Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
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-[[戻る>Active Directory]]
-[[戻る>ドメイン サービス (AD DS)]]

* 目次 [#s11ea68d]
#contents

*概要 [#z5f89e34]

*移行方式 [#i7caabde]

**移行方式の概要 [#x7be1924]
以下のサイトから、以下の3つの~
Active Directory移行方式があることが解る。

-インプレース・アップグレード
--別のハードの準備が不要
--一時的にサービスが停止する。
***インプレース・アップグレード [#k8a93974]
-別のハードの準備が不要
-一時的にサービスが停止する。

-パラレル・インストール(ローリング・アップグレード)
--レプリケーションによる移行
--別のハードの準備が必要
--サービスが停止しない。
***パラレル・インストール([[ローリング・アップグレード]]) [#n4ab2a8b]
-レプリケーションによる移行
-別のハードの準備が必要
-サービスが停止しない。

-新規構築(ドメインごと新規構築)

***新規構築(ドメインごと新規構築) [#ue342d28]
-ユーザー移行
--マイクロソフトが無償で配布しているADMT(Active Directory Migration Tool)
--NetIQ社の移行ツール「Domain Migration Administrator(DMA)」


**Windows Q&A : Active Directory [#e0359d04]
Windows Q&A~Windows管理者の気になる疑問に答える~Active Directory
-http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/qanda/003ad/ad_01.html
-http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/qanda/003ad/ad_02.html
-http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/qanda/003ad/ad_03.html

Windows NT PDCをWindows 2000にアップグレード

**Windows Server 2008導入実践ナビ [#f141a894]
'- 第1回 Active Directoryアップグレード方法論:ITpro~
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080701/309864/

Windows Server 2000およびWindows Server 2003ベースの~
Active Directoryのアップグレードの考え方と作業内容について記載。~
(2000/2003 → 2008ベースのActive Directoryにアップグレード)

***各移行方式の評価 [#ue9e0634]
上記のサイトを参照のこと。

***ローリングアップグレードの作業概要 [#d835fefb]
基本的なローリング・アップグレードの作業タスクは、以下の通りである。
***[[ローリング・アップグレード]]の作業概要 [#d835fefb]
基本的な[[ローリング・アップグレード]]の作業タスクは、以下の通りである。

+既存Active Directoryのスキーマ拡張 
+Windows Server 2008が動作するドメイン・コントローラの追加 
+FSMO*2役割の移動 
+Windows Server 2000/2003が動作するドメイン・コントローラの削除 
+フォレスト、ドメインの機能レベルの変更 
+SYSVOL複製方法の変更

-参考
--Windows Server 2008 R2 Active Directoryへ~
移行方法(Windows 2003 ADから) - puti se note~
http://www.putise.com/server/windows-serevr-2008-r2/windows-server-2008-r2-active-directory-from-windows-2003-ad

*移行手順 [#z5274808]
インストレーションの手順は下記参照(ただし2008の手順)。

-[[Active Directory(インストール)]]

**富士通さん [#if8994f9]
***(2003) [#kbae66bc]
Windows Server 2003 Active Directory移行ガイド~
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/ad_guid/pdf/migration_guid.pdf

-NT4.0ドメインからの移行
--(上記で言うところの)新規構築。
--手順はNT4.0→2003への移行手順となっている。

-同一ドメインでの移行(推奨)
--(上記で言うところの)ローリング・アップグレード。
--(上記で言うところの)[[ローリング・アップグレード]]。
--手順は2000→2003への移行手順となっている。

について説明している。

(NT4.0/2000 → 2003ベースのActive Directoryにアップグレード)

***(2008/2008R2) [#c1482458]
Windows Server 2008/2008 R2 Active Directory 移行の手引き~
~Windows 2000 ドメインからの移行~~
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/pdf/win2008-active-directory03.pdf

-同一ドメインでの移行(推奨)
--(上記で言うところの)ローリング・アップグレード。
--(上記で言うところの)[[ローリング・アップグレード]]。
--資料中では「既存ドメインのバージョンアップ」となっている。
--手順は2000→2008R2への移行手順となっている。

-別ドメインへの移行
--(上記で言うところの)新規構築。
--資料中では「新規ドメイン構築&アカウント移行」となっている。
--段階的移行が必要な場合や、既存ドメインへの統合が問題となる場合に選択。
--手順は2000→2008への移行手順となっている。~
これは、当時2008R2対応のADMTがリリースされていなかったため。

