COM(Component Object Model) は、Microsoft が作り出した、プログラムや部品の呼び出しを共通的に行える仕組みです。
COMをベースに、 コントロール、ActiveX などの部品も作られてきました。
COMを利用する際は、ProgID を使用して、COM部品のオブジェクトを得ます。
set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
set word = GetObject("c:\temp\word.doc", "Word.Document")
Scripting.FileSystemObject? や "Word.Document" は ProgID の例です。
ProgID は、 レジストリの HKEY_CLASSES_ROOT に書かれています。
HKEY_CLASSES_ROOT には、大きく分けて、 拡張子、ProgID, GUID の3種類の情報があります。
レジストリで、ProgID をたどると、サブキーに GUID がある場合があります。
その場合は、 さらにその GUID キーをたどると、 COM部品の情報があります。
COM部品の実体は、レジストリの GUID の下、 InprocServer32 の値を確認すると、
どのdllファイルが提供しているか分かります。
COM部品の実体が、InprocServer32 ではなく LocalServer32 の値に書かれている場合もあります。
InprocServer32 は、COM部品を呼び出したプロセスと同じプロセスの中で動作するCOM部品。
LocalServer32 は、COM部品を呼び出したのとは別のプロセス内で動作し、呼び出し元とはプロセス間通信して動作するCOM部品。
どちらも、COMですが、使用方法としては同じです。
(デバッグやトラブルシュートでは、この違いは重要になってきますが)
COMに関しては、下のページも参考ください。
Component Object Model - wikipedia