[[Open棟梁Project>http://opentouryo.osscons.jp/]] - [[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]

-[[戻る>SQL Server]]

* 目次 [#i1a4f672]
#contents

*概要 [#b6e01514]
Reporting Services (SSRS)は、SQL Serverに付属のレポーティング機能。
-SQL Server の標準機能として搭載
-Webエディション、Express(with Advanced Services)ではローカルのデータベースのみホスト可能 
--詳細については[[その他>#y1c6fd5c]]の「SQL Server の各エディションがサポートする機能」を参照
-レポートの作成ツールとしては、OfficeライクなGUIの「レポート ビルダー」とVisual Studio 2010 に統合されたツールで「レポート デザイナー」と呼ばれる2種類がある
--「レポート デザイナー」は「SQL Server Data Tools」の一部なので、インストール時にコンポーネントの選択画面で選択しておく必要あり
--「レポート ビルダー」はダウンロードセンターからインストーラをダウンロードしクライアントにインストールする必要がある
--レポートの作成ツールで作成したファイルはレポート定義言語 ([[RDL>#q5e24304]]) ファイルとして保存

*RDL [#q5e24304]
レポート定義言語 (RDL) は、
-SSRSレポート定義の XML 表現。
-データ取得とレイアウトの情報を含む。
-SSRS用のXMLスキーマを定義し商用レポート製品の相互運用性を促進する。

-参考
--レポート定義言語 (SSRS)~
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms155062.aspx
--SQL Server RDL Specification~
https://msdn.microsoft.com/library/dd297486.aspx

*レポート ビルダー [#cab2bbf1]
-レポート ビルダーはMicrosoft OfficeライクなGUIでレポートをデザインできるクライントツール
-参考
--[[レポート ビルダー (SSRS)>https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh213578(v=sql.120).aspx]]

**レポート作成のながれ (SQL Server 2012を使用しての例) [#f7c27129]
-レポート ビルダーを使用してのレポート作成の流れは以下のイメージ
--起動 → 「作業の開始」ダイアログが表示
--ウィザードを選択
---[テーブルまたはマトリックス ウィザード]
---[グラフウィザード]
---[マップウィザード]
---[空のレポート]
--データセットの選択
---[このレポートの既存データセットまたは共有データセットを選択する]
---[データセットを作成する] → ここでSQLサーバに接続する設定を行う
--クエリのデザイン
---レポートの元となるデータを選択する(ダイアログ)
---[テキストとして編集]ボタンで選択したデータに対して自動生成されたSQL文を編集可能
--フィールドの配置
---「クエリのデザイン」で選択したデータをそれぞれ 列、行、集計のいずれで使用するか設定(ExcelのPivotテーブルの様なイメージ)
--レイアウトの選択
---スタイルがいくつか用意テンプレートとして用意されているので、選択(「汎用」はスタイルなし) > これでたたきは完了
--デザインの編集
---あとは、画面上でデザインモードと実行モードを切り替えながら、フィールドの位置を変えたり、画像を入れたり、集計の単位などのプロパティを変更してしてレポートを完成させていく
---完成したら、レポートとして保存(.rdl)
**レポートサーバへの保存 [#h3a6b9b2]
-作成したレポートは、レポート サーバー(Reporting Services をインストールしたサーバー上)へ保存することで、共有する
--[レポート ビルダー]メニューから[オプション]ボタンで、[既定で使用す
るレポート サーバーまたは SharePoint サイト](Reporting
Services がインストールされているマシン)の URLを設定して、保存するとサーバに保存される。~
※「レポート デザイナー」では[配置]機能でレポートサーバへ保存(デプロイ)可能 

**Web ブラウザーからの参照 [#l2c4c72c]
-レポートサーバに保存されたレポートは、ブラウザから以下のURLで確認できる
 http://[レポート サーバー名]/ReportServer/[レポート名]~
※「レポート デザイナー」では[プレビュー]機能で確認したり、スタンドアロン プレビューブラウザーでローカルで参照することが可能

*レポート デザイナー [#ae274582]
-レポート デザイナーは、Microsoft Visual Studio ベースのグラフィカルなクエリ ツールおよびデザイン ツールです
-参考
--[[レポート デザイナー>https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms157166(v=sql.105).aspx]]
-「レポート デザイナー」の詳細は紙面の都合上省略します
-SSISやSSASと連携したり、「カスタム拡張機能」を使う難易度の高いレポート開発をしなければならない場合は「レポート デザイナー」を使う必要があります
-以下に機能比較のリンクを記します
--[[レポート作成環境の比較>https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd207010(v=sql.105).aspx]]
--[[レポート デザイナーおよびレポート ビルダー 3.0 を使用したレポートのデザイン (SSRS)>https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms159253(v=sql.105).aspx]]
-「レポート デザイナー」に関しては以下を参照
--[[レポート デザイナーの概要 (SSRS)>https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc281390(v=sql.105).aspx]]
--[[チュートリアル (SSRS)>https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb522859(v=sql.105).aspx]]

*ReportViewer コントロール (Visual Studio) [#i899addf]
- ReportViewer コントロールは、アプリケーションでレポートを処理および表示する目的で提供されているコントロール
-ASP.NET AJAX プロジェクトのレポートをホストするための  ReportViewer Web サーバー コントロールとWindows アプリケーション プロジェクトのレポートをホストするための ReportViewer Windows フォーム コントロールがある
-Visual Studio[Web サイト]プロジェクトもしくは[Windows フォーム]プロジェクトの機能(メニュー)から画面やWindowフォームにレポートを追加してデザインすることができる
--参考
---[[ReportViewer コントロール (Visual Studio)>https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms251671(v=vs.110).aspx]]
---[[サンプルとチュートリアル>https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms251686(v=vs.110).aspx]]
*その他 [#y1c6fd5c]
-[[ASP.NETとSSRSの連携と認証]]
-[[自習書シリーズ>https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/sqlserver/2012/technology/self-learning.aspx?WT.srch=1&WT.mc_ID=SEM_jHjUAPFU]]
--[[Reporting Services によるレポート作成 (上)>http://download.microsoft.com/download/5/A/2/5A29D047-2D83-4ACD-919F-4614847E8392/SQL11_SelfLearning09_SSRS1.pdf]]
--[[Reporting Services によるレポート作成 (中)>http://download.microsoft.com/download/5/A/2/5A29D047-2D83-4ACD-919F-4614847E8392/SQL11_SelfLearning09_SSRS2.pdf]]
--[[Reporting Services によるレポート作成 (下)>http://download.microsoft.com/download/5/A/2/5A29D047-2D83-4ACD-919F-4614847E8392/SQL11_SelfLearning09_SSRS3.pdf]]
-[[SQL Server の各エディションがサポートする機能>https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc645993(v=sql.120).aspx#Reporting]]


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