について説明している。

(2000 → 2008/2008R2ベースのActive Directoryにアップグレード)

***(2012) [#j76a9a29]
-Windows Server 2012 Active Directory 環境へのドメイン移行の考え方~
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/pdf/win2012-active-directory03.pdf

-Windows Server 2012 Active Directory 移行の手引き~
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/pdf/win2012-active-directory01.pdf

2012用ADMTがリリースされていないため同一ドメインでの移行(推奨)のみの記載。~
(2003/2008/2008R2 → 2012ベースのActive Directoryにアップグレード)

-同一ドメインでの移行
--(上記で言うところの)ローリング・アップグレード。
--(上記で言うところの)[[ローリング・アップグレード]]。
--資料中では「アップグレードによる移行」となっている。

-別ドメインへの移行
--(上記で言うところの)新規構築。
--資料中では「再構築による移行」となっている。

について説明している。

(2003 → 2008R2ベースのActive Directoryにアップグレード)

**Microsoftさん [#h4b4b6a4]
***Active Directory ドメイン サービスおよび DNS サーバーの移行ガイド [#g8f3ace4]

-Active Directory ドメイン サービスおよび DNS サーバーの移行ガイド~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd379558(v=ws.10).aspx
--AD DS および DNS サーバーの移行: 移行の準備
--AD DS および DNS サーバーの移行 : AD DS および DNS サーバーの役割の移行
--AD DS および DNS サーバーの移行 : 移行の検証
--AD DS および DNS サーバーの移行 : 移行後のタスク
--AD DS および DNS サーバーの移行 : 付録 A - 移行データ収集ワークシート
--AD DS および DNS サーバーの移行 : 付録 B - 移行確認ワークシート
--AD DS および DNS サーバーの移行 : 付録 C - スタンドアロン DNS の移行

-同一ドメインでの移行~
あり

-別ドメインへの移行~
なし

***Active Directory 移行ツール(ADMT) ガイド [#n21224bd]

マイクロソフト公式ダウンロード センターから

-Active Directory 移行ツール (ADMT) ガイド :~
Active Directory ドメインの移行と再構築~
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=19188

をダウンロード

(2000/2003 → 2008/2008R2ベースのActive Directoryにアップグレード)

-同一ドメインでの移行~
なし

-別ドメインへの移行~
ADMT前提の手順のため、(上記で言うところの)新規構築のみを紹介している。~
ADMTを使用した別ドメインへの移行の手順としては、最も手順が詳細に記述されている。

--別フォレストでの移行パターン~
(フォレスト間のActive Directoryドメインの再構築)
---SID履歴を使用する移行パターン。~
(SID履歴を使用したアカウントの移行)
---SID履歴を使用しない移行パターン。~
(SID履歴を使用しないアカウントの移行)

--同一フォレストでの移行パターン~
(フォレスト内のActive Directoryドメインの再構築)

**その他 [#w81167dc]
-Active directory の移行 (2011年6月の資料)~
http://www.slideshare.net/wintechq/active-directory-13274008

-移行元ドメイン停止と ADMTv3によるフォレスト間移行手順まとめ - hb~
http://d.hatena.ne.jp/tomishima/20090531/1243765748
>Windows 2000 AD から Windows 2003 AD へのフォレスト間移行

**ポイント(2000/2003 → 2008/2008R2) [#n6e744f3]
***同一ドメインでの移行 [#x593ef6c]

-機能レベル:移行元のドメインの機能レベルをWindows2000ネイティブ以上に上げる
--全ての既存DCが Windows 2000 Server SP4 以降である必要がある。

--フォレストのスキーマ拡張
---32bit:adprep32 /forestprep
---64bit:adprep /forestprep

--RODCのためのスキーマ拡張
---32bit:adprep32 /rodcprep
---64bit:adprep /rodcprep

--ドメインのスキーマ拡張
---32bit:adprep32 /domainprep /gpprep
---64bit:adprep /domainprep /gpprep

-操作モード(Windows 2000 Server の場合)~
操作モードが混在モードの場合、ネイティブモードに変更。

-新しいDC(2008R2)の追加

-FSMOの転送
--スキーママスタ
--ドメイン名前付け操作マスタ
--インフラストラクチャマスタ
--PDCマスタ
--RIDマスタ

-データの移行
--GPOの移行はレプリケーションによって行われる。

--DNS情報の移行は
---統合ゾーンの場合、レプリケーションによって行われる。
---プライマリ/セカンダリの場合、ゾーン転送によって行われる。

-古いDC(2000/2003)の降格(レプリケーションの確認は?)

