Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
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-[[戻る>CRMのカスタマイズ]]

* 目次 [#xc95c7e8]
#contents

*概要 [#e06fa4cc]
-エンティティ レコードのCRUDを行う。
--システム エンティティ
--カスタム エンティティ

-複数のコンポーネントから構成される。
--フォーム エディタで配置・表示を調整できる。
--レスポンシブ・デザインを採用。

-1つのエンティティに
--1つのメイン フォーム
--1つのモバイル フォーム
--フォームを追加することもできる。

-セキュリティ ロール~
フォームへのアクセスを許可するユーザ・グループを指定

**種類とクライアント [#q4b2d9a7]

***メイン フォーム [#w212678f]

-ブラウザ
-Outlook
-タブレットPC用DCRMクライアント(レイアウトなどが異なる)

***モバイル フォーム [#jee10024]
-電話用DCRMクライアント(スマホ ネイティブ)
-その他サポート対象外のブラウザ(通常のURLの末尾に/mが付加)

**新・旧 [#h77012f3]

***クラッシック フォーム [#u5d8ded8]
-外観:リボンやツールバー

-エンティティ
--記事
--接続
--価格表
--見積製品

***新しいエンティティ フォーム(~2013) [#z4681f17]
-新機能
--業務プロセスフロー
--[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]

-画面
--タブレットPC用DCRMクライアント(レスポンシブ・デザイン)
--外観の変更:リボンやツールバーの代わりにコマンドバー

-エンティティ
--マーケティング リスト
---潜在顧客
---予定

--営業案件
---キャンペーン
---簡易キャンペーン
---キャンペーン活動
---キャンペーンの反応
---競合企業
---営業資料
---提案製品
---見積
---製品
---価格表品目
---受注
---請求書

--サポート案件
--契約
--契約品目

--共通
---取引先企業
---取引先担当者

---電話
---FAX
---電子メール
---レター

---タスク
---定期的な予定

---ユーザ
---チーム

*構造 [#r8962639]

**主要領域 [#h53e15ec]
ヘッダ、本文、フッタ

***ヘッダ、フッタ [#m62e1582]
-スクロールしても表示位置は変わらない。
-ヘッダの初期値は”タイトル”
-フッタは常に読み取り専用
-ヘッダ、フッタにはWebリソースの配置も可能

***本文 [#g703ff22]

-階層

 -タブ
 --列
 ---セクション
 ----フィールド
 ----,etc.

-フォームに追加~
フォーム エディタのリボンの[挿入]タブから追加

 -タブ(フォームに1つ以上)
 --列(タブに1つ以上)
 ---セクション(列に1つ以上)

*フォーム [#t67472f7]
-フォームの作成および設計~
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn531143.aspx

**プロパティ [#lf452fb9]

***イベント タブ [#tb7949da]
Webリソースとして保存されたスクリプト ライブラリをフォームに関連付けできる。

-スクリプト ライブラリのカスタム関数とCRMイベントを関連付ける。
-OnLoadやOnSaveなどのCRMイベント。

-参考
--Microsoft Dynamics CRM フォームのコードを記述する~
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg328261.aspx
--フォーム イベント(クライアント側の参照)~
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg334481.aspx

***表示タブ [#l1d269a5]
-フォーム名
-説明

-ナビゲーション アイテムを表示する。~
ナビゲーション バーに関連エンティティが表示される。

-イメージをフォームに表示~

--イメージ フィールドが含まれていて~
プライマリ イメージが設定されている場合、~
チェック ボックスをオンにすると、イメージが表示される。

--イメージをクリックするとイメージをアップロードできる。

-最大幅
--レスポンシブ デザインを採用
--ピクセル単位、既定値1900px

***パラメタ タブ [#b9b43e63]
文字列パラメータ(クエリーストリング)を追加して、~
データをフォームに渡すことができる。

-フォームに渡すパラメーターを使用してフィールド値を設定する~
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg334375.aspx

