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などの自動化が図られ、ネットワーク、ネットワーク中の
リソース(ファイル サーバ等)の使い易さ・管理のし易さが向上する。
現在のイーサネットではTCP/IPプロトコルが標準的に使われており、
ネットワーク上でコンピュータやネットワーク機器につけられた名前は、
IPアドレスに変換され通信が実行される。これを名前解決と言う。
DNSサーバ、ディレクトリ サービス、LDAPサーバ、KDCサーバの機能を有する
Active Directory(以下、ADと略す)のドメイン コントローラ(以下、DCと略す)
に管理された、より高度なネットワーク資源のグループ化の仕組み。
ここでは、
など、IPアドレスの基礎について説明する。
予約済みのIPアドレスについて説明する。
これらのIPアドレスは、通常、ホストのIPアドレスとして利用できないので注意する。
# | マルチキャスト アドレス(グループ) | 用途 | |
1 | 224.0.0.0 | 予約 | |
2 | 224.0.0.1 | 同一サブネット上の全ノード | |
3 | 224.0.0.2 | 同一サブネット上の全ルータ | |
4 | 224.0.0.4 | ルーティング プロトコル | DVMRP |
5 | 224.0.0.5 | OSPF | |
6 | 224.0.0.6 | OSPF version2 | |
7 | 224.0.0.9 | RIP version2 |
# | クラス | クラスに対応するホスト アドレスの範囲 | - | プライベートIPアドレスの範囲 | ||||
1 | クラスA | 0.0.0.0 | ~ | 127.255.255.255 | のうち | 10.0.0.0 | ~ | 10.255.255.255 |
2 | クラスB | 128.0.0.0 | 191.255.255.255 | 172.16.0.0 | 172.31.255.255 | |||
3 | クラスC | 192.0.0.0 | 223.255.255.255 | 192.168.0.0 | 192.168.255.255 |
IPアドレスの割り当て方法には、
#ref(): File not found: "DHCP_protocol.png" at page "ネットワークの基礎編"
「静的割り当て」は、クライアントに直接IPアドレスを指定する方法である。
# | アドレス クラス | 先頭ビットのパターン | ネット マスク | ネットワーク アドレスの範囲 | ホスト アドレス長(ホスト台数) ホスト アドレス |
1 | クラスA | 0 | 255.0.0.0 | 0.0.0.0/8 ~127.0.0.0/8 | 24bit(約1677万台) 0.0.0.1~0.255.255.254 |
2 | クラスB | 10 | 255.255.0.0 | 128.0.0.0/16 ~191.255.0.0/16 | 16bit(約6万5000台) 0.0.0.1~0.0.255.254 |
3 | クラスC | 110 | 255.255.255.0 | 192.0.0.0/24 ~223.255.255.0/24 | 8bit(254台) 0.0.0.1~0.0.0.254 |
Interface: xxx.xxx.xxx.xxx --- 0x10003 → ローカル ホスト Internet Address Physical Address Type yyy.yyy.yyy.yyy zz-zz-zz-zz-zz-zz dynamic → 通信先のホスト
# | アイテム | 説明 |
Internet Address | IPアドレス | |
Physical Address | MACアドレス |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\ParametersARPcashlife(DWORD)
ルータには、以下のインターフェイスがある。
スイッチ(スイッチング ハブ・L2スイッチ)は、以下の目的で導入される。
ルータを導入し離れた場所にあるネットワーク同士を接続した場合、
各ネットワークはツリーではなく、蜘蛛の巣のように相互に接続される。
そのため、あるノードから別のノードへの経路は、一本だけでなく複数存在することになる。
この動作をIPフォワードという。
タイプ | 機能 | 区分 | ||
調査 | 制御 | エラー | ||
1 | エコー応答(echo reply) | ○ | - | - |
2 | エコー要求(echo request) | ○ | - | - |
3 | タイムスタンプ要求(timestamp request) | ○ | - | - |
4 | タイムスタンプ応答(timestamp reply) | ○ | - | - |
5 | 情報要求(information request) | ○ | - | - |
6 | 情報応答(information reply) | ○ | - | - |
7 | アドレス マスク要求(address mask request) | ○ | - | - |
8 | アドレス マスク応答(address mask reply) | ○ | - | - |
9 | 送信元抑制(source quench) | - | ○ | - |
10 | 経路変更要求(redirect) | - | ○ | - |
11 | あて先不達(destination unreachable) | - | - | ○ |
12 | 時間超過(time exceeded) | - | - | ○ |
13 | パラメータ異常(parameter problem) | - | - | ○ |
以下の表に、
の特徴をまとめた。
