Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
UDA(Microsoft Universal Data Access)を実現するADOの後継。
非接続型のデータアクセスを推奨している。
ADO.NETデータプロバイダ †
以下、ADO.NETデータプロバイダの種類を列挙する。
汎用データ プロバイダ †
- OLEDB.NETデータ プロバイダ
- ODBC.NETデータ プロバイダ
- APIレイヤのみの提供。
- 下位のドライバを選択できる。
- 選択したドライバによって動きが変わる。
- .NET同梱のため、別途ラインタイムのインストールが不要。
DBMS固有データ プロバイダ †
SQL Server †
- SQL Server用.NETデータ プロバイダ(System.Data.SqlClient?)
- .NET同梱のため、別途ラインタイムのインストールが不要。
Oracle †
- Oracle用.NETデータ プロバイダ(System.Data.OracleClient?)
- .NET同梱のため、別途ラインタイムのインストールが不要。
- 2C/Sなどでは、別途インストールのODP.NETと比べメリットあり。
- ただし、.NET 4.0から非推奨となっているので注意が必要。
- ODP.NETデータ プロバイダ
- 配列バインドをサポート
- フェッチ・サイズをサポート
DB2 †
HiRDB †
- HiRDB用.NETデータ プロバイダ(pddndp20.dll)
MySQL †
- MySQL用.NETデータ プロバイダ(MySQL Connector/NET)
- ライセンスに注意が必要(GPL)。
PostgreSQL †
- PostgreSQL用.NETデータ プロバイダ(Npgsql .Net Data Provider for Postgresql)
その他 †
ADO †
RDOやDAOの後継、ADO.NETの前任
MDACとともにインストールされるCOMインターフェイスのデータプロバイダ。
- COMインターフェイスを持つため、
VB6、VBA、VBScriptなどからデータアクセスする場合に使用する。
- 接続型データアクセスが既定と考えられているAPI設計だが、
取得したレコードセットをCloseすれは非接続型データアクセスが可能。
- ADO.NETと異なり、プロバイダー・ドライバは接続文字列を使用して切り替え可能。
参考 †
OO4O(Oracle Objects for OLE) †
Oracle社のリリースしたADOに対抗するカスタムのデータプロバイダ。
- COMインターフェイスを持つため、
VB6、VBA、VBScriptなどからデータアクセスする場合に使用する。
- Oracle11g(11.2)が、OO4Oをサポートする最後のバージョン
- 従って、今後、新規のOO4O採用は推奨されない。
(VB6、VBA、VBScript等からはADOを使用する)。
- OO4OからADO(ADO.NET)への移行は
オブジェクトモデル、APIが異なるため困難。
参考 †