***非イベント依存関係タブ [#bb367140]
-いずれかのフィールドが、イベント以外のスクリプトで必要かどうかを指定。
-依存関係が指定されているフィールドは削除することができない。

-イベント以外のスクリプト
--コマンドバーのカスタムボタン
--IFRAMEや、Webリソース内
--[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]

***プロパティ ダイアログ ボックス表示 [#y966444a]
リボンの[フォームのプロパティ]ボタンをクリック

**作成と変更 [#d1f3a538]

***作成 [#t2bf1a10]
エンティティに新しいフォームを作成する。

-[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ]
-エンティティを展開し、[フォーム]をクリックする。
-ツールバーから[新規]をクリックしフォームの種類を選択する。
-一番上のフォームが自動的にコピーされる、編集する。
-編集後、[下書きとして保存] or [保存して閉じる]をクリック。
-”新しいフォーム”という名前で保存される。

***変更 [#ce161bea]
エンティティのフォームを変更する。

他のフォームと同じ方法でカスタマイズ可能になる。

-保存したフォーム名を変更する。
--プロパティ ダイアログ ボックス表示する。
--フォームの名前を変更する。

-レコードを開いている状態で、~
[その他のコマンド]をクリックし[フォーム] or [フォーム エディタ]
--フォーム エディタが開く
--編集する。
--フィールドの接頭辞に注意。~
(カスタムソリューションの発行元の接頭辞と異なる可能性。)

***プレビュー [#x87cedb4]
リボンの[プレビュー]ボタンを押下すると、表示を確認できる。

-状態を選択できる。
--フォームの作成(レコード作成時の表示)
--フォームの更新(レコード更新時の表示)
--読み取り専用(レコード参照時の表示)

JavaScriptや業務ルールを有効にしている場合の最終状態は異なる。
JavaScriptや[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]を有効にしている場合の最終状態は異なる。

*要素 [#aae2a072]
フォーム内に配置する要素

**タブ [#za060541]
タブ

リボンの[挿入]タブで追加できる。

***プロパティ [#cca6db2f]
タブのプロパティ

-表示タブ

--名前
---名前
---ラベル
---このタブのラベルをフォーム上に表示

---既定でこのタブを展開する~
IFRAMEなどデータの取得に時間が掛かる場合。

--表示
---既定で表示する(JavaScriptで表示・非表示切り替え可能)。

-形式タブ~
タブの形式とレイアウト

--一列

--二列
---■ ■
---■ |
---| ■

--三列
---|||
---|■|

-イベント タブ~
TabStateChangeイベントにJavaScript関数を追加

-プロパティ ダイアログ ボックス表示~
フォーム エディタで目的のタブを
--ダブルクリック
--選択し、リボンの[ホーム]タブで[プロパティの変更]ボタンをクリック

**列 [#c7435f26]
タブ内の列

リボンの[挿入]タブで追加できる。
-1列
-2列
-3列
-+列幅の選択肢

**セクション [#y2effce3]
列内のセクション

リボンの[挿入]タブで追加できる。

-1列に、複数の1列~4列セクションを追加できる。
-コンポーネントはセクション列に跨って配置可能。

-ただし基本は複数列で区切り、1列セクションを推奨。~
(レスポンシブデザインが採用されているため)

***フォーム コンポーネント [#a717d116]
フォーム コンポーネントを組み合わせて配置

-フィールド
-サブグリッド
-グラフ
-メモ コントロール
-IFRAME
-Webリソース
-Bingマップ
-スペーサー

***プロパティ [#p5f6f301]
-タブのプロパティと≒。
-イベントタブは無い。

-表示タブ~
固有のプロパティ
--フィールドラベルの幅(ピクセル)。
--フォーム上でこのセクションをロックします。

-形式タブ~
セクションの形式を構成

--レイアウト
---1列-4列

--フィールド ラベルの配置
---左
---右
---中央揃え

--フィールド ラベルの位置
---左
---上

-プロパティ ダイアログ ボックス表示~
フォーム エディタで目的のセクションを
--ダブルクリック
--選択し、リボンの[ホーム]タブで[プロパティの変更]ボタンをクリック

