「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>Windowsネットワークの基礎知識、設定・トラブルシュート]] * 目次 [#rea0e2c2] #contents *概要 [#d40b0091] ネットワーク略語の一覧。 |項番|旧分類|機能|機器|h |1|NIC|PCの内部バスに接続して拘束にデータを伝送する機器。イーサネットのNICには「RJ-45」コネクタの接続口が付いている。|NIC| |2|リピータ|LANのケーブル長の限界を解消するため減衰した信号を増幅し、信号波形を整形する。|スイッチ&br;(L2スイッチ)| |3|ハブ|複数のケーブルを集めるための装置。&br;・リピータ機能を持つハブを「アクティブ ハブ」&br;・リピータ機能を持たないハブを「パッシブ ハブ」&br;と呼ぶ。|~| |4|スイッチング バブ&br;ブリッジ|データの送り先の端末が、どの接続先に接続されているかを学習、判断し、&br;その接続先にのみ信号を送付する機能(MACアドレス フォワーデリング、フィルタリング、フラッディング)を持つ機器。&br;&br;コリジョン ドメインを分割することができる。|~| |5|~|ブリッジは、LAN内に複数のセグメント(VLAN等)を構築することで、&br;他のセグメントに対してデータを送るか否かを判断し、必要のないセグメントにはデータを流さない機能を持つ機器。&br;&br;ブロードキャスト ドメインを分割することができる。|~| |6|ルータ|ルータは、接続先から受信したIPパケットを「ルーティング テーブル」の情報を基に適切なルートを判断して別の接続先へ転送する。&br;&br;ブロードキャスト ドメインを分割することができる。|ルータ&br;(L3スイッチ)| *物理ポート [#cfa5d629] **MDI/MDI-X [#eb389065] コネクタ内部の金属端子(ピン)の送受信の役割の違いによりMDI/MDI-Xの2種類がある。 ***MDI [#ya86a9f9] -MDI(Medium Dependent Interface)型 -コンピュータなどの端末側がMDIとなっていることが多い。 ***MDI-X [#ef15efb5] -MDI-X(Medium Dependent Interface Crossover)型 -ハブなどの集線装置側がMDI-Xとなっていることが多い。 **接続 [#a214e434] ツイストペアケーブルによる接続 ***ストレートケーブル [#dc42bb2b] MDI ⇔ MDI-Xを接続する場合。 ***クロスケーブル [#vf899cc2] MDI ⇔ MDI or MDI-X ⇔ MDI-Xを接続する場合。 ***Automatic MDI/MDI-X [#p14e864b] -通信相手のポートがMDIかMDI-Xかを自動判別して、適切な方法で接続する機能。 -ストレートケーブル、クロスケーブルの使い分けが不要になる(最近はストレートケーブルのみ)。 -参考 --クロスケーブルは もう要らないの? | 日経 xTECH(クロステック)~ https://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/COLUMN/20120730/412585/ *リピータ ~ ゲートウェイ [#nbe91d68] **リピータ [#ceb0914f] -OSI参照モデルの第1層 -電気信号の整形・増幅などを行う。 **ブリッジ・スイッチ [#qcd13719] -OSI参照モデルの第2層 -コリジョンドメインを分割する。 -不要な転送の抑制するアドレス学習機能を持つ。 ***ブリッジ [#m00eae66] フレームの中継を行う。 ***スイッチ [#h1cc6e27] ブリッジ・スイッチの一番本質的な違いは~ スイッチがマルチポートであること。 -受信ポートでない複数のポートのどこから送出するか -HW処理である。転送方式が異なる(カットアンドスルー等)。 -リンクアグリゲーション(ポート・トランキング)で~ 複数の物理ポートを束ね帯域幅を拡大し冗長性を高めることが可能 **ルータ・ゲートウェイ [#u2d96f95] ***ルータ [#f91a24ea] -OSI参照モデルの第3層 -複数のIPネットワーク間の通信を中継する機械 -IPアドレスを見て、行き先を振り分ける。 ***ゲートウェイ [#ac2fb76d] -OSI参照モデルの第4層 -規格の違うネットワークを中継する機器 -LANとWANとの出入り口(ブロードバンド・ルータなど)に配置する。 (プロトコル変換のため一段上に上がるので第4層だが、カプセル化する場合は不要) *スイッチ [#g2dfdcd7] OSI参照モデルの第n層 = レイヤn = Ln **ルータ・L3スイッチ [#vec80de3] -ルーティング機能をもつ、ルータ・L3スイッチを次のように分類する。 -また、特に明記のない状態でルータと記述した場合は、ルータ・L3スイッチを区別しない。 ***ルータ [#z6ebd4d8] 主にソフトウェアでルーティング処理をするもの。 ***L3スイッチ [#we563282] 主にハードウェアでルーティング処理をするもの。 **L4スイッチ [#i02533c1] -レイヤー4スイッチではTCP/UDP情報を解析することができる。 -これによって、ネットワークの負荷分散や最適化を行うことができる。 **L7スイッチ [#i02533c1] -パケットのデータ領域を解析してデータの転送を行う機器。 -ファイアウォールのロードバランシングなどに用いられている。 *NAT / NAPT [#x06ef648] 主にパブリック ネットワーク(WAN)経由で、~ プライベート ネットワーク(LAN)上のホストへアクセスするために利用される。 **NAT [#teaa3fed] -アドレスを相互に(1:1で)変換する仕組み。 --あるネットワークの中でしか使えないプライベートアドレス --インターネットで使えるグローバルアドレス -仕様を見聞きして解る通り、殆ど利用機会の無い機能で、~ 一般的に、[[NAT>#teaa3fed]]と言ったら、下記の[[NAPT>#a4d3188c]]を指す。 **NAPT [#a4d3188c] -パケットに付いている --宛先IPアドレス・ポート番号 --別の宛先IPアドレス・ポート番号 >に変換する技術。 -静的IPマスカレード、ENAT(拡張NAT)、PAT(Port Address Translation)~ などとも呼ばれるが、RFC2663によってNAPTに名称を統一している。 -「NAT対応」と書かれているBBルーターは~ 殆どの場合、NAPTに対応していることを示している。 -外部のネットワークへ送信するフレームのデータ部分に~ IPアドレスやTCP/UDPポート番号を組み込むサービスを~ 利用する場合、NAPTでは通信できないことがある。 *参考 [#e16c610a] -Think IT > 【ネットワーク教習所】いまさら聞けないスイッチ~ https://thinkit.co.jp/article/28/ --第1回:どれだけ知ってますかスイッチのこと ---https://thinkit.co.jp/article/28/1/ ---https://thinkit.co.jp/article/28/1/2.html ---https://thinkit.co.jp/article/28/1/3.html --第2回:奥深いスイッチの働き ---https://thinkit.co.jp/article/28/2/ ---https://thinkit.co.jp/article/28/2/2.html ---https://thinkit.co.jp/article/28/2/3.html --第3回:レイヤー3スイッチとルーティング ---https://thinkit.co.jp/article/28/3/ ---https://thinkit.co.jp/article/28/3/2.html ---https://thinkit.co.jp/article/28/3/3.html --第4回:スイッチの最新動向! ---https://thinkit.co.jp/article/28/4/ ---https://thinkit.co.jp/article/28/4/2.html ---https://thinkit.co.jp/article/28/4/3.html ---- Tags: [[:インフラストラクチャ]], [[:通信技術]], [[:Windows]]