Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki -[[戻る>冗長化]] * 目次 [#a3ae840a] #contents *概要 [#xc49a2fa] 2012からサード・パーティのNICチーミング・ソリューションが不要となった。 NICチーミングには、以下のモードがある。 ***チーミング・モード [#xac59ec9] -スイッチに依存しない(SI) → 推奨 -スイッチに依存する(SD) --チーム メンバーは同じスイッチに接続 --静的チーミング → IEEE 802.3ad draft v1 --LACP (Link Aggregation Control Protocol ) → IEEE 802.1ax ※ スイッチ:L2スイッチ ***負荷分散モード [#p4473c3f] -アドレス・ハッシュ(AH) --ハッシュ アルゴリズム で利用可能な NIC 間で負荷分散 --ソース /宛先 MAC、ソース/宛先 IP、ソース/宛先 TCP ポートのハッシュ -Hyper-Vポート(HP) → 推奨 --仮想マシンの MAC アドレスではなく、仮想スイッチのポートで負荷分散 ***トラフィック [#td386a2b] |BGCOLOR(#cccccc):|||c ||アドレス・ハッシュ(AH)|Hyper-Vポート(HP)|h |スイッチに依存しない(SI)|送信:AHで全アクティブ・メンバ(NIC)に分散される。&br;受信:SIのため1つのチーム・メンバ(プライマリNIC)のみ使用可能。|送信:HPのため全アクティブ・メンバを使用可能。※ 同じVMは同じNICを使う。&br;受信:HPのため全アクティブ・メンバを使用可能。※ 同じVMは同じNICを使う。| |スイッチに依存する(SD)|送信:AHで全アクティブ・メンバ(NIC)に分散される。&br;受信:SDのため受信トラフィックは、L2スイッチで任意のNICに分散される。|送信:HPのため全アクティブ・メンバを使用可能。※ 同じVMは同じNICを使う&br;受信:SDのため受信トラフィックは、L2スイッチで任意のNICに分散される。| ***推奨構成 [#gf4d4bf0] |BGCOLOR(#cccccc):|||c ||アドレス・ハッシュ(AH)|Hyper-Vポート(HP)|h |スイッチに依存しない(SI)|【推奨】:Active-Standby構成&br;【推奨】:仮想マシン内でのチーム&br;※ 全てのパターンで利用可能。&br;※ 仮想マシン内チームとHyper-Vホストのチームの組み合わせは利用しない。|★【推奨】:Hyper-V環境に最適&br;※ VLAN設定は、Hyper-V仮想スイッチにて行う(チームI/F追加にてVLAN IDを設定しない)。| |スイッチに依存する(SD)|★【推奨】:ネイティブ環境に最適&br;※ ネイティブ環境に於いて、最大のパフォーマンスを実現。|Hyper-V環境で利用可能|