*フォーム コンポーネント [#o06cfb8b]

**フィールド [#kcc44d75]
セクション内のフィールド(フォーム コンポーネントの一つ)

-フォーム エディタのフィールド エクスプローラー
--エンティティの全フィールドが表示される。
--フィルタの設定で[すべてのフィールド] or [カスタム フィールド]を選択可能。
--追加で、[未使用のフィールドのみを表示する]を選択できる。
--フィールド エクスプローラーからフォーム エディタにD&D可能。
--[新しいフィールド]ボタンで新しいフィールドを作成できる。

[カスタム フィールド] + [未使用のフィールドのみを表示する]便利。

***プロパティ [#ad19b8ed]
-表示 タブ

--ラベル
---フィールドの隣に表示されるラベル
---既定値は、フィールドの表示名

--ラベルをフォーム上に表示

--フィールドが読み取り専用
---淡色表示になる
---JavaScriptと[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]は変更可能

--フォーム上でこのフィールドをロックする。~
フォーム上から削除できないようにロックする。

--既定で表示する
---Hidden相当
---JavaScriptで表示・非表示切り替え可能

-形式 タブ~
1フィールドが使用するセクション列の数(1列-4列)

-詳細 タブ
--元になるフィールド定義のプロパティを参照
--読み取り専用、[編集]ボタンでフィールド定義フォームを開く

-イベント タブ~
OnChangeイベントのJavaScript関数を追加

-[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]] タブ~
フィールドに関する[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]を表示・追加・変更

-プロパティ ダイアログ ボックス表示~
フォーム エディタで目的のセクションを
--ダブルクリック
--選択し、リボンの[ホーム]タブで[プロパティの変更]ボタンをクリック

***複合フィールド [#kcb95cff]
-複数のテキスト フィールドを連結し1つのテキスト フィールドとしてDBに格納する。
-複合フィールドをクリックすると、ポップアップで複数のフィールド入力を行う。
-テキストフィールド内に1つでも必須項目があると複合フィールドも必須項目になる。
-接尾辞:xxxx_composite

-利点
--省スペース
--視認しやすい

-例
--氏名(名・ミドルネーム・姓)
--住所(地域、国、県、市/区/町/村、,etc.)

**サブグリッド [#e6563950]
-概要
--フォーム上に他のエンティティのレコードを表示する場合に使用する。
--メインフォームのレコードに関連したレコードを表示する。
--サブグリッドにはビューから返されたレコードが表示される。
--リスト、若しくはグラフとして表示される。
--ユーザはリストのレコードを開いたり、新規レコードを追加したりすることができる。

-追加方法
--フォーム エディタでセクションを選択した状態
--リボンの[挿入]タブで[サブグリッド]をクリック

***プロパティ [#ne0ca173]

-表示 タブ

--名前~
英数字+アンダースコア

--ラベル~
サブグリッドに標示されるデータの内容を表すラベル

--ラベルをフォーム上に表示

--レコード
---[すべてのレコードの種類]
---[関連レコードのみ]

--エンティティ
---[レコード]オプションの設定に応じた[エンティティ]の一覧
---1対多:関連エンティティと検索フィールドが表示
---多対多:エンティティのみ表示

--規定のビュー~
--既定のビュー~
指定したエンティティの共有ビューの一覧から既定で使用するビューを選択

--編集ボタンと新規ボタン
---選択したビューの変更
---ビューの新規作成

--検索ボックスを表示
---サブグリッドに検索ボックスを表示
---レコードが多いグリッドで役立つ。
---この検索には簡易検索ビューが使用される。

--表示インデックス~
下部文字列一覧の文字をクリックすると~
その文字で始まるレコードへ移動できる。

--ビューセレクタ
--オフ:常に既定のビューを使用。
--すべてのビューを表示:すべてのシステム ビューが表示。
--選択されたビューを表示:選択されたシステム ビューが表示。
---オフ:常に既定のビューを使用。
---すべてのビューを表示:すべてのシステム ビューが表示。
---選択されたビューを表示:選択されたシステム ビューが表示。

