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-[[戻る>Azureのストレージ]]

* 目次 [#rcc29175]
#contents

*概要 [#s68ff9a2]
Azureのディスク ストレージ 

**unManage Disk (非管理ディスク) [#l33fe1bb]
-Disk Storage | Microsoft Azure~
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/storage/unmanaged-disks/

**Managed Disk (管理用ディスク) [#v086e7a2]
-Managed Disks | Microsoft Azure~
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/managed-disks/

--Standard Managed Disks~
費用対効果に優れたハード ディスク ドライブ (HDD) ベース

--Premium Managed Disks~
スループットを高める、ソリッド ステート ドライブ (SSD) ベース

*課金 [#y33e1d12]
-管理ディスクの方が、高額になりがち。

**unManage Disk (非管理ディスク) [#d523f0d5]
-Azure Storage上のディスク形式
-使った(書き込んで専有した) 容量だけ課金される。
-トランザクション(I/O)の課金がある。
-VM作成時に、管理ディスクを使用 [いいえ] を選択する。
-IDは、URLで、「https://・・・.windows.net/・・・」などとなる。

**Managed Disk (管理用ディスク) [#pc0c50ba]
-Azure Storage上でAzure Disk Storage
-容量確保型、確保容量で課金される。
-トランザクション(I/O)の課金はない。
-VM作成時に、管理ディスクを使用 [はい] を選択する。
-IDは、リソースIDで、「/subscriptions/・・・」となる。

**VMの管理用ディスクを切り替える。 [#g0ed0026]
VMで使用している[[管理用ディスク>#pc0c50ba]]を[[非管理ディスク>#d523f0d5]]に切り替える。

***概要 [#p7b35cfa]
VMからデタッチした[[管理用ディスク>#pc0c50ba]](インストール・ディスク)を[[VHD]]化、~
[[VHD]]を[[非管理ディスク>#d523f0d5]](Azureのディスク ストレージ)に保存して、VMへアタッチ。

+管理ディスクから[[VHD]]を取り出す
++[[下を参考に>#mb98251e]]、[[管理用ディスク>#pc0c50ba]]をエクスポート。
++URLが表示されるので、仮想マシンと同じリソースグループに、~
新規にストレージアカウント & コンテナを作成して、[[VHD]]をコピー。
 # azcopy とか 
 # Start-AzureStorageBlobCopy とか 
 # az storage blob copy とか
+VMを削除して、[[VHD]]から作成
--[[VHD]]ができたら、その[[VHD]]から、新しいVMを作成。
--Azureポータルで、[[VHD]]から仮想マシンを作れないので、~
Azure PowerShell か Azure CLI で、[[スクリプト>#w3ec16df]]を少々走らせる必要がある。
+作成したVMに問題なかったら、もとの[[管理用ディスク>#pc0c50ba]]を削除

***参考 [#pa74c672]
-管理ディスク (Managed Disks) のサブスクリプション間やリソース グループ間の~
移行について – Japan Azure Technical Support Engineers' Blog~
https://blogs.technet.microsoft.com/jpaztech/2017/08/17/export-managed-disks-to-vhd/

*スクリプト [#w3ec16df]

**概要 [#hd18dec9]
-以下のps1ファイルを
--[[アップロードしてAzure Cloud Shell>Azure Cloud Shell#e8410850]]で実行するか、
--[[ローカルにAzure PowerShellをインストール>Azure PowerShell#qe06516c]]して実行する。

-以下のように実行する。

**管理ディスクの実容量を確認する [#h3288689]
BLOB の SAS (Shared Access Signatures) URLを使用して管理ディスクの実容量を確認する。

***ps1ファイル [#oe2e25ac]
-&ref(Get-BlobBytes.ps1);

***使用方法 [#x9d35a73]
-Azureポータルで、管理ディスクをエクスポートして BLOB Urlを得る。~
>Azureポータル >>「ディスク」>>「ディスク名」>> [エクスポート] >> [URLの生成]

-生成されたURLを指定して、実行すると、
 .\Get-BlobBytes.ps1 -url 'https://mdxxxxxxx.blob.core.windows.net/・・・'