-IPアドレスの変更

--新旧DCのIPを差し替える

--ドメインメンバPCの設定変更
---手動
---DHCP

-その他

--機能レベルを変更(昇格)
---ドメインの機能レベルを変更(昇格)
---フォレストの機能レベルを変更(昇格)

--SYSVOL複製方式の変更(2000ドメインから変更する場合)~
2003R2以降では、複製方式をFRSからDFRSに変更できる。

***別ドメインへの移行 [#se50efec]
-下記のADMTを前提とする。

-移行元DC:2000、移行先DC:2008、ツール:ADMT v3.1の場合
--移行元ドメインの機能レベルを、Windows 2000 ネイティブ以上に上げる。
-移行元DC:2003、移行先DC:2008R2、ツール:ADMT v3.2の場合
--移行元ドメインの機能レベルを、Windows 2003 以上に上げる。

-信頼関係(双方向)の構築

--DCの参照するDNS
---新規DCの代替DNS設定を既存ドメインのDNSに変更
---既存DCの代替DNS設定を新規ドメインのDNSに変更

--DNSのセカンダ・リゾーン

---初めに、ドメインのDNSはゾーン転送を許可しておく。

---既存ドメインのDNSは、新規ドメインのセカンダ・リゾーン~
前方参照ゾーン(セカンダリ・リゾーン)を作成。

---新規ドメインのDNSは、既存ドメインのセカンダ・リゾーン~
前方参照ゾーン(セカンダリ・リゾーン)を作成し、外部の信頼を双方向に構築。

-ADMTサーバを構築~
新規ドメインに参加する移行専用サーバとして準備(新規DC上でも可能)。

--移行先ドメインへの ADMT のインストール~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc974370.aspx
---ADMT v3.1 をインストールするための前提条件
---ADMT v3.2 をインストールするための前提条件

--SQL ServerをWindows認証モードでインストール

--ADMTインストール

--ADMT初期設定(初回実行時、自動)
---SID履歴監査のためのグループ登録
---監査設定など。

-移行用アカウント(MigUser)の作成~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc974398.aspx
--既存ドメイン:Domain Adminsグループ
--新規ドメイン:Administratorsグループ(新規DC:built-in)
--ADMTサーバ:Administratorsグループ(ADMTサーバ:built-in)

-パスワード移行の準備
---ADMTサーバ上のコマンドでサーバ暗号化キーのパスワード・エクスポート
---PESのインストール(上記の暗号化キーをパスワード・インポート)
---PESサービスの実行アカウントに、上記の移行用アカウントを選択。
---ADMTでの移行時に、PESサービスを手動起動する。

-移行可能なオブジェクトの確認

--アカウント移行

---サービス~
エージェントを送り込み、識別のみ行い、~
その後ユーザアカウントとして移行。~
サービスとしてログオンする権限が付与される。

---グループ

---ユーザ~
オプションとして、SID履歴、PWD移行、移行元アカウントの無効化.etcなどを選択可能

---コンピュータ~
オプションとして、各種変換項目を選択可能~
NT互換の暗号化アルゴリズムの有効化が必要(GPO or Reg設定)。

--オブジェクト変換
---ユーザ権利~
移行元ドメインのユーザのユーザ権利を~
移行先ドメインのユーザのユーザ権利に変換。

---アクセス権~
下記オブジェクトのアクセス権に移行先アカウントを含める。~
ファイルとフォルダ、プリンタ、レジストリ、共有

---ローカルグループ~
ローカルグループに移行先アカウントを含める。

---プロファイル類~
移行先ドメインのアカウントでも使用可能なように変換。

-移行不可能なオブジェクトの確認
--連絡先、プリンタ、共有フォルダ
--OU(個別に作成する必要がある)
--GPO(下記のGPMCを使用して移行する)

