[[Open棟梁Project>http://opentouryo.osscons.jp/]] - [[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]] -[[戻る>SQL Server]] * 目次 [#gd9e72ed] #contents *概要 [#f62e1db5] ディスク コントローラのスループットは制限されている。 -多くの物理ディスクを一つのディスク コントローラに関連付けると、~ ディスク コントローラのI/Oボトルネックを引き起こす可能性があるので注意する。 -ディスク アレイ上の、複数のディスク コントローラ、物理ディスクに~ 以下のデータベース・ファイルを分離して配置することにより、性能を改善できる。 #ref(Layout.png,left,nowrap,SQL Server のファイルの配置) *データベース・ファイル [#z7ee183b] 分離して配置するデータベース・ファイル **ユーザ データベース [#ud66686e] 例えば、「データ ファイル」、「トランザクション ログ ファイル」の物理ディスクを分けた場合、~ 「トランザクション ログ」の書き込み処理による割り込みがなくなり、高速になる。 ***データ ファイル [#k614d5bb] トランザクション ログ ファイルと異なるドライブに配置する。 ***トランザクション ログ ファイル [#l71cbdaa] [[データ ファイルより信頼性の高いドライブに配置する。>RAID#s0844496]] **システム データベース [#c47743c3] ***tempdbのデータ ファイル、トランザクション ログ ファイル [#mda32a44] 「tempdb」はグローバル リソースであり、さまざまな操作の共有作業領域として作成される。 「tempdb」を利用する操作には、次のような操作がある。 -一時テーブルの使用 -サーバ カーソル(結果セットを保存する) -ORDER BY(並び替えのため) -GROUP BY(集計のため) -DISTINCT(重複行を削除するため) -副問合せ(内側のクエリの結果を保存する) -UNION -,etc. 「tempdb」を多用するSQL Server環境では、「tempdb」を他の 「データ ファイル」、「トランザクション ログ ファイル」とは別のディスクに置く。~ これによって、「tempdb」に対する I/O 操作と並行して、関連するトランザクションのI/O操作を実行できるため、パフォーマンスが向上する。 ---- Tags: [[:データアクセス]], [[:SQL Server]]