目次

概要

移行方式

以下のサイトから、以下の3つの
Active Directory移行方式があることが解る。

Windows Q&A : Active Directory

Windows Q&A~Windows管理者の気になる疑問に答える~Active Directory

Active Directoryへの移行コストは、
移行に使用する技術によって大きく変化する。
ここでは、移行コストの安い順に紹介する。
(Windows NT PDCをWindows 2000にアップグレード)

インプレース・アップグレード

パラレル・インストール

Windows Server 2008導入実践ナビ

'- 第1回 Active Directoryアップグレード方法論:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080701/309864/

Windows Server 2000およびWindows Server 2003ベースの
Active Directoryのアップグレードの考え方と作業内容について記載。
(2000/2003 → 2008ベースのActive Directoryにアップグレード)

移行方式の種類

各移行方式の評価

表1:アップグレード方法ごとの既存環境への影響度合い
◎:特に影響が小さい ○:影響が小さい △:作業条件により異なる ×:影響が大きい
(3)の方法に関して、ADMT(Active Directory移行ツール)v3.0を利用してWindows Server 2003ベースのActive Directoryへの移行を行う作業を想定。

(1)インプレース・アップグレード(2)ローリング・アップグレード(3)新規構築
既存DCへの影響度×◎*
既存クライアントへの影響度△*
アップグレード全体の作業量△*
作業切り戻しの容易さ×△*

ローリングアップグレードの作業概要

基本的なローリング・アップグレードの作業タスクは、以下の通りである。

  1. 既存Active Directoryのスキーマ拡張
  2. Windows Server 2008が動作するドメイン・コントローラの追加
  3. FSMO*2役割の移動
  4. Windows Server 2000/2003が動作するドメイン・コントローラの削除
  5. フォレスト、ドメインの機能レベルの変更
  6. SYSVOL複製方法の変更

移行手順

インストレーションの手順は下記参照(ただし2008の手順)。

サイト

富士通(2003)

Windows Server 2003 Active Directory移行ガイド
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/ad_guid/pdf/migration_guid.pdf

について説明している。

(NT4.0/2000 → 2003ベースのActive Directoryにアップグレード)

富士通(2008/2008R2)

Windows Server 2008/2008 R2
Active Directory 移行の手引き
~Windows 2000 ドメインからの移行~
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/pdf/win2008-active-directory03.pdf

について説明している。

(2000 → 2008/2008R2ベースのActive Directoryにアップグレード)

富士通(2012)

(2003/2008/2008R2 → 2012ベースのActive Directoryにアップグレード)

slideshare

Active directory の移行 (2011年6月の資料)
http://www.slideshare.net/wintechq/active-directory-13274008

について説明している。

(2003 → 2008R2ベースのActive Directoryにアップグレード)

公式ガイド

マイクロソフト公式ダウンロード センターから
Active Directory 移行ツール(ADMT) ガイド
Active Directory ドメインの移行と再構築 をダウンロード
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=19188

(2000/2003 → 2008/2008R2ベースのActive Directoryにアップグレード)

その他

ポイント(2000/2003 → 2008/2008R2)

同一ドメインでの移行

別ドメインへの移行

ツール類

ADMT:Active Directory Migration Tool

移行元ドメインから、指定した

を、移行先ドメインへコピー/作成する。

ポイント

例えば

SID履歴を使用して、新規オブジェクトに旧オブジェクトのSIDを持たせる。

という点である。

その他のアカウント移行ツール

何らかの理由で、SID履歴を使用できない場合、
下記のその他のツールを使用することで移行可能。

FSMT:File Server Migration Toolkit

USMT:User State Migration Tool

展開のシナリオで、クライアントOSの
ユーザーの状態、データ、および設定の移行をサポートする。

GPMC

注意点

機能レベル

移行元の機能レベル(フォレスト、ドメイン)を確認する。
移行手順によって、移行元ドメインの機能レベルを上げる必要のあるケースがある。

SID 履歴

基本的には、SID履歴を使用する方式を採用する。

問題

問題点はあまり多くはない模様。

SID履歴を使用する場合と、使用しない場合

SID履歴を使用しないケースは

となる。

FSMO

FSMOの移行も忘れずに。

ネットワークサービスの移行

DNS、DHCP、WINSなど関連するネットワークサービスの移行も考慮する。

DNS

DHCP

WINS

難易度

ADMTを使用した移行はわりと難易度が高いとのことで、

ロールバック計画


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