対処方法などを検索するケースを考えます。 ***エラーコード [#c18ade4d] 使用する製品やツールなどにより、エラーコードはまちまちです。 たとえばマイクロソフト製品の場合、エラーコード (HRESULT) は -「0x8007000E (16 進表記)」 -または「2147942414 (10 進表記)」 で表示されます。 -通常は、 エラーコード 製品名 >のように、~ エラーコードと製品名を AND 検索することで、~ エラーの発生原因などを突き止めていきます。 -ただし、~ 一般的でないエラーコードの場合、検索結果が極端に少ないことがあります。~ その場合は、製品名を外してエラーコードのみで検索し直すと、 --Windows (OS/PlatformSDK) や --Visual Studio(開発系) での >同じエラーコードの情報が見つかる可能性があります。~ (同じマイクロソフト社が作った製品ですので、製品は違っていても、~ 別製品でも同じエラーコードが表示され、同じ発生原因/対処方法である可能性があります) ***エラーメッセージ [#x5059de3] エラーメッセージは、エラー内容など、有益な情報が格納されている場合があります。 -例 --リソースが不足しています。 --このコンピューターはリモート コンピューターに接続できません。 --パラメータに誤りがあります。 -このため、エラーメッセージを正確に入手できたら、~ そのメッセージをそのままキーワードにして、検索を行います。~ 文章であっても、検索エンジンがキーワードに分割して検索してくれます。 **検索結果の解釈 [#ccc856d0] このように、キーワードや検索オプションによる絞り込みを行うことで、検索を行います。~ 検索結果は一覧で表示されますが、ここでの見方 (解釈) も重要です。~ 一覧の中で、マッチしたキーワードは''太文字''で表示されます。 ここで、以下の点に注意します。 -太文字になっているキーワードが多いものを重視し、少ないものは後回しにする。~ 太文字になっているキーワードが少ない場合、検索キーワードについての情報が少ない可能性があります。~ そのため、太文字になっているキーワードが多いものから確認します。 -「未指定」という表示がないか確認する。~ 「未指定」とは、Google 検索の場合に、Google が自動的に検索キーワードから除外したものです。~ 「未指定」の表示があると、一部のキーワードが検索に使われていない可能性があり、目的のサイトにたどり着くのに時間がかかる可能性があります。~ この場合、ダブルクォーテーションでキーワードを囲むことで、そのキーワードを必ず検索に使わせることができます。 -公式の情報かどうか確認する。~ たとえば、''social.technet.microsoft.com'' や ''social.msdn.microsoft.com'' は、~ マイクロソフトが運営している、個人/一般ユーザー向けのフォーラムサイトです。~ そのため、''microsoft.com'' というドメインではありますが、マイクロソフト公式情報ではありません。~ このため、必要であれば、マイクロソフト公式の情報も探すようにします。 **できないことの証明 (悪魔の証明) [#l34b4e85] たとえば、システムを開発している中で、~ ある機能の実現可能性を調査するケースを考えます。 ここで、 - 「○○というツールを使えば、××することができる」 >のように、''できることを証明する''ことは比較的容易ですが、 - 「○○というツールを使っても、××することはできない」 >という、''できないことを証明する''ことは一般的に「悪魔の証明」と呼ばれ、困難です。 調査にかけられる時間を考慮して、必要ならサポートに問い合わせる選択も検討します。 *具体例 [#md4242bd] ** 1: ブルースクリーンになった場合の検索方法 [#x33ac984] ブルースクリーンとは、 -Windows OS に何かしらの異常があった場合に表示されるメッセージを言い、 -そのメッセージの背景色から「ブルースクリーン」と言われます。 ブルースクリーンになった場合は、 エラーコード(16 進表記) hang|blue|bsod|reboot のように、ブルースクリーンになったことを示すキーワードを付加します。~ (ここでの BSOD とは、Blue Screen Of Death. の略です) また、STOP エラーや Blue Screen の際には、上記のエラーコードと共に、~ 4 個の 16 進表記の CPU レジスタ値が表示されることがあります。 その場合、 +CPU レジスタ値は環境に依存するため、~ まずは、CPU レジスタ値をキーワードに含めないで検索し、 +その後、必要に応じ更に絞込む際に使用します。 ** 2: プログラムが応答しない(ハング、無応答の)場合の検索方法 [#t5d90007] 現象を表すキーワード hang|response のように、hang|response のキーワードを付加します。 ** 3: Azure SQL Database elastic database tools の調査 [#o415cb99] これまでにご紹介した検索方法を使って、具体的にあるツールを調査する場合の手順をご紹介します。~ ここでは、Azure SQL Database elastic database tools というツールについて調査するケースを考えてみます。 ***ツールの概要の調査 [#yfdbe3d7] まず、この Azure SQL Database elastic database tools がどのようなものなのかを調査します。~ ''Azure SQL Database'' とありますので、マイクロソフトのクラウドサービスであることが推測されます。~ したがって、まずはマイクロソフトのサイトの中から、このツールについて検索してみます。 site:microsoft.com Azure Database Elastic tools で検索すると、いくつかの情報が見つかります。~ まずはここから、このツールについての概要を知ることができます。 この中で、 -Azure SQL Database の Elastic Scale の概要~ https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/sql-database-elastic-scale-introduction/ -シャード マップの管理~ https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/sql-database-elastic-scale-shard-map-management/ などの内容を確認すると、このツールについて概要を知ることができます。 ***より詳細な情報の調査 [#e481abd3] 上記のサイトからさらにリンクをたどって情報を得るか、 Azure Database Elastic tools 使い方 など、キーワードで絞り込むことでより詳細な情報を得ることができます。~ 使い方などは、マイクロソフト以外のサイトにもたくさん情報がありますので、~ 広く情報を得るとよいと思われます。 *参考 [#ab423a59] **[[問合せ時、入力頂きたい情報]] [#x9093932] ---- Tags: [[:設計のポイント]], [[:障害対応]]