「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
ネットワーク略語の一覧。
項番 | 旧分類 | 機能 | 機器 |
1 | NIC | PCの内部バスに接続して拘束にデータを伝送する機器。イーサネットのNICには「RJ-45」コネクタの接続口が付いている。 | NIC |
2 | リピータ | LANのケーブル長の限界を解消するため減衰した信号を増幅し、信号波形を整形する。 | スイッチ (L2スイッチ) |
3 | ハブ | 複数のケーブルを集めるための装置。 ・リピータ機能を持つハブを「アクティブ ハブ」 ・リピータ機能を持たないハブを「パッシブ ハブ」 と呼ぶ。 |
4 | スイッチング バブ ブリッジ | データの送り先の端末が、どの接続先に接続されているかを学習、判断し、 その接続先にのみ信号を送付する機能(MACアドレス フォワーデリング、フィルタリング、フラッディング)を持つ機器。
コリジョン ドメインを分割することができる。 |
5 | ブリッジは、LAN内に複数のセグメント(VLAN等)を構築することで、 他のセグメントに対してデータを送るか否かを判断し、必要のないセグメントにはデータを流さない機能を持つ機器。
ブロードキャスト ドメインを分割することができる。 |
6 | ルータ | ルータは、接続先から受信したIPパケットを「ルーティング テーブル」の情報を基に適切なルートを判断して別の接続先へ転送する。
ブロードキャスト ドメインを分割することができる。 | ルータ (L3スイッチ) |
物理ポート †
MDI/MDI-X †
コネクタ内部の金属端子(ピン)の送受信の役割の違いによりMDI/MDI-Xの2種類がある。
MDI †
- MDI(Medium Dependent Interface)型
- コンピュータなどの端末側がMDIとなっていることが多い。
MDI-X †
- MDI-X(Medium Dependent Interface Crossover)型
- ハブなどの集線装置側がMDI-Xとなっていることが多い。
接続 †
ツイストペアケーブルによる接続
ストレートケーブル †
MDI ⇔ MDI-Xを接続する場合。
クロスケーブル †
MDI ⇔ MDI or MDI-X ⇔ MDI-Xを接続する場合。
Automatic MDI/MDI-X †
- 通信相手のポートがMDIかMDI-Xかを自動判別して、適切な方法で接続する機能。
- ストレートケーブル、クロスケーブルの使い分けが不要になる(最近はストレートケーブルのみ)。
リピータ ~ ゲートウェイ †
リピータ †
- OSI参照モデルの第1層
- 電気信号の整形・増幅などを行う。
ブリッジ・スイッチ †
- OSI参照モデルの第2層
- コリジョンドメインを分割する。
- 不要な転送の抑制するアドレス学習機能を持つ。
ブリッジ †
フレームの中継を行う。
スイッチ †
ブリッジ・スイッチの一番本質的な違いは
スイッチがマルチポートであること。
- 受信ポートでない複数のポートのどこから送出するか
- HW処理である。転送方式が異なる(カットアンドスルー等)。
- リンクアグリゲーション(ポート・トランキング)で
複数の物理ポートを束ね帯域幅を拡大し冗長性を高めることが可能
ルータ・ゲートウェイ †
ルータ †
- OSI参照モデルの第3層
- 複数のIPネットワーク間の通信を中継する機械
- IPアドレスを見て、行き先を振り分ける。
ゲートウェイ †
- OSI参照モデルの第4層
- 規格の違うネットワークを中継する機器
- LANとWANとの出入り口(ブロードバンド・ルータなど)に配置する。
(プロトコル変換のため一段上に上がるので第4層だが、カプセル化する場合は不要)
スイッチ †
OSI参照モデルの第n層 = レイヤn = Ln
ルータ・L3スイッチ †
- ルーティング機能をもつ、ルータ・L3スイッチを次のように分類する。
- また、特に明記のない状態でルータと記述した場合は、ルータ・L3スイッチを区別しない。
ルータ †
主にソフトウェアでルーティング処理をするもの。
L3スイッチ †
主にハードウェアでルーティング処理をするもの。
L4スイッチ †
- レイヤー4スイッチではTCP/UDP情報を解析することができる。
- これによって、ネットワークの負荷分散や最適化を行うことができる。
L7スイッチ †
- パケットのデータ領域を解析してデータの転送を行う機器。
- ファイアウォールのロードバランシングなどに用いられている。
NAT / NAPT †
主にパブリック ネットワーク(WAN)経由で、
プライベート ネットワーク(LAN)上のホストへアクセスするために利用される。
NAT †
- アドレスを相互に(1:1で)変換する仕組み。
- あるネットワークの中でしか使えないプライベートアドレス
- インターネットで使えるグローバルアドレス
- 仕様を見聞きして解る通り、殆ど利用機会の無い機能で、
一般的に、NATと言ったら、下記のNAPTを指す。
NAPT †
- パケットに付いている
- 宛先IPアドレス・ポート番号
- 別の宛先IPアドレス・ポート番号
に変換する技術。
- 静的IPマスカレード、ENAT(拡張NAT)、PAT(Port Address Translation)
などとも呼ばれるが、RFC2663によってNAPTに名称を統一している。
- 「NAT対応」と書かれているBBルーターは
殆どの場合、NAPTに対応していることを示している。
- 外部のネットワークへ送信するフレームのデータ部分に
IPアドレスやTCP/UDPポート番号を組み込むサービスを
利用する場合、NAPTでは通信できないことがある。
プロキシ †
フォワード・プロキシ †
クライアント側や経路上にあって、クライアント代行する。
リバース・プロキシ †
Webサーバ側や経路上にあって、サーバを代行する(サーバを振替える)。
- 性能関連機器
- 負荷分散
- SSLオフローダ
- キャッシュ
- HTTP圧縮
- 速度調整
参考 †
Tags: :インフラストラクチャ, :通信技術, :Windows