Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki

目次

概要

ロール ベース

職務内容に即したアクセス許可を定義するロール ベースのセキュリ モデルを適用できる。

レコードベース

レコードベースのセキュリティは、

特権

エンティティ特権

エンティティに対して実行できる特権

エンティティとレコードに対するアクセス許可をグリッドで表現している。

/特権(アクセス許可)説明
1作成​​レコード作成
2読み取りレコード表示
3書き込みレコード変更
4削除​​レコード削除
5追加別のレコードと関連付け。
6追加先エンティティと関連付け。
7割り当て​​レコードの所有権を移転。
8共有​​レコードのアクセス権を共有。
9リペアレントエンティティに異なる親を割り当て。

各エンティティで使用できる特権

エンティティに関連付けられない特権

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg328200.aspx

UI操作

UI操作は、複数のエンティティ特権を必要とする場合も多い。

その他の特権

アプリケーションの機能に関する特権(アクセス許可)

アクセス レベル

/アクセス レベル説明
1グローバル(組織全体)部署階層レベルに関係なく、組織のエンティティ(機能・データ)を使用可能
通常は組織全体に対する権限を持つ責任者に対してのみ使用される。
2ディープ(部署配下)部署とその配下の部署のエンティティ(機能・データ)を使用可能
通常は配下の部署全体に権限を持つ責任者に対してのみ使用される。
3ローカル(部署)自部署のエンティティ(機能・データ)を使用可能
通常は部署全体に権限を持つ責任者に対してのみ使用される。
4ベーシック(ユーザー)ユーザ・共有・チームのエンティティ(機能・データ)を使用可能
通常は営業やサービスの担当者に対して使用される。

指定可能なアクセス レベル

セキュリティ ロール

セキュリティ ロールとは、特権(アクセス許可)・アクセス レベルのグループ化。

ソリューションとセキュリティ ロール

ソリューションには、ルート部署のセキュリティ ロールのみ含めることができる。

既定のセキュリティ ロール

/ロール説明
1最高経営責任者会社レベルで組織を管理するユーザー。
2顧客サービス課長地域またはチーム レベルで顧客サービス活動を管理するユーザー。
3顧客サービス担当者 (CSR)すべてのレベルの顧客サービス担当者 (CSR)。
4代理人別のユーザーに代わって行動することを許可されたユーザー。
5マーケティング課長地域またはチーム レベルでマーケティング活動を管理するユーザー。
6マーケティング プロフェッショナルすべてのレベルのマーケティング活動に関与するユーザー。
7営業課長地域またはチーム レベルで営業活動を管理するユーザー。
8営業担当者任意のレベルの営業担当者。
9フィールド サービス課長サービスの予定を計画するユーザー。
10フィールド サービス担当者サービスを管理するユーザーで、リソースと作業時間を必要とするユーザー。
11サポート ユーザー顧客サポート エンジニアであるユーザー。
12システム管理者任意のレベルでプロセスを定義して実行するユーザー。
13システム カスタマイザMicrosoft Dynamics CRM のエンティティ、属性、関連付け、およびフォームをカスタマイズするユーザー。
14マーケティング担当副社長部署レベルでマーケティング活動を管理するユーザー。
15営業担当副社長部署レベルで販売組織を管理するユーザー。

システム管理者

すべての既定のロールを変更可能。

その他、以下の特別な性質を持つ。

用例

以下のケースで使用する。

変更

ビジネス要件から変更が必要な場合、以下の3つの変更方法がある。

部署

ルート部署

作成

ポイント

方法

Microsoft Dynamics CRM
[設定] ---> [管理] ---> [部署] ---> [新規]

更新

ポイント

ルート部署を除いて部署は移動・削除(無効化)が可能。

方法

Microsoft Dynamics CRM
[設定] ---> [管理] ---> [部署]

部署とセキュリティ ロール

ユーザ管理

認証機構

Dynamics CRM自体は認証機構を提供しない。

展開によって、以下の認証機構を使用する。

参考:クレームベース認証の用語

Online

内部的には、Azure AD

として使用している。

オンプレ

ユーザ管理機能

ユーザ管理

ユーザの追加/削除

追加

追加時に自動的に有効になる。

削除

チーム管理

種類

所有者チーム

アクセス チーム

チーム種類の変換

メリット

セキュリティ ロール

部署の組織階層に限定されない
チーム レベルのセキュリティ ロール モデルの管理が可能。

共有

管理が容易

ワークフロー/プロセス

既定のチーム

部署との関連

部署を作成すると、部署名と同じ名称の"既定のチーム"が自動的に作成される。

メンバシップ

"既定のチーム"には、

セキュリティ ロール

チームの作成

チームのメンバシップ管理

チームから所属ユーザを選択

Microsoft Dynamics CRM
[設定] ---> [管理] ---> [チーム]

ユーザから所属チームを選択

Microsoft Dynamics CRM
[設定] ---> [管理] ---> [ユーザ]

共有

チームとの共有

ユーザとの共有と比べ以下のメリットがある。

ビュー、グラフ、ダッシュボードの共有

レコードの共有

セキュリティ ロールの割当て

[Microsoft Dynamics CRM] ---> [設定] ---> [管理]

ユーザ

'---> [ユーザ]

チーム

'---> [チーム]

部署からユーザ/チームを移動

Microsoft Dynamics CRM
[設定] ---> [管理] --->

ユーザ

'---> [ユーザ]

チーム

'---> [チーム]

移動後の対応

レコードベースのセキュリティ

アクセス権

/アクセス権説明
1読み取り参照可能
2書き込み更新可能
3割り当て割り当て可能
4追加指定レコードに別レコードを添付可能。
別レコードの追加アクセス権と指定レコードの追加先アクセス権が必要。
5追加先当該レコードを別レコードに追加可能。
(上記参照を)
6共有共有可能
7削除削除可能

複数のアクセス権が必要な操作

/操作アクセス権
1作成作成?
読み取り
2共有共有
読み取り
3割り当て割り当て
読み取り
書き込み
4レコードを追加する読み取り
追加
5レコードに追加する読み取り
追加先

CRM 追加のセキュリティ オプション

参考


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