--グラフのみを表示する
---リストが削除される
---グラフのみ表示される。

--既定のグラフ
---[グラフのみを表示する]が選択されている場合に有効。
---エンティティで定義されているグラフの一覧から必要なグラフを選択
---選択したグラフにはビューのレコードデータが表示される。

--グラフの選択項目を表示する。
---[グラフのみを表示する]が選択されている場合に有効。
---グラフの選択一覧が、グラフ上部に表示される。

-形式 タブ~
・・・

-プロパティ ダイアログ ボックス表示~
・・・

**メモ コントロール(ソーシャル ペイン) [#a977e80a]
-メモ、投稿(アクティビティ フィード)、活動を~
1つのコンポーネントに纏めてタブを切り替えて表示できる。

-簡易版フォーム(?)
--インラインでメモと活動を作成できる。

-スクロール ウィンドウ(?)
--レコードを簡単に確認できる。
--完了した活動、取り消された活動をマーキングできる。
--すべて表示されない場合、展開してその他の情報を表示できる。

-システム投稿が自動的に生成される。
--レコードを作成
--営業案件の受注、サポート案件の解決
--上記のような、自動投稿を構成できる。

-追加方法

--エンティティでメモを設定
---規定のフォームにメモが追加される。

--エンティティのメモを後から有効化
---フォーム エディタでセクションを選択した状態
---リボンの[挿入]タブで[メモ]をクリック

***プロパティ [#t56f9075]
・・・

**その他 [#pf4e8172]

***スペーサー [#k4b1853b]
セクション内のコンポーネント間に空白を挿入する。

***簡易表示フォーム [#a64c7fea]
-[[子レコードのフォームに、親レコードの情報を読み取り専用で表示。>#fe1c344f]]
-[[子(トランザクション)レコードのフォームに、親(マスタ)レコードの情報を読み取り専用で表示。>#fe1c344f]]


***Webリソース [#b99f2665]
様々な種類のデータを格納するソリューション コンポーネント

-フォーム対応のWebリソース
--グラフィック
--HTML
--Silverlight

-プロパティ
--名前
--ラベル
--形式
--代替テキスト
--カスタム パラメータ データ

-既定でこのタブを展開するをオフにしたタブに集約して配置することを推奨

***IFRAME [#g07f10e2]
-所謂、IFRAME
-URLはJavaScriptで設定する。
-TabStateChangeイベントでURLを更新

-既定でこのタブを展開するをオフにしたタブに集約して配置することを推奨

***Bingマップ [#j1d07d11]
-所謂、Bingマップ
-レコードの住所の場所をBingマップで表示可能
-内部的にBingマップ サービスAPIを使用する。

-住所の複合フィールドを含むシステム エンティティ フォームにのみ追加可能
--潜在顧客
--競合企業
--取引先企業
--取引先担当者
--見積
--受注
--請求書
--ユーザ

-Dynamics CRM Onlineの場合はUSLに含まれている。

-設置型の場合
--状況に応じて、課金が発生する。
--Bingマップの設定方法
---Bingマップ ポータルにログインしてAPIキーを作成する。
---[Microsoft Dynamics CRM]--->[設定]--->[管理]、[システムの設定]
---[全般タブ]の[Bingマップの有効化]セクションに移動
---[フォームにBingマップを表示する]で”はい”をクリック
---指定のフィールドに、BingマップAPIキーを入力する。

