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目次

概要

NICのオプション設定(通信モード、MACアドレス・IPアドレス.etc)について説明する。

全二重・半二重の設定

信号の役割

ネットワーク機器では下記の信号を使用して、通信速度、半二重・全二重を識別する。

項番機器信号役割
110BASE-T機器NLP信号通信速度・半二重であることを認識する。
2100BASE-TX機器アイドル信号通信速度を認識する。
3FLPバースト信号全二重か半二重かを認識する。

FLPバースト信号

NICの通信モードの設定手順

  1. [スタート] → [設定] → [コントロール パネル] → [ネットワーク接続] → [ローカル エリア接続]を選択し、右クリックして表示される[プロパティ]を選択する。
  2. 表示される [ローカル エリア接続のプロパティ]ダイアログの[全般]タブのNICの[構成]ボタンを押すと、[NICのプロパティ] ダイアログが表示される。
  3. ここの[詳細設定]タブで、通信速度、半二重・全二重、自動識別のオプションを設定する。
    この表示のされかた(プロパティ名、値)は、NICのドライバにより異なる。

参考

MACアドレスの設定

通常、NICのROMに設定されているものをそのまま使用

NIC、NICのドライバによっては変更可能。

IPアドレスの追加

1台のPCの、1枚のNICには、複数のIPアドレスを設定できる。

追加方法

  1. 複数のIPアドレスを設定する場合、DHCPは有効にできないため、
    [インターネット プロトコル(TCP/IP)のプロパティ]ダイアログで、IPアドレスを静的に割り当てる。
  2. [詳細設定]ボタンを押して開かれた[TCP/IP詳細設定]ダイアログの[IP設定]タブの、
    [IPアドレス]グループの[追加]ボタンを押すとIPアドレスの入力ダイアログが表示される。
  3. このIPアドレスの入力ダイアログで、複数のIPアドレスを設定する。

複数のIPアドレスの用例

ファイルプリンタ共有サービス

以下の図は、1台のPCの、1枚のNICに、複数のIPアドレスを設定し、
複数のIPアドレスを使用してPCの「ファイルプリンタ共有サービス」にアクセスした所である。

ファイルプリンタ共有サービスのNICに複数のIPアドレスを設定

1台のPCの、1枚のNICに2つのIPアドレスを設定し、 2つのIPアドレスを使用してアクセスできることを確認できる。

MSCS/WSFCクラスタ

MSCS/WSFCクラスタの

このように、1台のPCの、1枚のNICに、
複数のIPアドレスを設定する方式で実装されている。

仮想化技術とNIC

仮想PC・仮想サーバのNIC

仮想PC・仮想サーバのNIC

プロミスキャス モード

NICチーミング


Tags: :通信技術, :Windows


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