Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
ダッシュボードは
- ユーザの業務に関連する重要な情報が1つの画面に表示される。
- 様々な役割・責任を持つユーザに、異なるダッシュ ボードを作成する必要がある。
- 一覧とグラフが一般的だが、複数の異なるコンポーネントを追加できる。
- ビューのフィルター
- 定義されたフィルター
- ユーザにより適用されるフィルター
- により返されるレコードのコレクション(レコードセット)を使用する。
- レコードセットの一覧
- レコードセットに対して集計処理を行ったグラフ
シナリオの例 †
- ダッシュボード上のグラフを参照して異常値を確認。
- グラフをドリルダウンして、異常値の原因を特定。
(e.g. : サポート案件の急増は新製品のリリースに関連していた等)
コンポーネント †
ダッシュボードの種類 †
システム ダッシュボードと個人用ダッシュボードがあり、主機能は同じだが幾つかの違いがある。
システム ダッシュボード †
- どのユーザでも使用可能。
- どのユーザも使用できるコンポーネントのみ追加できる。
- ソリューション
- ソリューションに含まれる。
- 別の組織に展開可能。
- ダッシュボードで使用されるコンポーネントが別の組織に展開可能されている必要がある。
- セキュリティ ロール
- ダッシュボードにセキュリティ ロールの割当が可能。
- これは保護の目的ではなくユーザに役立つものが表示されるよう選択をフィルタするため。
個人用ダッシュボード †
- 作成した個人ユーザと、共有されたユーザが使用可能。
- システム・個人用のビュー・グラフを追加できる。
- ソリューション
- ソリューションに含まれない。
- 直接のインポート・エクスポートも不可能。
- セキュリティ ロール
既定のセキュリティ ロールにより
個人用ダッシュボードの作成・変更・削除・割当・共有が可能になる。
作成と変更 †
新規作成 †
- 名前と説明の入力
- 空のテンプレートから作成した場合、説明は保存してから入力する。
- 既存のダッシュボードを[ファイル名を付けて保存]で名前・説明を入力してコピー。
- レイアウト
- 空のテンプレートから作成した場合、レイアウトを選択する。
- フォームと異なり、一覧での順序の制御はできない(アルファベット順)。
説明 †
説明が間違っているダッシュボード
- (上記の場合、)削除する。
- システム ダッシュボードのGUIDを変更しないで説明を修正する場合
- ソリューションをアンマネージドとしてエクスポート
- ZIP中のcustomizations.xmlを直接修正する。
- ZIPに戻してソリューションをインポートする。
システム ダッシュボード †
- [設定] ---> [ソリューション] ---> [ダッシュボード]
- [既存の追加] ---> コピー元のシステム ダッシュボードを選択
- 一覧に表示されたシステム ダッシュボードから?ダブルクリックしてソリューションに追加
- ソリューションのダッシュボード一覧でコピー元のシステム ダッシュボードを選択
- [ファイル名を付けて保存]でコピー(説明の追加が可能)
- [ダッシュボードのプロパティ]ダイアログ ボックスで名前・説明を入力し[上書き保存]をクリック。
- 続けてコピーを作成しない場合は、追加したシステム ダッシュボードを選択して[削除]をクリック。
- コピーしたダッシュボードを編集する。
個人用ダッシュボード †
- [Microsoft Dynamics CRM] ---> [モジュール(任意)] ---> [ダッシュボード]
- ダッシュボードのドロップ ダウン リストからコピー元のダッシュボードを選択
- コマンド バーから[ファイル名を付けて保存]でコピー(説明の追加が可能)
- [ダッシュボードのプロパティ]ダイアログ ボックスで名前・説明を入力し[上書き保存]をクリック。
- コマンド バーの[編集]をクリックし、ダッシュボードを編集する。
アクセス制御 †
- システム ダッシュボードにアクセスするユーザを制限できる。
- これは保護の目的ではなくユーザに役立つものが表示されるよう選択をフィルタするため。
- 既定値は、[すべてのユーザに対して表示する]
