「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
- もともと、オープンソース化された .NET Framework のサブセットだった。
- しかし、「.NET Core の普及に伴い、.NET Frameworkから.NET Coreへ移行。」とはならなかったため、
- .NET Standard の範囲を広げ、従来の .NET Framework の API をより多くサポート。
- 既存の .NET Framework 向けのライブラリを .NET Core(など)でそのまま動作できるようにする。
という対策が採られた。
- Target Platform Moniker (TPM) : netcoreapp 1.0 ~ 2.0の実装になる。
- Windows・Linux・macOSをサポートするが、其々ランタイムは別物になる。
1.x †
1.0 †
- 2016年6月27日に最初の正式版である.NET Core 1.0が公開
- ランタイム(=実行環境)は正式版
- ビルドツール(=開発ツール)まわりは商用環境での利用可能なPreview版相当のリリース
- 2017年3月7日の.NET Core Tools 1.0のリリース
- ビルドツール(=開発ツール)まわりも正式版をリリース
1.1 †
2.x †
2.0 †
2017年8月17日にリリースされたもよう。
- ランタイムおよびフレームワークの性能が向上
- 6つのプラットフォームを新たにサポート
- Debian Stretch
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP2
- macOS High Sierra
- ...
2.1 †
開発 / デバッグ / デプロイ †
開発 †
デバッグ †
プラットフォームに合わせてビルドされていないものは
プラットフォームに合わせてビルド・配置する方法。
移行 †
過去の情報 †
DNX †
DNX : .NET Execution Environment
- .NETアプリをクロスプラットフォームで実行するために必要な要素をまとめた環境
- 前の呼称はKRE(K Runtime Environment)、XRE(Cross-platform Runtime Environment)
特徴 †
- サイドバイサイド実行
- .NET Framework(Full CLR)
- .NET Core(Core CLR)+CoreFXクラスライブラリ
- mono
- パッケージ管理(依存関係の管理)による高いモジュール性(NuGet)
- ソースコードから実行可能(Roslyn)
コマンド †
- dnvm(.NET Version Manager)コマンドにより現在の環境で使用するDNXを切り替える。
- dnuコマンド: NuGetクライアント。
- dnxコマンド: 現在のDNXを使用して、アプリを実行する。
project.json †
- NuGetパッケージとバージョンを示すJSONファイル、
IntelliSense?でNuGetパッケージを検索して追加できる。
- 上記のDNXでサポートされていた形式なので、
CoreFxに移行する場合は、*.csprojに変換する必要がある。
紆余曲折 †
こちらに至るまでの紆余曲折(Project K / KRE → XRE → DNX → .NET Core CLI)。
参考 †
外部 †
infoq.com †
microsoft.com †
Tags: :.NET開発, :.NET Core, :.NET Standard