[[Open棟梁Project>http://opentouryo.osscons.jp/]] - [[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]

-[[戻る>障害発生時の分析]]

* 目次 [#e67d99dc]
#contents

*概要 [#f5f16844]
情報不足の問い合わせは無駄なラウンド・トリップを産むため、~
サポート工数削減のため、問合せ時に入力頂きたい情報を纏めました。

*期待する回答 [#l2520ddb]
-期待する回答の要件を具体的に記入下さい。
--提案型の回答(代替案等)が要件に合わない場合、無駄が多いため。
--仕様調査の依頼なのか?サポート技術情報(バグ・障害)情報の検索依頼なのか?

--非機能要件が重要になる場合は、以下の情報を入力ください。~
例:Web画面から帳票出力でお勧めのOSS(無償)を教えて下さい。
---開発言語
---帳票のフォーマット(Report、List、Chart.etc)
---帳票の出力方式(Excel、PDF、Printer.etc)

-アバウトな質問である場合は、事前にその旨明記下さい。
--ピンポイントの指定であれば調査し易いですが、~
問題事例やベターユースの広域から各項目を洗い出すのは困難であるため。

--以下、アバウトな質問の例です。
---性能向上や安定稼動させるために、~
着目すべき機能について教えて下さい。
---他案件での実績など、情報ありますでしょうか?
---キャパシティ・プランニングについて教えて下さい。
---仮想環境化におけるアプリ設計開発手法について教えて下さい。
---エラーや障害の(現象の報告だけで)対応方法を教えて下さい。

*開発環境 [#tb50ea89]
主に開発技術に関する情報

-言語
-ランタイム・バージョン
-IDEのバージョン、エディション
-開発環境のプラットフォームの
--バージョン
--エディション
--SP,hotfix

*実行環境 [#b8d8134a]
主に使用しているプラットフォームに関する情報

**ハードウェア構成 [#vd59a4da]
-CPU数(NUMA)
-メモリnGB
-NICn枚
-.etc

**ソフトウェア構成 [#i8cf58ef]
実行環境のプラットフォームの

-バージョン
-エディション
-SP,hotfix

-競合の考えられるミドル(製品名や使用状況)
--セキュリティソフト
--仮想環境

***ランタイム [#s9987f45]
-GUI
--リッチクライアント
---Win32
---[[Windows Forms]]
---[[WPF]]

--Web(IEなど)
---HTML
---ActiveX
---Silverlight
---HTML5
---.etc

***組合せ [#l43cbbb2]
クロスベンダ環境では、前提PPを記載してある側の対応が一般的です。
-例えばIE+ADOBEで発生した場合、ADOBE側のサポートが必要になる。
-この場合、マイクロソフト(IE)のサポートは期待できない。

**ネットワーク接続 [#z593d4b2]
ネットワーク接続の接続状況と切り分け

-アドレス
--ローカル・ループバック・アドレス
--同一セグメント
--別セグメント
--ルータ経由

-名前解決
--hosts、lmhosts
--NetBIOS
--DNS

-接続ツール
--.etc

-状況
--接続不可能な状況
---接続不可能なアドレス
---名前解決
---接続ツール

--接続可能な状況~
---接続不可能なアドレス
---名前解決
---接続ツール

-参考
--[[つながらない!]]

**[[実行コンテキスト]] [#lef0632a]

*現象 [#wa99f95f]
**ログ等 [#y6fd7189]
-ログや画面のハードコピーがあればそれもお送りください。
-Webでの情報検索に使用するので手打ちの場合、タイプミスの無いようにお願いします。

-参考
--[[ログ収集いろいろ]]

**再現性 [#sc1cb8b2]
-再現性を確認して、その情報をお送り下さい。
--x回にx回、x日にx回など。
--どういうケースに再現しやすいか。

-再現性の低い場合、
--サポートが難しくなります。
--ログが確実に取得できるように仕込む必要があります。

*可能であるなら「切り分け」を [#rd5272e9]
広範囲の環境&現象では調査範囲が発散してしまい調査が困難になります。~
そこで、どのコンポーネントに問題があるか?の切り分け&絞り込みをして~
問題を起こしているコンポーネントの切り分け&絞り込んでから情報展開ください。

以下その例を示します。

**実行コンテキスト [#o33843a3]
実行コンテキストで切り分ける。

-特定の実行コンテキスト(サービス、タスク)だけで起きる。
--実行コンテキストの問題
-特定のセキュリティ・コンテキスト(認証状態)だけで起きる。
--セキュリティ・コンテキストの問題

**I/O [#pc5a8372]
I/Oで切り分ける。

-特定の入力元の時だけ起きる
--入力元の問題の可能性が高い。

-特定の出力先の時だけ起きる(→出力先の問題)。
--出力先の問題の可能性が高い。

-ネットワーク経由の際だけで起きる。
--通信APIや、ネットワーク間の問題の可能性が高い。

**プラットフォーム・バージョン [#j314433c]
プラットフォーム・バージョンで切り分ける。

-特定のバージョンの時だけ起きる(バージョン依存の問題)。

*最小セット開発のすゝめ [#za186f8a]
最小セットとは現象を再現可能な最小限のプログラムを指します。~
(Visual StudioのF5で再現するように作成するのが最高に良い)

最小セットの作成には以下の利点があり、

-どの部位が問題の原因になっているか?の切り分けになります。
--切り分けにより、調査する範囲を絞ることができます。
--場合によっては、切り分けで問題が明らかになり、そのまま解決します。

-解決せずともサポートエンジニアに、
--迅速に問題となる現象を確認させることができます。
--また、問題発生の前提条件の明確化ができます。

-そのまま「有償サポート」の問合せにも使用することができます。
--時間制サポート・サービスではサポート費用の削減が可能です。

問題解決までの作業効率の向上・コスト削減を実現します。

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS