Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki

-[[戻る>CRMのインストールと構成]]

* 目次 [#f8ea68e5]
#contents

*概要 [#i287e65a]
-[[SSRS]]をレポート・プラットフォームとして使用する。

-セットアップ時、若しくはセットアップ後にインストール可能。
-インストール先は[[SSRS]]のインストールされているサーバ。

-CRMレポート拡張機能をインストールした場合
--カスタム・レポートの展開/作成、使用、スケジュールが可能になる。
--[[Fetchベース>CRMのカスタマイズ#b63e6439]]のレポートをサポートし、[[委任の信頼>ASP.NETとSSRSの連携と認証#p4eb143b]]を構成する必要がない。

-CRMレポート拡張機能をインストールしない場合
--追加のSQLベースのレポートのアップロード+実行のみ対応。

*クエリ [#t9456a12]
SQLベース、[[Fetchベース>CRMのカスタマイズ#b63e6439]]のクエリを使用可能。

**SQLベースのレポート [#nd26ce11]
組織データベースの[[フィルター・ビュー>CRMのカスタマイズ#k550a733]]を使用してデータを取得する。

設置型のDynamics CRMのカスタム・レポート作成は、こちらが推奨される。

|拡張機能のインストール|既定のレポート|カスタム・レポート|h
|N|使用不可、実行できない。|スケジュールできない。アップロード・実行できる&br;(レポート拡張無しで唯一実行できる)。|
|Y|既定の組織を対象に発行。実行できる。|スケジュール、アップロード・実行できる。|

**[[Fetchベース>CRMのカスタマイズ#b63e6439]]のレポート [#e15422ea]
-Dynamics CRM 2011でサポートされたFetchXMLを使用してデータを取得する。
-Dynamics CRM Onlineのカスタム・レポート作成は、こちらのみサポートされる。
-Dynamics CRMレポート・ウィザードでは、こちらのみサポートされる。

|拡張機能のインストール|ウィザード・レポート|カスタム・レポート|h
|N|使用不可|アップロードできない。|
|Y|スケジュール、作成・実行できる。|スケジュール、アップロード・実行できる。|

*既定のレポート [#ccec7543]
全て、既定のレポートは全てSQLベースのレポート。

しかし、[[Dynamics CRM Online]]は、[[フィルター・ビュー>CRMのカスタマイズ#k550a733]]がサポートされないので、~
レポートの作成やカスタマイズに[[Fetchベース>CRMのカスタマイズ#b63e6439]]のレポートのみをサポートする。

*カスタマイズ [#x15a9a1f]
以下を使用してレポートの作成やカスタマイズが可能。

-Dynamics CRMレポート・ウィザード([[Fetchベース>CRMのカスタマイズ#b63e6439]]のみサポートされる。)
-SQL Server 2008 Report Builder 2.0
-SQL Server 2008 R2 Report Builder 3.0
-SQL Server 2012 Report Builder
-SQL Server BI Developer Studio(SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2用)
-SQL Server データーツール(SQL Server 2012)
-サードパーティーの[[RDL>SSRS#q5e24304]]エディター

*要件 [#h6f88e6d]
**インストール [#vee45550]
-サーバに1回だけインストールできる。
-[[SSRS]]の1インスタンスにリンクできる。
-複数の展開で[[SSRS]]の共有はできない。
-1サーバ・複数組織の場合、[[SSRS]]の共有は可能。

**構成 [#u5a30214]
-小規模構成:Dynamics CRM サーバ、[[SQL Server]]、[[SSRS]]共存

↓後で分割することも可能。

-中規模構成:Dynamics CRM サーバ、[[SQL Server]]+[[SSRS]]分割
-大規模構成:Dynamics CRM サーバ、[[SQL Server]]、[[SSRS]]分割

**セキュリティ [#a85b92f5]
[[SQL Server]]、[[SSRS]]の実行アカウントを使用。~
(Dynamics CRMコンポーネントを実行しないように??)

**カスタマイズ [#uad1b60c]
[[Fetchベース>CRMのカスタマイズ#b63e6439]]のレポートの開発には、
-SQL Server BI Developer Studio(SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2用)
-SQL Server データーツール(SQL Server 2012)

の開発ツールがインストールされている環境に、~
Dynamics CRM Report Authoring拡張のインストールが必要。

この機能は、Dynamics CRM サーバにFetchXML入出力するために使用される。

**アップグレード [#ta7c0311]
2011→2013アップグレードは一括アップグレードがサポートされない。~
#2011アンインストール後、2013をインストールする。

*インストール [#df8a6f31]

**必要な権限 [#g49c2647]
ドメイン管理者である必要はないが、~
ローカルコンピューターのAdministratorsグループの~
メンバとなっているユーザとしてドメインにログオンしてインストール。

*インストール手順 [#df8a6f31]
**インストール手順 [#h5d4331f]
SetupSrsDataConnector.exeを起動

-更新プログラムを取得する(推奨)
-使用許諾条件(同意)
-構成データベースサーバの指定
-[[SSRS]]インスタンス名の指定
-Microsoft Update基本設定の選択
--更新プログラムの確認にMicrosoft Updateを使用する(推奨)
--Microsoft Updateを使用しない([[WSUS]]、[[SCCM>System Center]]、手動の場合)
-インストールの場所の設定
-システムのチェック
-サービス中断の警告
-準備の完了→インストール→完了


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