「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
仮想マシン上で動作するOSやアプリケーションを
停止することなく、他の物理サーバ上のサーバ仮想化環境に移動する。
- フェイル・オーバ・クラスタに近いが、
- フェイル・オーバ・クラスタは環境であり、
- ライブ・マイグレーションは機能である。
- 前提環境
- フェイル・オーバ・クラスタ環境が無くても、
他の冗長化技術を併用するなどしてライブ・マイグレーションは機能する。
- Hyper-Vのライブ・マイグレーションには、統合管理製品である
System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)は必要としない。
機能一覧 †
スタンドアロン・ホスト †
概要 †
- WSFCが不要なシンプル構成
- ローカル or リモート・ストレージに仮想マシン(VHD)を保存
- 2012からライブ・マイグレーション可能に。
- ホスト障害時はゲスト停止、検証環境で採用。
ホスト・クラスタ †
概要 †
- 2008R2から導入され、2012でも数多く採用されている。
- ホストの耐障害性も高く、2012から更に高可用性オプションが増加
- 高可用性オプション = ゲストレベルの高可用性+NICチーミング+MPIO
- ※ MPIO:ストレージへのアクセス経路(I/O)を複数確保する機能
SMBファイル共有 †
概要 †
- SMB3.0ファイル共有ドライブに仮想マシン(VHD)を保存
- SMB3.0では、RDMA NICやInfiniBand?の採用が可能。
- ※ RDMA NIC:データをアプリケーション・メモリと直接やり取りさせること機能を持ち、
低いCPUの使用率で低レイテンシ、高スループットで通信を行うことができるNIC
- ※ InfiniBand?:非常に高いRAS(信頼性・可用性・保守性)を持つ
基幹系・HPC系のサーバ/クラスタ用高速I/Oバスアーキテクチャ及びインターコネクト
- スケールアウト・ファイルサーバによりSMBファイル共有の可用性を高める事ができる。
- 実績は少ないが、今後増加する構成と予想されている。
補足 †
- CSVをホストするクラスタのディスクは依然として単一障害点である。
- 似た名前の "スケールアウトNAS" とは似て否なるもの(単一障害点が無い)。
- "スケールアウトNAS"は、データを相互レプリケートしつつ、アクセスを分散する。
参考 †
参考 †
- 運用 > Hyper-V 2.0実践ライブ・マイグレーション術 - @IT
- Windows Server トピックス Computerworld - エンタープライズITの総合ニュースサイト
- 【Windows Server 2012研究所】-クラウド Watch
スケーラビリティや機能が向上したWindows Server 2012のHyper-V
Tags: :Windows, :Hyper-V, :仮想化