Open棟梁Project - マイクロソフト系技術情報 Wiki
目次 †
概要 †
Reporting Services (SSRS)は、SQL Serverに付属のレポーティング機能。
- SQL Server の標準機能として搭載
- Webエディション、Express(with Advanced Services)ではローカルのデータベースのみホスト可能
- 詳細についてはその他の「SQL Server の各エディションがサポートする機能」を参照
- レポートの作成ツールとしては、OfficeライクなGUIの「レポート ビルダー」とVisual Studio 2010 に統合されたツールで「レポート デザイナー」と呼ばれる2種類がある
- 「レポート デザイナー」は「SQL Server Data Tools」の一部なので、インストール時にコンポーネントの選択画面で選択しておく必要あり
- 「レポート ビルダー」はダウンロードセンターからインストーラをダウンロードしクライアントにインストールする必要がある
- レポートの作成ツールで作成したファイルはレポート定義言語 (RDL) ファイルとして保存
RDL †
レポート定義言語 (RDL) は、
- SSRSレポート定義の XML 表現。
- データ取得とレイアウトの情報を含む。
- SSRS用のXMLスキーマを定義し商用レポート製品の相互運用性を促進する。
レポート ビルダー †
- レポート ビルダーはMicrosoft OfficeライクなGUIでレポートをデザインできるクライントツール
- 参考
レポート作成のながれ (SQL Server 2012を使用しての例) †
- レポート ビルダーを使用してのレポート作成の流れは以下のイメージ
- 起動 → 「作業の開始」ダイアログが表示
- ウィザードを選択
- [テーブルまたはマトリックス ウィザード]
- [グラフウィザード]
- [マップウィザード]
- [空のレポート]
- データセットの選択
- [このレポートの既存データセットまたは共有データセットを選択する]
- [データセットを作成する] → ここでSQLサーバに接続する設定を行う
- クエリのデザイン
- レポートの元となるデータを選択する(ダイアログ)
- [テキストとして編集]ボタンで選択したデータに対して自動生成されたSQL文を編集可能
- フィールドの配置
- 「クエリのデザイン」で選択したデータをそれぞれ 列、行、集計のいずれで使用するか設定(ExcelのPivotテーブルの様なイメージ)
- レイアウトの選択
- スタイルがいくつか用意テンプレートとして用意されているので、選択(「汎用」はスタイルなし) > これでたたきは完了
- デザインの編集
- あとは、画面上でデザインモードと実行モードを切り替えながら、フィールドの位置を変えたり、画像を入れたり、集計の単位などのプロパティを変更してしてレポートを完成させていく
- 完成したら、レポートとして保存(.rdl)
レポートサーバへの保存 †
- 作成したレポートは、レポート サーバー(Reporting Services をインストールしたサーバー上)へ保存することで、共有する
- [レポート ビルダー]メニューから[オプション]ボタンで、[既定で使用す
るレポート サーバーまたは SharePoint サイト](Reporting
Services がインストールされているマシン)の URLを設定して、保存するとサーバに保存される。
※「レポート デザイナー」では[配置]機能でレポートサーバへ保存(デプロイ)可能
Web ブラウザーからの参照 †
レポート デザイナー †
- レポート デザイナーは、Microsoft Visual Studio ベースのグラフィカルなクエリ ツールおよびデザイン ツールです
- 参考
- 「レポート デザイナー」の詳細は紙面の都合上省略します
- SSISやSSASと連携したり、「カスタム拡張機能」を使う難易度の高いレポート開発をしなければならない場合は「レポート デザイナー」を使う必要があります
- 以下に機能比較のリンクを記します
- 「レポート デザイナー」に関しては以下を参照
- ReportViewer コントロールは、アプリケーションでレポートを処理および表示する目的で提供されているコントロール
- ASP.NET AJAX プロジェクトのレポートをホストするための ReportViewer Web サーバー コントロールとWindows アプリケーション プロジェクトのレポートをホストするための ReportViewer Windows フォーム コントロールがある
- Visual Studio[Web サイト]プロジェクトもしくは[Windows フォーム]プロジェクトの機能(メニュー)から画面やWindowフォームにレポートを追加してデザインすることができる
その他 †