-移行作業例
--移行元・移行先ドメインの時刻が一致していること。
--移行手順は移行パスによって異なるため、詳細はADMTガイドを参照。

-その他ファイルサーバのリソース移行~
(FSMT等を使用、移行前にEFS暗号化は解除)。

-既存ドメインの破棄
--双方向の信頼関係の破棄
--DNSセカンダ・リゾーンの破棄
--新規DCの代替DNS設定を既存DNSから変更

*ツール類 [#i5c0d258]
**ADMT:Active Directory Migration Tool [#ydd76917]
別のドメインに

-ユーザー
-グループ
-ユーザー・パスワード
-コンピュータ・アカウント

などの情報をを移動する移行ツール。

***概要 [#v1549cb5]
-オブジェクト別にGUIウィザードを起動する。
-SID履歴を使いアクセス権を移行する。
-難易度が高いため事前の入念なテストが必須である。

***機能 [#n173abf7]
-移行元ドメインから、指定した

--ユーザー
---パスワード
---権限
---ユーザー・プロファイル

--グループ
---権限

--ユーザー・パスワード
---権限

--コンピュータ・アカウント
---権限

を、移行先ドメインへコピーする。

-レポートを作成する。
-コマンド・プロンプトで、上記のような作業を行う(バッチ的に実行する場合に便利)

-参考
--ユーザー アカウントを移動する~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc754404.aspx
--Active Directory移行ツールでドメイン情報を移行する - @IT~
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/971admt1/admt1.html
--ITレポート(動向/解説) - Active Directory移行ツール日本語版が登場:ITpro~
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NT/ITARTICLE/20000601/2/

***ポイント [#h097ac07]

-パスワード移行のためには、~
PES(Password Export Server)を使用する。

-移行対象には以下も含まれる。
--アカウント
---サービス
---グループ
---ユーザ
---コンピュータ

--その他
---ローカル・プロファイル~
セキュリティ変換:追加モードか、置換モードか。~
置換モードの場合は、移行元環境へのロールバックの難易度が上がる。

---移動プロファイル~

-Active Directoryのオブジェクトを別ドメインに移行すると、~
オブジェクト内部のSIDは再採番されるため、~

>例えば

--元ドメインのユーザアカウント(SID)を
--移行先ドメインで利用する場合、

>SID履歴を使用して、新規オブジェクトに旧オブジェクトのSIDを持たせる。~

という点である。

***その他のアカウント移行ツール [#n991205e]
何らかの理由で、SID履歴を使用できない場合、~
下記のその他のツールを使用することで移行可能。

-Active Directoryのアカウント情報をエクスポートする(ldifdeコマンド編) - @IT~
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1431ldifex/ldifex.html
--管理者必見! ネットワーク・コマンド集~
ldifdeコマンドでパスワードをインポートする:ITpro~
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071212/289420/
--Ldifde ではユーザーのパスワードを設定する方法~
http://support.microsoft.com/kb/263991/ja

-Active Directoryのアカウント情報をエクスポートする(csvdeコマンド編) - @IT~
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1426csvdex/csvdex.html
--csvdeコマンドで複数のユーザー・アカウントを一括登録する~
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071127/288113/

-Active Directory移行の指南書 - builder~
http://builder.japan.zdnet.com/os-admin/35031227/

**FSMT:File Server Migration Toolkit [#wdcfff03]
-ファイル サーバー引っ越しツール、FSMT~
Windows Server 使い倒し塾 - Site Home - TechNet Blogs~
http://blogs.technet.com/b/windowsserverjp/archive/2009/03/20/3215592.aspx
--マイクロソフト公式ダウンロード センターから~
Microsoft File Server Migration Toolkit 1.2 をダウンロード~
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=10268

-@IT:製品レビュー:FSMTによるNTファイル・サーバ移行計画~
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/productreview/fsmt-01/fsmt-01_01.html
-FSMT移行ツールでファイル・サーバを移行する(基本編) - @IT~
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/976fsmt1/fsmt1.html

-Microsoftファイルサーバー移行ツールキット  Technically Impossible~
http://moon.ap.teacup.com/shelter9/127.html
>robocopyより便利
+アクセス許可、監査、所有権のコピー
+無効なセキュリティ記述子の解決
+移行元サーバーの共有フォルダの共有停止
+失敗時の再試行、ロール・バック

--Windows TIPS:robocopyでフォルダをバックアップ/同期させる - @IT~
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0704/20/news130.html
--Robocopy を使用して、ファイルのデータをコピーせずにセキュリティ情報をコピーする方法~
http://support.microsoft.com/kb/323275

**USMT:User State Migration Tool [#yfe6ee11]
展開のシナリオで、クライアントOSの~
ユーザーの状態、データ、および設定の移行をサポートする。

-Windows 7 IT 担当者向けの USMT ガイド~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/jj127984.aspx
>ユーザー状態移行ツール (USMT) 4.0 は、Windows 7 の展開プロジェクトで、~
ユーザーの状態、データ、および設定を移行するのに使用できる無償のツール セットです。

--USMT で移行されるもの
---ユーザー補助の設定
---アドレス帳
---コマンド プロンプトの設定
---デスクトップの壁紙 (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---暗号化ファイル システム (EFS) ファイル
---お気に入り
---フォルダーのオプション
---フォント
---グループ メンバーシップ
---Internet Explorer の設定 (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---Microsoft ODBC の設定
---マウスとキーボードの設定
---ネットワーク ドライブのマッピング
---ネットワーク プリンターのマッピング (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---オフライン ファイル (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---電話とモデムのオプション (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---リモート アクセス サービス (RAS) 接続と電話帳 (.pbk) ファイル
---地域設定 (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---リモート アクセス
---タスク バーの設定 (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---Windows メール (Windows XP からの移行では Microsoft Outlook Express メール (.dbx) ファイルが移行されます)
---Windows Media Player (オフライン バックアップを使用した場合は移行されません)
---Windows Rights Management

-Windows 7 用の新しいユーザー状態移行ツールキット (USMT) の機能  TechNet~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/dd902172.aspx

-USMT によって移行されるもの~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd560792.aspx

**GPMC [#fc6c0770]
-グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC) - @IT~
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/gpolicy07/gpolicy07_01.html

-Windows Active Directory~
グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)の使い勝手を試す:ITpro
--http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Windows/20060123/227689/
--http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NT/WinAD/20040224/8/?ST=win
--http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NT/WinAD/20040224/9/?ST=win
--http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NT/WinAD/20040224/10/?ST=win

--Windows読者限定 - GPMCでGPOのバックアップとコピーが簡単に:ITpro~
---http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/WinReadersOnly/20050209/1/?ST=win
---http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/WinReadersOnly/20050209/2/?ST=win

*注意点 [#mda97e85]
*[[AD移行の注意点]] [#jd3d61ba]

**機能レベル [#defdcf67]
移行元の機能レベル(フォレスト、ドメイン)を確認する。~
移行手順によって、移行元ドメインの機能レベルを上げる必要のあるケースがある。
----
Tags: [[:移行]], [[:Active Directory]]

**FSMO [#qbd83aec]
FSMOの移行も忘れずに。

-[[Active Directory(操作マスタ・FSMO)]]

**ネットワークサービスの移行 [#p95102d1]
DNS、DHCP、WINSなど関連するネットワークサービスの移行も考慮する。

***DNS [#ucf9ae4c]

***DHCP [#o429fd0f]

***WINS [#yd246172]

*注意点(パラレル・インストール、ローリング・アップグレード) [#b7b1847c]

**レプリケーション [#a658f04f]
レプリケーションに依存した移行なので~
レプリケーションの仕組みについては理解しておく必要がある。

-[[Active Directory(レプリケーション)]]
-[[Active Directory(正常性の確認)]]

**DC追加・削除のトラブル対応 [#v8d00954]
ASCII.jp:Windows Serverで学ぶサーバOS入門~
ドメインコントローラ追加によるトラブルへの対策
--http://ascii.jp/elem/000/000/522/522595/
--http://ascii.jp/elem/000/000/522/522595/index-2.html
--http://ascii.jp/elem/000/000/522/522595/index-3.html
--http://ascii.jp/elem/000/000/522/522595/index-4.html

*注意点(新規構築、ドメインごと新規構築) [#mda97e85]

**SID 履歴 [#o083dc28]
基本的には、SID履歴を使用する方式を採用する。

***問題 [#y797f8d1]
問題点はあまり多くはない模様。

-SIDフィルター~
新規ドメインから、既存ドメインのリソースに~
アクセスを可能にする場合、SIDフィルターを無効にする。~

--ユーザー アカウント移行時の SID フィルターの使用~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc974396.aspx

--SID History を保持していても移行先アカウントで古いリソースにアクセス出来ない~
http://social.technet.microsoft.com/Forums/windowsserver/ja-JP/67ec18a5-069b-4cec-a227-362a79ceec39/sid-history-
>netdom trust に、/enablesidhistory:Yes のオプションを追加することで、~
古いフォレストのりソースへのアクセスが可能になりました。

-[XADM] NTDSNomatch が SID 履歴を使用した検索に対応しない~
http://support.microsoft.com/kb/280354/ja

***SID履歴を使用する場合と、使用しない場合 [#we492621]
SID履歴を使用しないケースは
-移行先ドメインを信頼しない場合で、~
-且つユーザとリソースを同時に移行できない場合。

となる。

-SID の履歴を使用したアカウントの移行~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc974384.aspx
++管理されたサービス アカウントを移行します。~
管理されたサービス アカウントはコンピューターより先に移行する必要があります。
++すべてのユーザー アカウントを移行します。~
そのとき移行元ドメインではアカウントを有効にし、移行先ドメインでは無効にします。~
また複雑なパスワードを選択し、属性は移行しません。
++ユーザーのバッチごとにローカル ユーザー プロファイルを変換します。
++ユーザー アカウントのバッチに対応するワークステーションの各バッチを移行します。
++ユーザー アカウントのバッチを移行する前に、バッチ内のすべてのユーザーに関して~
ローカル プロファイルとワークステーションの移行が成功したことを確認します。~
プロファイルまたはワークステーションの移行が失敗したユーザー アカウントは、移行しないでください。~
それらを移行すると、ユーザーが移行先ドメインにログオンしたときに、既存のプロファイルが上書きされます。
++ユーザー アカウントをバッチで再移行します。~
移行元ドメインでアカウントの有効期限を 7 日間に設定し、~
移行先アカウントを有効にし、パスワードの移行を選択して、すべての属性を移行します。
++各バッチの終了後、すべてのグローバル グループを再移行して~
グループ メンバーシップの変更を更新します。
++バッチ内のユーザーに、~
移行先ドメインにログオンするように通知します。
++すべてのユーザーを移行したら、~
最終のグローバル グループの移行を実行して~
グループ メンバーシップの変更を更新します。

-SID の履歴を使用しないアカウントの移行~
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc974406.aspx
++管理されたサービス アカウントを移行します。~
管理されたサービス アカウントはコンピューターより先に移行する必要があります。
++すべてのユーザーを移行します。~
[ユーザーのグループ メンバーシップを修正] オプションを使用して、~
Active Directory 移行ツール (ADMT) が移行元ドメインでユーザーが属していたグローバル グループを~
移行先ドメイン内で識別して、移行先ドメイン内の適切なグローバル グループにユーザーを追加するようにします。~
この初期ユーザー移行では、移行元ドメインではユーザー アカウントを有効にし、移行先ドメインでは無効にします。
++ファイル、共有、プリンター、ローカル グループ、~
およびドメイン ローカル グループのセキュリティを追加モードで変換します。
++ユーザーのバッチごとにローカル ユーザー プロファイルを変換します。
++ユーザー アカウントのバッチに対応するワークステーションの各バッチを移行します。
++ユーザー アカウントのバッチを移行する前に、~
バッチ内のすべてのユーザーに関してローカル プロファイルとワークステーションの移行が成功したことを確認します。~
プロファイルまたはワークステーションの移行に失敗したユーザー アカウントは移行しないでください。~
それらを移行すると、ユーザーが移行先ドメインにログオンしたときに、既存のプロファイルが上書きされます。
++移行先アカウントが有効化され、パスワードの移行が選択され、~
すべての属性が移行対象として選択された状態で、~
7 日間で期限切れになるように設定された移行元ドメイン内のアカウントを使用して、~
ユーザー アカウントを少量バッチ単位で再移行します。
++各バッチの終了後、すべてのグローバル グループを~
再移行してグループ メンバーシップの変更を更新します。
++すべてのユーザーを移行したら、~
最終のグローバル グループの移行を実行して~
グループ メンバーシップの変更を更新します。
++ファイル、共有フォルダー、プリンター、ローカル グループ、~
およびドメイン ローカル グループのセキュリティを削除モードで変換します。
++バッチ内のユーザーに、移行先ドメインにログオンするように通知します。

**難易度 [#h7472e25]
ADMTを使用した移行はわりと難易度が高いとのことで、
-トラブル発生時の復旧計画(ロールバック)を立てて作業する。
-仮想化環境を使用した検証環境などで検証しながらの作業が良い。

***ロールバック計画 [#g717f9ca]


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