マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

初回が遅くなるケースの

についてまとめています。

アプリケーションの起動

CLRの周辺

ランタイムのロード

プリ・コンパイル

JITコンパイルと、NGen

プロセス起動の周辺

ミドルウェア類のプロセス起動に時間がかかっている可能性があります。

IIS、ASP.NET

ワーカ・プロセス起動からJITコンパイルまで、
以下の対応で解決する可能性があります。

DBMS

UI初期化の周辺

UIコントロールの初期化、描画によるチラつき

画面上に表示されるUIコントロールが多い場合のUIコントロールの初期化
(この問題はWPFなどでも解決していないが、描画回数は少なく抑えられる)

初期化データ取得

DBMS関連

キャッシュ

DBアプリケーションでは、DBMSの持つデータがキャッシュに上がるまで
I/O処理時間がかかるため、初回起動時の性能が遅く感じられるケースがあります。

この場合、

することで、迅速にキャッシュにデータが上がるようにします。

統計情報の自動作成

統計情報の自動作成によって、初回実行に遅くなることがあるようです。

ネットワーク関連

通信パケットを覘く

基本的に「つながらない!」に記載された方法で確認する。

HTTP

HTTP電文を覘く

基本的に「つながらない!」に記載された方法で確認する。

プロキシの自動検出

プロキシを自動検出している場合に遅い事例がありました。
IEの「インターネットオプション」→「接続」タブ→「自動構成」→「設定を自動的に検出する」

IEの「ネットワークの設定を自動検出する」機能とは
http://www.monyo.com/technical/windows/06.html

SSL

SSLハンドシェークが問題になるケースがあります。

HTTP Keep Alive

HTTP 遅すぎる原因はHTTPSの
SSLハンドシェーク エンタープライズ マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2009/11/11/013/index.html

この問題の解決方法にHTTP Keep Alive設定があります。
サーバ・クライアントの双方に、HTTP Keep Alive設定が可能です。

証明書失効リスト (CRL)

証明書失効リスト (CRL)にアクセスできないときに遅い場合があります。

こちらは、SSL(HTTPS)接続に限らず、
デジタル署名されたプログラムの検証等のタイミングでも動作します。

LDAP

LDAPアクセスに使用しているAPI(ADSI)は、

ADのスキーマ更新やDC再起動後に
ADのスキーマキャッシュ情報が
クライアントにダウンロードされる仕様であり、

このトラフィックにより時間がかかることがある。

その他

リトライ処理

svnコマンド

「初回が」と言う訳では無いですが、

のクライアント側で遅くなっていることを確認できた。

 C:\Documents and Settings\Default User\Application Data\Subversion

以下にアクセスし、アクセス拒否+リトライを繰り返している事が確認できた。


Tags: :あるある, :障害対応, :性能, :デバッグ


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