- セキュリティ ロールで制御する。
- アクセス許可がない新しいセキュリティ ロールで制御する。
- フォームのアクセス制御用の既存のセキュリティ ロールを流用できる。
- 1つ以上の既定のチームにセキュリティ ロールを割当てることができる。
- 手順
- [設定] ---> [ソリューション] ---> [ダッシュボード]
- ダッシュボードを選択して[セキュリティ ロールの有効化]をクリックする。
- [セキュリティ ロールの割り当て]ダイアログ ボックスで、
[選択されている次のセキュリティ ロールに対してのみ表示する]を選択する。
- セキュリティ ロールの列見出しの[名前]の左側にあるチェック ボックスのON/OFFを設定。
- [OK]をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じる。
- ダッシュボードを選択したまま、メニューバーで[公開]をクリックする。
- セキュリティ ロールを設定したダッシュボードが含まれる
ソリューションをエクスポートする場合、セキュリティ ロールをソリューションに含める。
ダッシュボードのレイアウト †
- タブ+行列(グリッド システム)に配置される(フォームと同じ)。
- タブが1つだけの時は、タブ ラベルは表示されない。
- 新規作成時のレイアウトのオプション
[レイアウトの選択]ダイアログ ボックスで6つのオプションの中から選択できる。
/ | レイアウト名 | 構成 |
1 | 3列の標準ダッシュボード | 3列の1つのタブ |
2 | 4列の標準ダッシュボード | 4列の1つのタブ |
3 | 3列の概要ダッシュボード | 3列の2つのタブ |
4 | 4列の概要ダッシュボード | 4列の2つのタブ |
5 | 3列のマルチフォーカス ダッシュボード | 3列の1つのタブ |
6 | 4列のマルチフォーカス ダッシュボード | 4列の1つのタブ |
- 上記以外のレイアウトは
- XMLの直接編集で対応。
- 組み込みのダッシュボードをコピー後に編集する。
タブのプロパティの変更 †
- タブを選択し、[コンポーネントの編集]をクリックする。
- ダッシュボードの[タブのプロパティ]ダイアログ ボックスが表示される。
- タブのプロパティを構成する。
- タブのラベル
- タブを説明するラベルを入力
- ラベルを表示する場合、[このタブのラベルをダッシュボード上に表示]チェック ボックスをオン。
- タブが1つだけの場合、[このタブのラベルをダッシュボード上に表示]チェック ボックスをオフ。
- タブの展開
- 殆どの場合、[既定でこのタブを展開する]チェック ボックスをオン。
- パフォーマンスに影響がある場合、[既定でこのタブを展開する]チェック ボックスをオフ。
- タブの表示
- ユーザに表示するタブの[既定で表示する]をオンに設定する。
- 空のタブ、作成中のタブは、[既定で表示する]をオフに設定する。
レスポンシブ デザイン †
レスポンシブ デザインに対応
タブレットPC用 †
- 営業ダッシュボード
- 営業ダッシュボードという専用のダッシュボードが用意されている。
- ユーザは他のシステム ダッシュボードや個人用ダッシュボードへ切替できない。
- カスタマイズした営業ダッシュボード
- 営業に属していないユーザに対して、カスタマイズした営業ダッシュボードを提供可能。
- これは他のクライアント(PC上のブラウザ、Outlook、タブレット上のブラウザ)でも表示できる。
既定のダッシュボード †
サイトマップ †
- [設定]、[モジュール(任意)]の領域のエンティティなどの
コンポーネントが表示される[ナビゲーション バー]はサイトマップというコンポーネント。
- サイトマップは[コンポーネント]ボックスの一覧にのみ表示され、
ソリューション エクスプローラーの階層にノードとして表示されないがソリューションに追加できる。
編集 †
- サイトマップのXMLでは、各領域で使用する既定のダッシュボードがGUIDで指定される。
- UIツールでサイトマップを編集することはできない(各ダッシュボードを編集する)。
- セキュリティ ロールで既定のダッシュボードが使用できない場合は、システム全体の既定のダッシュボードが使用される。