***ナビゲーション リンク [#r7551acb]
-ナビゲーション バーのレコード名の横の[▼]で、関連エンティティのリンクが表示される。
-フォーム エディターで関連エンティティの表示順序、グループ分けを変更できる。

-編集
--リボンの[ホーム]タブで[ナビゲーション]ボタンをクリックする。
--フォーム エディタの左側にナビゲーション領域が表示される(関連エンティティが縦に表示される)。

--ナビゲーション バーの関連エンティティのレイアウトを変更
---表示順序の変更
---アイテムのグループ化
---ナビゲーション領域の上(下)がナビゲーション リンクの左(右)になる。

--名前の変更
---関連エンティティのリンク名を変更(新しい[ラベル]を入力して[OK]をクリック)
---グループ名を変更(目的のグループをダブルクリックし新しい[名前]を入力して[OK])

--新しいリンクを追加するには、フォーム エディターの右側の~
関連付けエクスプローラーから関連エンティティをドラッグしナビゲーション領域に配置する。

*簡易フォーム [#c22a6a1e]

**簡易作成フォーム [#nb944def]
-レコード作成に最小限の入力フィールドのみ提示できる。
--新しいレコードのすべての情報を入手していない。
--重要な必須フィールドのみ含まれる。
--まだ作成されていない情報にリンクはできない。
--サブグリッド、メモ コントロール、ナビゲーション リンク等のコンポーネントは不要。
--作成後にレコードをフォーム開き、編集・他フィールドの入力ができる。

-1つのエンティティに複数の簡易作成フォームを設計できる。
--優先順を指定できる。
--セキュリティ ロールは割り当てられない。
--インポート時に競合が発生しない。
--コピーして編集・テストが可能。

***デザイン [#i3f532e3]
-3列(各列1セクション)レイアウトのタブを1つだけ追加可能。
-セクションには必須フィールドとスペーサーのみ配置可能。

***開く [#ed56b266]
-グローバル作成機能
--ナビゲーション バーの[作成](+)ボタンをクリックし、エンティティをクリックする。
--活動をクリックした場合は、簡易作成フォームではなく、通常のフォームが使用される。

-検索フィールド~
最下部の[新規]ボタンをクリック

-サブグリッド(子レコードの作成)~
--[新規](+)ボタンをクリックし、検索アイコンをクリック、~
  -> 既存レコードを選択せずに[新規]をクリック
--フィールド マッピングにより一部のフィールドには情報が入力される。

-関連ビュー(子レコードの作成)
--[新しい<エンティティ>の追加]をクリック
--フィールド マッピングにより一部のフィールドには情報が入力される。

***作成 [#s0f138c1]
-[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ]
-エンティティを展開し、[フォーム]をクリックする。
-ツールバーから[新規]をクリックし[簡易作成フォーム]を選択する。
-編集、編集後、[保存して閉じる]をクリック。
-ソリューションで対象エンティティをクリックし、~
[データサービス]のセクションで[簡易作成の許可]チェック ボックスをオン。
-[保存]をクリックし、[公開]をクリックする。

**簡易表示フォーム [#fe1c344f]
-子レコードのフォームに、親レコードの情報を読み取り専用で表示。
-子(トランザクション)レコードのフォームに、~
親(マスタ)レコードの情報を読み取り専用で表示。

-例

--取引先企業--->取引先担当者(取引先責任者)
--取引先担当者レコードから取引先企業を確認できる(子から親)。
--取引先企業レコードから取引先責任者を確認できる(親から子)?

--取引先担当者レコードから取引先企業を確認できる~
(子(トランザクション)から親(マスタ))。

--取引先企業レコードから取引先責任者を確認できる~
(親(マスタ)から子(トランザクション))?

-1つのエンティティに複数の簡易表示フォームを設計できる。
--それを個別の子エンティティで使用できる。
--セキュリティ ロールは割り当てられない。

***デザイン [#s021da27]
-1列(+1列セクションを複数追加)レイアウトのタブを1つだけ追加可能
-セクションにはフィールド、サブグリッド、スペーサーのみ配置可能。

***作成 [#h19d8795]
-ソリューションから
--[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ]
--エンティティを展開し、[フォーム]をクリックする。
--ツールバーから[新規]をクリックし[簡易表示フォーム]を選択する。
--編集、編集後、[保存]、[公開]、[保存して閉じる]をクリック。

-フォームから
--フォーム エディタでセクションを選択した状態
--リボンの[挿入]タブで[簡易表示フォーム]をクリック
--[簡易表示フォーム]の名前とラベルを入力。

--[検索フィールド]:フォームに含まれる検索フィールドの1つを選択する。

--[関連エンティティ]:選択する[検索フィールド]によって異なる。
---通常、検索の1:N のエンティティ関連付けの主エンティティ。
---複数の関連エンティティを選択し、適切な簡易表示フォームを選択可能。

--[簡易表示フォーム]:[関連エンティティ] の簡易表示フォーム
---既存の場合は、ここで選択。
---無い場合は、[新規]を選択して作成。

--[OK]をクリックすると、簡易表示フォームがフォームに埋め込まれる。

*複数フォームの管理 [#sdc41d44]
-1つのエンティティに対して複数のフォームを作成できる。

-ユーザはフォームを選択できる。

--最上位の順序のフォームが表示される。
--選択後は、そのフォームが利用される。
--電話用DCRMクライアントでは、切り替え不可能。

**セキュリティ ロール [#m2fb7f8d]
-セキュリティ ロールによってフォームへのアクセスを制御できる。~
(簡易フォームにはセキュリティ ロールを割り当てられない。)

-[[フォームの順序>#t8dea2e9]]とセキュリティ ロールによって~
ユーザ毎に表示するフォームを切り替えることができる。

--ユーザに必要なフィールドのみ表示。
--特定のユーザ・グループに、サブグリッドなどの必要なデータを表示
--特定のユーザ・グループに、異なるレイアウトでデータを表示
--特定のユーザ・グループで、データを読み取り専用に変更。
--状況によっては権限付与と別にフォーム利用のためのセキュリティ ロールを作成する。

***割り当て [#e9f19dd3]
-フォーム エディタのリボンの[ホーム]タブで[セキュリティ ロールの有効化]ボタンをクリック
-[セキュリティ ロール割り当て]ダイアログ ボックスが表示される。

-参考
--ロールベースのフォームの管理~
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg309517(v=crm.6).aspx
--フォームへのセキュリティ ロールの割り当て~
http://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics/crm-customer-center/assign-security-roles-to-form.aspx

***フォールバック フォーム [#e849b2cd]
セキュリティ ロールが割り当てられなかった場合に備え~
フォールバック(縮退運転)フォームを準備できる。
-フォームの[フォール バックとして有効]チェックボックスをオンにする。
-既定では、メイン フォームがフォールバック フォームとして使用される。
-フォールバック フォームが複数ある場合、~
最上位の順序のフォールバック フォームが使用される。
-フォールバック フォームが1つしかない場合~
フォームの[フォール バックとして有効]チェックボックスをオフにできない。
-エンティティの読み取りアクセス権をもつ全ユーザが使用できる~
フォールバック フォームを最低限、1つ用意しておく必要がある。

**フォームの順序 [#t8dea2e9]
-[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ]
-エンティティを展開し、[フォーム]をクリックする。
-フォームの一覧の上にあるメニューバーで[フォームの順序]クリックし、

-フォームの種類を選択する。
--メイン フォーム セット
--簡易作成フォーム セット
--モバイル フォーム セット

-[フォームの順序]ダイアログ ボックスが表示される。

-フォームを選択した後、~
矢印上下でフォームの順序を入れ替え[OK]をクリックする。

*モバイル クライアント [#m08ac6fd]
ブラウザ、Outlookの他に、数種類のクライアント デバイスをサポートしている。

**ライセンス [#jd2c55fd]
クライアント デバイスを使用するにあたり、追加のライセンスは必要ない。
-設置型:クライアント アクセス ライセンス
-Online:ユーザ サブスクリプション ライセンス

**クライアント [#mf36becf]
-タブレットPC用DCRMクライアント
--Windows8、iPadデバイス用のクライアント アプリケーション
--タブレットPCのブラウザからアクセスする。
--メイン フォーム セットを使用するがレイアウトが異なる。

-電話用DCRMクライアント
--その他、サポート対象のOSを搭載している携帯型デバイス用。
--オンライン ストアからダウンロードできるスマホ ネイティブ。
--モバイル フォーム セットを使用する。

-その他サポート対象外のブラウザ(通常のURLの末尾に/mが付加)
--モバイル フォーム セットを使用する。
--インストールされているアプリケーションを利用できない。

**セキュリティ ロール制御 [#b090594a]
[設定] ---> [事業部管理] ---> [その他の特権]で、~
モバイル クライアントの使用の可否を選択できる。

**アクセス許可 [#bb311377]
(タブレットPC用DCRMクライアント)

***レコードの読み書き [#keaf97d3]
-営業プロセスをサポートしているエンティティ
--潜在顧客
--営業案件
--競合企業
--取引先企業
--取引先担当者
--天安製品
--予定
--電話
--タスク
--活動
--メモ
--接続

>#上記を読み取り専用または無効に設定すると、表示されなくなる。

-モバイル クライアント対応カスタム エンティティ

***レコードの読み取り [#u5e63fce]
-システム エンティティ
--サポート案件
--電子メール
--製品
--通貨
--ユーザ
--チーム

-モバイル クライアント対応カスタム エンティティ

**タブレットPC用フォーム [#i93a5ec6]
ブラウザと同じメイン フォーム セットを使用する。

***レイアウト [#l39aa884]
-ブラウザはスクロールが横、タブは左右に表示される。
-タブレットはスクロールが縦、タブは上下に表示される。

***制限事項 [#oefab917]
-初期状態では先頭5タブ、先頭75フィールドのみ表示

-75フィールドには非表示コンポーネントも含まれる~
(業務ルールによって表示される可能性があるため)
-75フィールドには非表示コンポーネントも含まれる。
--[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]によって使用される可能性があるため
--[[業務ルール>CRM 業務ルールの構成]]で使用するフィールドは、先頭75フィールドに含まれるようにする。

-表示可能なサブグリッドのリストは最大10件

-以下のフォーム コンポーネントは表示されない。
--活動フィールド
--Webリソース
--IFRAME
--Bingマップ
--Yammer

-エンティティ イメージは表示されない~
(リスト ビューと取引先担当者カードは表示される)

-コンポーネントが表示されないだけで、エラーにはならない。

**モバイル フォーム [#d3d37b97]
モバイル クライアント用のシンプルなフォーム

***レイアウト [#v3e87694]
1列構成

***制限事項 [#k59cc89c]
-読み取り専用で表示される。
-編集時は[編集]ボタンをクリック。
-データが含まれるフィールドのみ表示。

***読み取り専用の必須フィールド [#uc5df697]
モバイル フォームで読み取り専用にした必須フィールドは、
-新規レコードの作成時に表示されないので、入力せず保存可能。
-しかし、他のクライアントで編集する際に入力する必要がある。

***作成 [#hcea764b]
-エンティティの[電話用CRM]プロパティを選択する。
-モバイル フォームを作成する。
-セキュリティ ロールを割り当てる。
-フォームの順序を設定する。

-フォームの順序を設定する。~
最上位の順序のフォームが表示される。切り替え不可。
***表示 [#z29d471e]
セキュリティ ロールの最上位の順序のフォームが表示される。切り替え不可。

*参考 [#b81a1cc3]

-フォーム エディターの使用~
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn531185.aspx


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