# | 比較項目 | データグラム型通信 | コネクション指向の通信 |
1 | 通信目的 | 必ずしも応答を要求しない場合や、素早く相手にデータを届ける場合。 | 2つのアプリケーション間でデータをやり取りするために使う。 |
2 | プロトコルのオーバーヘッド | 小さい。接続の確立処理などを行うことなく、すぐにデータ送信ができる。応答確認やエラー検出なども行わない。 | 大きい。接続を確立してから通信を開始し、応答確認やエラー検出、再送、エラー訂正処理などを行う。 |
3 | 信頼性 | 低い。エラーが発生しても再送処理などは行われない。 | 高い。エラー検出や、エラー訂正処理などが行われる。 |
4 | 適する通信の種類 | 1対多の通信や、信頼性よりもリアルタイム性が要求される通信 | データの送受信が保証される必要がある通信 |
TCPプロトコルの伝送制御方法について簡単に説明する。
#ref(): File not found: "WindowControl.png" at page "ネットワークの基礎編"
TCPプロトコルは「コネクション指向の通信」のプロトコルであり、このコネクションには種々の状態が存在する。
# | 区分 | 状態 | 意味 |
1 | ポート未使用状態側(双方の側) | ||
1-1 | CLOSED | 未使用状態のTCPポート。 通常これが表示されることはない。 | |
2 | リスニング ポートの作成側(パッシブ オープン側) | ||
2-1 | LISTENING | 待ち受け状態(リスニング状態)のポート。 クライアントからコネクション確立要求(以下、SYN)を受信し、 ACK(SYN/ACK)を返信して、SYN_RECEIVEDへ遷移する。 | |
2-2 | SYN_RECEIVED | ACK(SYN/ACK)に対するACKの受信を待機している状態。 ACKの受信後、ESTABLISHEDへ遷移する。 | |
3 | コネクション確立要求の送信側(アクティブ オープン側) | ||
3-1 | SYN_SENT | サーバに対してSYNを送信し、ACK(SYN/ACK)の受信を待機している状態。 ACK(SYN/ACK)の受信後、ACKを送信してESTABLISHEDへ遷移する。 相手が無応答のときもこの状態になる。 | |
4 | コネクション確立状態側(双方の側) | ||
4-1 | ESTABLISHED | TCPコネクションが確立して通信している状態。 その後、終了処理を経由して以下のいずれかの状態に遷移する。 (1) コネクション終了要求(以下、FIN)を送信した場合、FIN_WAIT_1へ遷移する。 (2) FINを受信した場合、ACK(FIN ACK)を返信して、CLOSE_WAITへ遷移する。 | |
5 | コネクション終了要求の送信側(アクティブ クローズ側) | ||
5-1 | FIN_WAIT_1 | 状況に応じて以下のいずれかの状態に遷移する。 (1) ACK(FIN ACK)を受信するとFIN_WAIT_2へ遷移する。 (2) 先に相手からのFINを受信するとCLOSINGへ遷移する。 | |
5-2 | FIN_WAIT_2 | FINの受信を待機している状態。 FINの受信後、ACK(FIN ACK)を返信してTIME_WAITへ遷移する。 | |
5-3 | CLOSING | FINに対するACK返信し、ACK(FIN ACK)の受信を待機している状態。 ACK(FIN ACK)を受けるとTIME_WAITへ遷移する。 | |
5-4 | TIME_WAIT | コネクションの終了待ち状態。 しばらく待ったあと、CLOSEDへ遷移して終了する。 | |
6 | コネクション終了要求の受信側(パッシブ クローズ側) | ||
6-1 | CLOSE_WAIT | ソケットを解放し、FINを送信してからLAST_ACKへ遷移する。 | |
6-2 | LAST_ACK | FINに対するACK(FIN ACK)の受信を待機している状態。 ACK(FIN ACK)の受信後、CLOSEDへ遷移して終了する。 |
#ref(): File not found: "TCP_Open.png" at page "ネットワークの基礎編"
#ref(): File not found: "TCP_Close.png" at page "ネットワークの基礎編"
イーサネットという表現は元々10MbpsタイプのLAN規格の名称だったが、
現在はFast Ethernet(100Mbps)/ Gigabit Ethernet(1Gbps)を含んだ総称としての意味合いが強まっている。
以下、代表的なイーサネットについて列挙する。
細い同軸ケーブルを利用したバス型
(10Mbps、最大伝送距離185m、最大接続機器数30台)
太い同軸ケーブルを利用したバス型
(通信速度10Mbps、最大伝送距離500m、最大接続機器数100台)
TPケーブルを利用したスター型
(通信速度10Mbps、最大伝送距離100m、ハブ多段接続3段)
TPケーブル (UTPカテゴリー5)を利用したスター型
(通信速度100Mbps、最大伝送距離100m、ハブ段接続2段)
TPケーブル (UTPカテゴリー5)を利用したスター型
(通信速度1Gbps、最大伝送距離100m)
NetBIOSにてホストを識別する名前
TCP/IPで、hostsファイルに記載したホストを識別する名前
TCP/IPで、ドメイン名、サブドメイン名、ホスト名を省略せずにすべて指定した記述形式
以前は、企業のネットワークを接続するのにフレームリレーが
使われることが多かったが、現在は、IP-VPNや広域Ethernetが主流になっている。
ICMPプロトコルとは、
# | プロトコル | 使用するポート |
1 | SMB | 137/tcp・udp、138/udp、139/tcp(NBTで使用するポート) |
2 | Direct Hosting of SMB | 445/tcp・udp |
などが利用する。
マルチキャスト送信者は、ネットワーク上にいる、
すべてのマルチキャスト受信者に対して同時に同じデータを送信する。