Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
Use Deployment Manager to manage the deployment
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn920265.aspx
展開マネージャを使用して、次のような、展開全体の管理タスクを実行できる。
- CRM展開内のサーバの管理
- ライセンス情報の表示
- インターネット展開用の構成(IFD)
- PowerShellを使用した展開タスクの実行
展開 †
- 1つの展開は
- 複数のDynamics CRMサーバを持つ事ができる。
- 構成情報を「MSCRM_CONFIG(構成データベース)」に格納する。
- 複数の組織「OrganizationName_MSCRM(組織データベース)」を持つ事ができる。
(この機能は、Workgroupエディションでは利用できない)
展開マネージャ †
次の項目の管理が可能な、
マイクロソフト管理コンソール(MMC)
のスナップインとして提供される。
展開管理者(ロール) †
- 展開管理者(ロール)が展開マネージャの実行権限を持つ。
- 2人以上のユーザを割り当てる必要がある。
- Dynamics CRMサーバのセットアップ実行ユーザが
始めに、自動的にこの展開管理者(ロール)のメンバに追加される。
- セットアップ実行ユーザは後に、展開マネージャを使用して、
他のユーザを展開管理者(ロール)に追加できるようになる。
(ADDSでやるのではなく)
- 展開管理者はDynamics CRMクライアント・アプリケーションで管理しない。
- 一般ユーザは、Dynamics CRMクライアント・アプリケーションで管理する。
- 組織単位(OU)にはCRMで必要なセキュリティ・グループを追加するだけ。
- 展開管理者はは組織に追加されていない場合、
クライアント・アクセス・ライセンスを必要としない。
組織の管理 †
新しい組織の作成 †
入力して→次へ
- カスタマー・エクスペリエンス向上プログラム→入力して→次へ
- SQLServerを選択→入力して→次へ
- SSRSのURLを入力→入力して→次へ
- システムのチェック→次へ
- 作成する準備ができました→作成→完了
既存の組織の管理 †
作成/インポート †
- =組織データベースの作成・インポート
- 作成時、インストール時と同様に以下を指定
プロパティの表示 †
有効化/無効化 †
組織を無効にするとユーザがデータベースにアクセスできなくなるので、
データベースのメンテナンスを行う場合、組織を無効化する。
組織の変更/削除/更新 †
- 組織の表示名の変更
- 組織データベースの配置先のSQL Serverの変更
組織データベースの移動は手動で移動する。
- SSRSのURLの変更
SSRSのレポート公開は自動で行われる。
- 組織データベースの配置先のSQL Server
組織データベースは削除されないため、後にインポート可能
- SSRSのURLの変更
SSRSのレポートも同様に削除されない。
- 組織の更新
組織を有効化してから更新(Microsoft Updateや、手動更新)する。
サーバの管理 †
情報の表示 †
- 名前
- 状態(有効/無効)
- バージョン
- ロール(サーバのロール)
有効化/無効化 †
無効化により、当該役割の機能が使えなくなったり、
アプリケーションにアクセスできなくなることがある。
- Webアプリケーション・サーバー
- 組織Webサーバー
- ヘルプ・サーバ
- 検出Webサービス
- 展開Webサービス
- 非同期処理サービス
- 非同期処理サービス(メンテナンス)
- サンドボックス処理サービス
- Dynamics CRM VSSライター・サービス
- 以下は対象外
- 組織データベースの配置先のSQL Serve
- レポート拡張機能のSSRSサーバ
削除 †
削除により、当該役割の機能が使えなくなったり、
アプリケーションにアクセスできなくなることがある。
削除した役割の復元は、再インストールにより行う。
※ Internet facing deployment (IFD)
- クレームベース認証の構成
- インターネットに接続する展開の構成
展開プロパティ †
Webアドレスの更新 †
Webアドレスの変更 †
- セットアップ時に次のWebサービスの内部接続用のWebアドレスが確立される。
- Webアプリケーションサーバ
- 組織Webサービス
- 検出Webサービス
- 展開Webサービス
- IISのバインディングやアドレスを変更した際は、
展開プロパティのページの[Webアドレス]タブで更新する。
(IISの変更する設定を登録するのではなく、IISで変更した設定を登録する。)
- フルサーバの場合、全て同じWebアドレスになるが、
フロントサーバやバックエンドサーバの場合は異なるアドレスになる。
- 設定
展開マネージャーの[Dynamics CRM]の[プロパティ]の[Web アドレス]タブで、
- バインディングの種類:HTTP または HTTPS
- Webアドレス:address:port
SSLオフロード ハードウェア †
- SSLオフロード ハードウェアのSSLヘッダーを指定する。
- 展開マネージャーの[Dynamics CRM]の[プロパティ]の[Web アドレス]タブで、
[詳細]の[SSLヘッダー]にSSLヘッダーを入力する。
ライセンスの管理 †
必要なCALの概要が表示される。
- 展開マネージャーの[Dynamics CRM]の[プロパティ]の[ライセンス]タブ
- 製品ID
- 管理ユーザ
- ライセンス
- Professional CAL
- Basic CAL
- Essential CAL
- サーバーライセンス
アップグレード †
アップグレード ライセンスとプロダクト キーを入手し
展開マネージャで入手した新しいプロダクト キーを入力する。
サポートされているエディションのアップグレード パス
現在のエディション | アップグレード可能なエディション |
Workgroup Trial | Server Trial、Workgroup or Server |
Server Trial | Server |
Workgroup | Server |
Server | - |
再展開 †
以下の様なケース
- 評価、検証、テスト
- テスト環境
- アドオンの評価
- 外部コンサル用環境
- トレーニング用環境
- 構成の変更
- インフラの変更
- ADドメインの再編成
- 複数のインスタンスを1つの展開に統合
ユーザのマップ †
組織データベースをドメイン間で移動する際、
展開マネージャのインポート ウィザードで
組織データベース内のCRMユーザを
新しいドメインのADのGUIDにリンクさせる。
再展開の計画 †
- 新しいドメインやフォレストにCRMをインストール。
- SQL ServerやExchange Serverなどのインストール(移行)
再展開プロセス †
- 組織データベースをバックアップ
- 組織データベースのバックアップを”別のDB名で?”リストア
- 展開マネージャで組織データベースをインポート
組織のインポート †
前提 †
- 1つの展開で複数の組織をサポートするのは、2013 Server Editionのみ。
Workgroup Editionにインポートする場合、既存の組織は削除される。
- 組織データベースが、まだ展開に含まれていないこと。
手順 †
SQL Serverを選択する。 †
- [SQL Serverの選択]ページの[SQL Server]ボックスで
インポートする組織データベースが格納されている
SQL Serverを実行するコンピュータ名を入力 or 選択
- [組織データベース]ボックスの一覧でインポートする組織データベースを選択。
組織の設定の指定 †
- [Reporting Serviceサーバーを指定]ページで、レポートサーバのURLを入力。
ユーザー マッピングの方法を選択 †
CRMユーザー レコードとドメイン アカウント間のマップ。
ドメイン アカウントはインポートによって新規に作成されないので
事前にドメイン アカウントを作成しておく必要がある。
- [ユーザーを自動的にマップする(推奨)]
- [ユーザー マッピングの編集]ページが表示される。
- [既存のユーザーのマッピングの保持]
組織データベースを同一ドメイン内にインポートする場合
- [ユーザーを手動でマップ]
ウィザードのページで各ユーザを手動でマップ
- [新しいマッピング ファイルの生成]
- XMLを生成し、ウィザードを再起動。
- 下記の[既存のマッピング ファイルを使用]へ。
- CRMのフルネームからADフルネームへ
CRMユーザー レコードと同じフルネームの
ドメイン アカウントにマップする。
- [既存のマッピング ファイルを使用]
[新しいマッピング ファイルの生成]で
生成したXMLにマッピングを設定。
ユーザー マッピングの編集 †
- [ユーザー マッピングの編集]ページには
インポートする組織データベース内のユーザの一覧が表示される。
- 各ユーザーについて、次の項目が一覧に表示される。
- 既存のActive Directoryユーザ名
- ユーザが属するCRM セキュリティ ロール
- 新しいActive Directoryユーザ名
- 新しいActive Directoryユーザ名がない場合は、
マップされていないユーザをマップする必要がある。
システムのチェック †
インポートする準備ができました。 †
展開コマンドを実行して展開の構成を変更できる。
PowerShellは、展開ツールのサーバ役割をもつCRM Server上にインストールされる。
コマンドレットをセッションに登録
Add-PSSnapin Microsoft.Crm.PowerShell
ヘルプを取得
Get-Help *crm*
詳細なヘルプは
Get-Help cmdletname -full
例えば、Get-CrmOrganization?のヘルプを取得するには、
Get-Help Get-CrmOrganization -full
サポートされるコマンドレット †