-下の様な表示を確認できる。
 BlobName    : xxxxxxxxxxx
 BlobLength  : nnnnnnnnnnn   <= 割り当てられたサイズ (GiB)
       BlobGB      : nn.nn
       ActualBytes : nnnnnnnnnn    <= 実容量のサイズ
       ActualGB    : nn.nn            (GB表記)
 BlobGB      : nn.nn
 ActualBytes : nnnnnnnnnn    <= 実容量のサイズ
 ActualGB    : nn.nn            (GB表記)

-最後に、Azureポータルの [x エクスポートのキャンセル] を~
***補足説明 [#gf7379b4]
-Page BLOBのUrl

--管理ディスクからエクスポートされたUrlは、変換されたPage BLOBのUrlになる。

--最後に、Azureポータルの [x エクスポートのキャンセル] を~
クリックして、SAS URL を取り消す(無駄な共有はしない)。

***補足説明 [#gf7379b4]
-管理ディスクからエクスポートされたUrlは、変換されたPage BLOBのUrlになる。
-見積もり
--[[AzureのVHDは、Sparse Files形式で、実使用容量(ActualGB)の分だけPage BLOBを使う。>VHD]]

-[[AzureのVHDは、Sparse Files形式で、実使用容量(ActualGB)の分だけPage BLOBを使う。>VHD]]
--従って、非管理ディスクに変換した場合の見積もりは以下で行う。
---Page BLOBをActualGBの容量使用する見積もりを行う。
---トランザクション課金の見積もりを行う(¥0.04032 / 10,000 トランザクション(2018/02/08))。

-従って、非管理ディスクに変換した場合の見積もりは以下で行う。
--Page BLOBをActualGBの容量使用する見積もりを行う。
--トランザクション課金を見積もる(10,000 トランザクションあたり ¥0.04032(2018/02/08))。

**[[VHD]]に変換する [#g5d4dca6]
-既存の[[VHD]]ファイルを使ったVM作成は、Azureポータルではできないので、スクリプトが必要。
-スクリプトでは、管理ディスクのUrlを使用して、Azure Storageに [[VHD]]ファイルとしてコピーする。

***ps1ファイル [#w79c3bf7]
-&ref(rm-convert-vm-manageddisk-to-vhd.ps1);

***使用方法 [#ocf2a88d]
以下のように実行する。

-Azureポータルから、
--VM名
--リソースグループ名

>を確認する。

-サブスクリプション
--名前を確認、
 Get-AzureRmSubscription

--選択し、
 Select-AzureRmSubscription -SubscriptionName サブスクリプション名

-リソースグループ名、VM名を指定して実行。
 .\rm-convert-vm-manageddisk-to-vhd.ps1 -ResourceGroupName リソースグループ名 -vmName VM名

***補足説明 [#vd602b8a]
得になし。
-上記を実行後に表示される管理ディスクを削除する。

--非同期操作はポータル表示との整合性が取れず、~
「VM → 管理ディスクの関連付け」が削除されていないように見えることがある。

--この場合、管理ディスクの「所有者 VM」欄を確認し~
「管理ディスク → VMの関連付け」を確認すると良い。

--このように、IaaCは、~
ポータルでサポートされてない操作を実装するケースが多そうだが、~
そもそもサポートされない操作には非同期である操作が多く、~
実装上の問題( ≒ ポータル表示との整合性の問題)があるもよう。


*参考 [#na13f61a]
**[[Azure PowerShell]] [#w32504af]
**[[Azure Cloud Shell]] [#j5b74671]

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Tags: [[:インフラストラクチャ]], [[:クラウド]], [[:Azure]]


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