Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki -[[戻る>CRMのシステム要件と必須テクノロジ]] * 目次 [#c65d1627] #contents *概要 [#x81bc648] 「[[Dynamics CRM]]」のサーバ機能について説明します。 *役割のグループ [#a32f7db5] 役割毎に分けてインストールするのが推奨される。 **フロントエンド [#jc08216b] インターネットに公開されるオンライン処理の機能 -クライアント・アプリケーション -SDKを使用して開発したカスタム・アプリケーション |役割|説明|h |Webアプリケーション・サーバー|クライアントにGUIを提供する。| |組織Webサービス|SDKのバックエンドで使用するWebサービス| |検出Webサービス|ユーザの組織を検索しURLを返す。| |ヘルプ・サービス|ヘルプを使用できるようにする。| **バックエンド [#b385d83c] インターネットに公開されない非同期イベント処理の機能 |役割|説明|h |非同期処理サービス|キューに格納された非同期イベント処理&br;(電子メール広告、ワークフロー、非同期プラグイン、データインポート)| |電子メール統合サービス|電子メール・サーバと連携し電子メール送受信| |サンドボックス処理サービス|カスタムコードを実行できるサンドボックスを提供| **展開管理 [#zec42cb8] 展開の管理用の機能 |役割|説明|h |展開ツール|展開マネージャ(MMC)とPowerShellコマンドレット| |展開Webサービス|SDKの展開用のWebメソッド(組織やロールのCRUDを行う)| |[[VSS>Volume Shadow Copy Service (VSS)]]ライターサービス|アプリケーション側が提供する[[VSS>Volume Shadow Copy Service (VSS)]]基盤を使用したバックアップ・復元機能| *Webアプリケーション [#afbacc25] -セキュリティによるアクセス制御 --オブジェクト --データベース -ユーザのセキュリティ権限によってクライアントにGUIを提供 --Webクライアント --モバイル・クライアント -ワークフローブロセス、カスタムビジネスロジックの実装を遂行。 -Outlook用CRMオフラインDBをCRMに同期する。 *メールの同期 [#t8533c23] **同期方法 [#h7b64455] -CRM E-Mail Router -サーバ側同期 -Outlook用CRMクライアント **シナリオ [#p8766f21] -CRMで生成された電子メール・メッセージを送信する。 -メールボックスの追跡を設定したメッセージをコピーする。 -CRMキュー宛の電子メール・メッセージを受信する。 *CRMレポート拡張機能 [#l44c354f] レポートの作成・使用・スケジュール設定には~ [[SSRS]]用Dynamics CRM レポート拡張機能をインストールする。 **提供される機能 [#z31c4844] -既定のレポートの提供 -認証後にDynamics CRMから[[SSRS]]にデータを渡す。 --フェッチデータ処理拡張機能~ FetchXMLクエリを使用してレポートのデータを取得 --SQLデータ処理拡張機能~ SQL クエリとフィルター ビューを使用してレポート データを取得 -Kerberosダブルホップ認証処理の実装が不要に。 -展開における組織の作成・インポートで必要になる。 **参考 [#sb54fe73] -フェッチ・ベースとSQLベース~ [M2RG]フェッチ ベースおよび SQL ベースのカスタム レポートのレポート開発環境~ https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn531087.aspx -Kerberosダブルホップ認証処理の実装~ [[ベース クライアント セキュリティ モデル]]の~ 「プロトコル トランジションと制約付き委任」を参照 *言語パック [#h35205e3] -インストール時に基本言語を設定する。 -インストール後の基本言語の変更は不可。 -言語パックをインストールすることで国際化(多言語化)対応が可能。 **言語パックの使用 [#o62eb99b] -言語パックはCRMのインストール後に個別にインストールする。 -使用には各組織で言語パックを有効に設定する必要がある。 -アプリやヘルプのGUIの言語をユーザが切替え可能 。